最新の日記へ戻る

過去の日記帳 2017年7月 〜 9月

写真ははずしました。

 2017年9月8日(金) 三連続コンサートの練習
 よくもこんなに沢山の曲を考えたものだ。だから練習が大変。やってもやっても終わらない。でも楽しい。フルートの富久田さんは名古屋市から、ピアノの浜野さんは柏市から、私は横浜市から集まっての練習だから、都合を合わせるのも大変である。最初の練習は名古屋でだった。二回目と三回目は私の所で、名古屋での最初の本番の前日の11日は名古屋で名フィル練習所を借りて練習をすることになっている。一回の練習に五時間はかかる。でも疲れたりはしない。合わせる毎にに気心が知れてきて本番は絶対にうまくいくと信じている。私が気を遣うのはプログラムの順序がフリーデマン・バッハの二重奏の次がドビュッシーの牧神の午後だから、この二曲の音の作り方がが全く異なるので口のコントロールを短時間で切り替えがうまくいかないと、と思うと少し心配。だからその為の練習もしているわけである。なにしろフリーデマン・バッハとドビュッシーの間には休憩が無いなのだから。
 いよいよ明後日には名古屋へ行く。私としてはベームのメンデルスゾーンとラハナーの主題による3つの二重奏曲Op.33とフュルステナウの華麗なロンドOp.102、及びフリーデマン・バッハの第2フルートは初めて演奏する。勿論富久田治彦さんとの演奏も初めてだ。それぞれの個性が存在感のある魅力的なアンサンブルにしたいと強く願っている。
 


 2017年8月25日(金) 夏の旅行 追分・浦佐・蓼科
 今年の夏の旅行は10日間に及んだ。最初に行ったのは軽井沢の追分教会で、オルガニストの吉田文さんと礼拝コンサートでバッハのトリオソナタ、コラール前奏曲などを10曲ほど演奏した。吉田さんとの出会いは2011年のことであったが昔からオルガンという楽器に深く心を奪われてきた私にとって吉田さんと出会いは人生の大きな喜びになっている。こんなに素晴らしいオルガニストと出会えて私は幸せである。吉田文さんと演奏していると、いつも彼女の音楽の中へと誘われていく自分が居る。礼拝の中では私が休みの曲もあるが、そんな時に目の前で弾く吉田文さんの演奏を聴いていていると、その演奏に引きこまれ、感動して涙が溢れてくるのだった。文さんの演奏には音楽性、人間性、信仰心などが溢れている。大オルガニストの文さんであるが、偉ぶったりはしないからごく普通の人にしか見えない。本当に優しい人なのだ。今回の軽井沢追分教会礼拝コンサートは忘れ難い思出となった。ヘインズも目一杯の反応をしてくれた。多分64年に及ぶ演奏活動のなかで最高の音がでたような気がする。妻もそう言ってくれたので嬉しかった。これは文さんの音楽に誘発されたからだろう。来年に予定されている恒例の五反城教会でのコンサートでは、文さんのご主人のトーマス・マイヤー=フィービッヒさんが編曲したバッハのトリオソナタ第七番「幻」を演奏することになっている。これは、今までにトリオソナタは第1番BWV525、第2番BWV526、第3番BWV527、第4番BWV528、第5番BWV529、第6番ト長調 BWV530の六曲全てを演奏したので、トーマス・マイヤー=フィービッヒさんがBWV1039のトリオ・ソナタを編曲し、これを「幻の七番」として演奏するのである。もう今から楽しみでウズウズしている。
 追分を後にしてからは浦佐のマクレラン牧子さんのお宅で恒例になっているコンサートへと向かった。ここでは鷲宮美幸さんと演奏した。鷲宮さんはこのホームコンサートのためにやって来てくれたのだ。牧子さんも大喜び。当然プログラムも中身が濃いものになる。随分遠くから来る人も居て改めて牧子さんの人脈の豊かさを思った。牧子さんの料理もすごくて山海の珍味が大きなテーブルに所狭しと並べられた。八海醸造社長の南雲二郎さんも駆けつけてくれた。差し入れも沢山いただいた。
 それからは蓼科の山岸美喜さんのお宅に行った。フルートの富久田治彦さんは名古屋から、ピアノの浜野範子さんは千葉県からはるばるやって来て秋のコンサートのための練習を2日にわたっておこなった(ここでも私がピアノを調律した)。曲数が多いので譜面台が重そうだ。来年には傘寿を迎える私である。身体と精神にむち打って練習を重ねているが、結果が出ることを願うばかりである。
 




過去の不定期日記帳

2022年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2021年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2020年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2019年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2018年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2017年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2016年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2015年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2014年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2013年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2012年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2011年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2010年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2009年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2008年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2007年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2006年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2005年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2004年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2003年 1月-3月 4月-6月 7月-9月 10月-12月
2002年 4月-6月 7月-9月 10月-12月



アクセスカウンター