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過去の日記帳 2002年7月 〜 9月

写真ははずしました。



 2002年9月30日(月) 堀悦子
 堀悦子さんの「3本のフルートのためのニ章を」練習しているところ。いつも練習が終わると食事をしながら話がはずむ。Kiodessimoも盛り上がってきた。絶対に会を成功させるぞ。



 2002年9月24日(火) ヴォルフガング・シュルツ
 今夜は家の近くにあるリリスというホールで催されたシュルツ父子の演奏会を聞きに行ってきた。ここのホールの音響は全く素晴らしく、全国的に見ても間違いなく最高の部類に入るだろう。特にフルートには向いている。父のヴォルフガングさんは初来日から既に30年以上にもなる。一方今年30才になる息子のマティアスさんはすでに8回目の来日だそうだが、演奏は初めて聴いた。二人ともムラマツのフルーを愛用していて、父のヴォルフガング・シュルツさんは24金で、息子のマティアスさんはプラチナである。今まで聴いてきたなかでシュルツさんは今のフルートとの相性が一番だと思う。ホールの空間が心地よく響いて何とも幸せな気分にしてくれた。二人の演奏も息がぴったり合っていて非常に密度が高く、演奏が進むにつれて盛り上がり、アンコール2曲で更に盛り上がって終わった。聞きに来た人たちは皆幸せそうな顔をして帰途についた。(写真はリリスの楽屋で)



 2002年9月21日(土) 循環式の温泉
 久しぶりに伊豆の温泉へ行ってきた。常宿は町営の国民宿舎である。ここは伊豆では珍しいアルカリ泉で掛け流しが気に入って通いはじめてから長い年月になる。我々夫婦は母と妹を連れて約一年ぶりで心を弾ませて出かけた。ワクワクする気分で浴室に行ったところ、なんだか雰囲気が違う。湧だし口からは今まで見慣れてきたのとは違う異様な量の湯が出ている。なのに床は全く乾いているではないか。悪い予感が走った。案の定湯船の底には激しく湯を吸い込む穴があり、循環式に改造してあった。塩素臭が鼻をつく。最近これほどがっかりしたことはない。レジオネラ菌騒動が度々問題になるに及んで公営のこの宿は行政によって改造させられたのであろうか。極上の湯、低料金と清潔さが気に入って大切にしてきたこの宿も、もう行くことはないだろう、残念なことだ。(湯ヶ島温泉 国民宿舎木太刀荘)



 002年9月16日(月) 練習量の法則
 最近やっと気温が下がってきた。今日なんて一気に10月中旬の気温だそうである。芸術の秋到来だ。今譜面台上には練習をしなければならない曲が沢山のっている。一曲一曲、すこしずつ仕上げていくのだが、若さですっとばしていた頃と違い、このトシになると練習も時間を多くとらなければならない。記憶とは脳にキズをつけることだそうだが、消えないようなキズをつけるためには練習に十分時間をかけねばならぬ。
 そこで考えついた言葉「重ねたトシと練習量は正比例する」・・練習量の法則である。・・



 2002年8月31日(土) 関東大震災
 明日から9月になる。1923年9月1日午前11時58分、関東南部を襲った関東大震災の日から数えて79年目になる。犠牲者は99,331名という膨大だものだ。その時の震源は相模湾中央で、マグニチュード7.9だったそうである。四国沖から東海沖の南海トラフに沿ってマグニチュード8くらいの巨大地震が100年くらいの周期で比較的規則的におきている、というデータがある。今年はまだ79年目だから、と安心してはいられないだろう。いざという時のために十分な対応がとれるよう普段から心がけたいと思う。 ■それにしても今年の夏は暑かったなぁ。太陽からの光線が連年よりも強いと感じたのは私だけだろうか。地球の終焉、という本を読んでショックを受けたことを思い出す。地球の熱帯化は加速度的に進んでいるような気がする。70年代に光化学スモッグ注意報が初めて出されたときには驚いた。それが今では紫外線予報になっている。環境サミットの報道をみていると、まだまだ生温い感じをうける。我々地球人はもっと本気にならねば。



