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過去の日記帳 2016年1月 〜 3月

写真ははずしました。



 2016年2月14日(日) かわいいヒヨドリ
 我が家の近辺には色々な鳥がいる。ハクセキレイが両足をまるでミシンの針のようにせわしく動かしながら道路を横切っていく姿を良く見るが、あんなに急がなくても良さそうなのに、と思ってしまう。まるで電池仕掛けの人形みたいだ。キジバトの鳴き声はおかしい。声帯が壊れたかのような声で鳴く。どこか遠で鳴いているのかと思うと、実は直ぐ近くで鳴いている。滑空がうまい鳥である。1メートルくらい近くに行っても逃げないから可愛い。しかしここ数年鳴き方が変わってしまったのが気になる。リズムが全く違ってしまったのは何故だろうか。オイカワやザリガニなどが沢山棲んでいるイタチ川を早朝から抜き足差し足で獲物を探しているシラサギの姿も良く見かける。いきなりけたたましくチョットコイ、チョットコイと大声で鳴くコジュケイの声は疲れたように次第に尻つぼみになっていくのがおかしい。追っ払っても追っ払っても来る無遠慮なイエバトは憎ったらしさの極みだ。一歩歩くごとに一回首を前後に振っているが’、あれでよく目が回らないものだ。ゴミを食い散らかして迷惑千万のカラスはよく鳶と空中戦をやっているが鳶の方が強そうなのに追うのがカラスなのが変だ。まだ暗いうちからトッキョキョカキョク(特許許可局)、トッキョキョカキョクと鳴くホトトギスの声は可愛い。姿は見たことはないけれど一度見たいと思っている。ムクドリは悪食だ。いつだったか真新しい犬の糞をつついているのをみてオエッとなったことがあった。ウグイスの鳴きはじめは、いわゆるホーホケキョではなく、なんの鳥だか判らないような声だ。ことしも間もなく鳴き始めるだろう。鳴き出すとうるさいくらいだ。
 今日は散歩の途中で休みながらパンを食べていたら至近距離にヒヨドリがやってきた。けっこう人なつこい鳥のようだ。すぐ近くまできてエサをねだっているようだったからパンを千切ってあげたらさっと口にして飛び去っていった。いや、可愛い鳥だったなあ。あまり近くでは見たことが無かったから珍しかった。20枚くらいシャッターを押す間、ポーズをとってずっと逃げないでいてくれたのも嬉しいことだった。また出会いたいな。



 2016年1月29日(金) 37年目をむかえた鎌倉養護学校での演奏
 泉 玲子(旧姓金井)さんと鎌倉養護学校で演奏をするようになったのは鎌倉養護学校創立の1979年からだから今年で37年目になった訳だ。数えてみると私が40才のときからやっていることになる。昨年は私がインフルエンザにやられて実に15年ぶりに高熱をだして中止になるという不覚をとったけれど、今年は体調も万全で演奏することができた。しかし鎌倉養護学校のすぐ隣の小学校はインフルエンザのために全校学級閉鎖になっていると聞いて驚いた。外出時には注意しないと危ない。今年はイベールの「物語」から3曲、それと学校側からのリクエストに答えてR.Y.U.S.E.I、恋するフォーチュンクッキー、いつか王子様が、ミッキーマウスマーチ、情熱大陸などを演奏した。こう云っては恥ずかしいけれど、このジャンルの音楽はディズニー以外はほとんど知らない私にとってとてもは良い経験になるわけである。例によって恒例の質問コーナーではのっけから「そのフルートはいくらですか」ときた。この質問は必ず出るから、今年もきっと聞かれるだろうな、とは思っていたが、最初からとは! 一昨年は「1グラムがいくらです」なんて答えていた覚えがあるが、今年は「材質によって値段が違うんですよ、でも高いから良いフルートという訳ではないんです。このフルートは〇〇円くらいです」、と答えたら会場からはざわめきが聞こえてきた。モシュコフスキの「火花」を玲子さんのピアノソロで初めて聴いたけど、とっても綺麗だった。いかにも人柄が現れている演奏だった。全部の演奏が終わって、生徒からきれいな花束と手作りの巾着とポケットティッシュケースを頂いた。ありがとう。「僕が生きていたらまた来年も会いましょうね!」と挨拶をしてお別れをしてきた。皆元気でね!毎年楽しみにしてるよ!