 2002年8月22日(木) 薬の副作用
薬の副作用
 私は若い頃からアレルギー体質に悩まされている。特に鎮痛剤、解熱剤は要注意。風邪薬も同様だ。唇がやられるので事は重大である。水脹れになって表皮剥離、びらん、潰瘍、などで早くても全治約十日間はかかってしまう。実は先月、旅行に出る前の日の夜中に右足の親指の激痛に目が覚めた。これは間違いなく痛風の症状である。なんとかしなければ旅行に行かれなくなってしまう。そういえば以前通っていた医院で処方してもらった鎮痛剤が残っていたはずだ、と、家中を探して回ってようやくその薬を発見。しかし随分前のものなので当然賞味期限はとっくに切れているはずだ。でも夢中で飲んだ。症状はいく分軽くなったがしかし翌日、、恐れていた副作用が現れてしまった。それも今回はいつもとは違って男の大事なところに出た。無残な状態だった。あまりの症状のひどさに旅行から帰るとすぐに病院へ行った。総合病院の皮膚科の待合廊下には大勢の患者さんが待っていてる。およそ二時間待って順番がきた。診察室に入ったら、な、なんと女医先生、、それも若くて美しい、、一瞬息を飲んでしまった。、、見せなくてはならないのか、、色々と喋っていたら、「そんな話よりも見た方が早いから」と言われて、、、、いや、これから先はもう書くまい。とにかく様々の検査の結果は当然シロ。そこで疑わしきは今のところ鎮痛剤であろうか、と言う事になった。(間もなく薬物反応の検査をすることになっている)
 ちなみに今回の原因となったであろう薬の副作用を「薬検索データベース」で調べてみた。  驚くなかれ、頭痛、口内炎、顔のほてり、呼吸の異常、肺炎、喘息、呼吸困難、心臓や脈拍の異常、貧血、胃部の重圧・不快感、腸からの出血、胃腸に潰瘍、消化不良、肝臓の障害、腹痛、眠くなる、無気力・無関心、腎臓の障害、妊娠継続・胎児への障害、分娩の障害、アレルギー反応、むくみ、皮膚粘膜の発疹・炎症、高熱を伴う皮膚異常、蕁麻疹、吐血、手足の冷感、白血病、ショック、発熱、体温下降、検査・検査値の異常、血便、下痢、便秘、かゆみ、吐き気・嘔吐、胸やけ・胃もたれ、黄疸、食欲の変化、咳感染していることをわかりにくくする
これは普通に一般的に使われている薬である。これでも良薬は口に苦し、なのであろうか。



 2002年8月8日(木) 続・セミの話
 続・セミの話 7月21日の日記にクマゼミの事を書いたら、その後TVでも話題にしてるのを聞いた。先日、気温が39度を越えたところがあった。よく温暖化と言うが、この言い方では生温い気がする。広辞苑によると温暖化とは、気候があたたかなこと、とある。もっとはっきり熱帯化と言った方が当たっていそうだ。今年クマゼミが初めて鳴いたのは7月31日だった。ミンミンゼミは朝5時過ぎから鳴くが、クマゼミは遅れて6時半を過ぎたころから鳴く。あとがまのクマゼミはミンミンゼミに気兼ねしているのだろうか。両方とも親分みたいなセミだからクマゼミとミンミンゼミの共存を心配している。クマゼミの鳴き声も気になっている。岡山ではもっと堂々と鳴いていたように思うが。面白いのはヒグラシゼミで毎朝きちんと4時半か5時までの30分間鳴く。きっと夕方と勘違いして鳴くが、どうもそうではないらしい事に気づいてやめてしまうのではないだろうか。午後になると早い日は2時過ぎころから鳴きはじめる。



 2002年7月31日(水) Andreas Timm 君
 昨日、ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席チェロ奏者ユルンヤコブ・ティムの次男、アンドレアスAndreas Timm 君のチェロの演奏を代々木上原のムジカーザへ聞きに行ってきた。彼が音楽の勉強を始めたばかりの頃から知っているが、途中は知らなかったのでいきなり昨夜のような名演奏を聞いたから驚いてしまった。彼は父親の才能を受け継いでいる。曲はシューベルトのアルペッジヨーネソナタと、若松姉妹と一緒にウェーバーのピアノ三重奏であった。アンドレアス君の音は非常に美しく、豊かで表現力は深く、大きく、聞く人を魅了した。早いもので27才になったそうだ。ティム家は兄のトーマス君はベルリンフィルでヴァイオリン奏者として活躍しており、お母さんはフルート奏者なので文字通りの音楽一家である。なおアンドレアス君は8月からベルリンシンフォニーオーケストラDas Deutsche Symphonie-Orchester Berlinのチェロ首席奏者としての入団が決っているそうである。期待される大物である。(彼は私の身長を気遣ってくれて足をかがめている)



 2002年7月26日(金) 小出信也と弟子たちのコンサートKOIDESSIMO
 一昨日、来る12月11日のコンサートの内容について新宿で長時間にわたって話しあった。集まったのはこれで四回目である。いろいろと細かい内容も決ってきて、少し落ち着いてきたからか、その後の食事は特別に旨かった。
結局コンサートの名前は「小出信也と弟子たちのコンサートKoidessimo & Deshissimo」に決定した。長いようだが趣旨を表わしている、ということでこれに決定となった。系図的に上から下へ流れる師弟関係のイモズルコンサートなのだ。演奏曲目もほとんど決ってきた。皆それぞれの生活を持っているのでスケジュールの調整が大変だ。藤井君は多忙を極める龍角散の社長である。実は私は自分の教え子達とこの類いのコンサートをやったことがく、初めてなので是非とも成功させたいと思っている。プログラム最後のボアモルティエは、コンチェルトグロッソ形式でやるので、孫弟子も参加する。総勢20人にもなる。



 2002年7月21日(日) セミの話
 三日前から裏山の林でヒグラシゼミが鳴きだした。ヒグラシゼミと言うが、夕方よりも静かな明け方に鳴く時のほうが目立つ。まだ薄暗い頃から鳴きだすからきっと一番の早起きだろう、いや、そうじゃない、私の方が早い。何故夜明かしゼミと言わないのだろう、と思う。ところで鳴き声だが、カナカナ・・という言い方をするが私にはそうは聞こえない。このセミの雄の腹の部分は共鳴のために空洞になっているが、そこへ蜂が(名前は忘れた)たまごを産みつける。残酷にも腹を裂いて見たとき、殆どの場合はウジ虫のような蜂の幼虫がいる。だからイタタタタタタタ、、と鳴いているようにしか聞こえない。 この鳴き声を聞くと中学の頃を思い出す。学校の文化祭だったと思うが、昆虫採集で金賞と取ったことがある。その頃の石神井にはたくさん雑木林があった。カブトムシもいた、クワガタムシもいた、タマムシもいた、ハンミョウもいた、カミキリムシもいた、いっぱい種類がいた。昆虫採集で林を歩き回っていたとき、カマキリの交尾を見たことがあった。それを見てからショックで一週間ほど食欲がなくなってしまった。雌が雄を尻の方から食べはじめたのだ。雄は逃げもせず、じっとしたまま身を任せている、、「逃げろ! 逃げろ!」と心の中で叫んだ。が、最後は全身食べられてしまった。手が届かない高いところだったのが悔しかった。
 そう言えばクマゼミ。このセミは岡山に住んでいたころには沢山いた。東のミンミンゼミ、西のクマゼミだったのではないか。なのにここ十数年前くらいからだろうか、このあたり(横浜市郊外)でもクマゼミの鳴き声を聞くようになった。最近では毎年普通に鳴いている。これも地球の温暖化が原因なのだろうか。そう、もう一つ、ニイニイゼミは一体どこへ行ってしまったのだろう、、可愛い声で賑やかに鳴くこのセミの声を聞かなくなってから久しい。



 2002年7月19日(金) 白籏史朗
 7月16日、檜枝岐に「白籏史朗 尾瀬写真美術館」がオープンし、その落成式に出席してきた。当日は台風7号が真上を通るような天気予報であったが、雨は降ったものの心配された程でもなく、落成式は執り行われた。白籏氏との出会いは今から20年程前のことで、私が八ヶ岳の標高2400メートルの山小屋コンサートで演奏していた頃に小屋の主と旧知の間柄の白籏氏が登ってきてくれた時である。これからも我々を陶酔させてくれるような写真を撮り続けてくれることだろう。 檜枝岐からの帰り道、久しぶりで益子の南田是也氏を訪ねた。写真館を見てください。



 2002年7月8日(月) 誕生日
 5月に横浜の中華街で会った仲間との再会である。今回は会場を我家に移して楽しく過ごした。いつのまにか缶ビール(大)が十数本とワインが一本、一升ビンが4本空になった。(一体誰が飲んだのだろう?) お花を貰ったり、ワインを貰ったり、こんな誕生日だったら毎月あっても良いなぁ。楽しかった! 8月は我が母が今年で満90才になる。兄弟四人で卒寿のお祝いを計画中。



 2002年7月3日(水) グレース幼稚園
千里山グレース幼稚園の創立65周年記念の祝典でクラリネットの濱中さん、ピアノの尾高さんと演奏してきた。園長さんは付き合いの長い作曲家の保良徹さん。今は園長さんだが長い間ビュッフェ・クランポンの日本支社長で、またアウロス五重奏団のディレクターだった人である。その保良さんがこの祝典の為に新曲を作り、それを演奏した。帰ってきてホームページを見たら3500だったアクセスカウンターが二桁に戻っていた。契約しているプロバイダーの書類を読み直してみたら、弊社側の障害により、カウンター機能がご利用できなくなったり、内容がリセットされましても、弊社側はそれを補償いたしません、と書いてあった。





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