 2016年1月27日(水) 多摩カレッジ
 昨年の10月から今年の3月までの半年間、多摩カレッジの国分寺教室でひと月2回第2第4火曜日に講義を行っている。「N響39年、フルート人生62年の経験をもとに、クラシック音楽の魅力をさまざまな角度からご紹介」という触れ込みで始まったこの講義、私としては小さなコンサートなどで演奏の前に曲のことを簡単にお話をすることくらいは良くあるが、講義となると全く無経験で文字通りの四苦八苦。大学教授のように落ち着いて要点を要領よく話すなんてことはなかなか出来るものではない。受講生は高齢の方が多く、最高齢は千葉から来る女性の方で外房から何と3時間半もかけて来ている。こういう勉強家の方に下手な話しはできないと思うから緊張してしまう。家から国分寺まで片道53キロを行く間、頭の中は考えっぱなしだ。いろいろと計画を立てて準備はするものの、いざ始めるとあっという間に喋ってしまい、あれ、まだ一杯時間があるのに、どうしよう、なんてこともある。しかし、私自身にとっても非常に勉強になっていることは確かである。この講義、3月で終わる予定であったが、その先4月から9月まで、延長することになるかもしれない。
 昨日は私の愛蔵フルートたちを持参して見て頂いた。題目は「目と音で見る音楽史 フルートの進化」ということにして、トラヴェルソから始めて現在吹いているモダンまでずらりと並べて見て頂き、古い順に説明をしながら音も聴いていただいた。私のコレクションはまだまだ沢山ある。和楽器の篠笛、龍笛、能管、世界の民族楽器など、機会があったら見ていただきたいと思っている。これから先、考えているのは、嫌いな指揮者、好き指揮者を事細かく、小澤事件の真相、好きな作曲家、坂本九さんとの思い出、パリ下宿時代の思い出、オケマンの裏話、サウンドオブミュージックの名場面を訪ねて、などであるが、うまく話せるかなあ。



 2016年1月25日(月) 待ちに待った新年会
 去年から約束をしていた新年会の24日がやっとやって来た。待ち遠しかったよ!だって忘年会もやらなかったし、新年会だって、この日の一回だけだったから、飲み過ぎ注意は守られてきたのだ。多分もう一生分飲んでるとお思うから、程ほどにしておかないとね。私は早めに横浜駅に着いて、暫くぶりでデパートの中を歩き回ってみた。ものすごい人だった。品物も呆れるほど溢れていて、これ全部売れちゃうのかと信じられない気がした。約束の時間の10分前にビアホールに着いて待っていると、来たぞ来たぞ!でも一人はインフルエンザで欠席、あと一人は仕事で来られなかったから、四人だけの会とあいなった。早速仲間達は手際よく注文する。飲みたかったヴァイツェンが置いてなかったのがちょっと残念だったけれど、飲み出したらどれもこれも旨い旨い!端から順にのんでいくが、この日は黒ビールが気に入って、けっこう飲んだ。最初は控えめに小ジョッキーを注文した私であったが、次第にクレッシェンドしていき、気がつい方大ジョッキーでグイグイやっていた。ここを予約してくれたヴァイオリンのIさんが、煙から一番遠い席をとっておいてくれたお陰で大嫌いなタバコにやられることなく、上機嫌だった。飲みながら、もう次の日を決めようという意見も出てくるしまつ。とにかく楽しいのだ。5時半から始めて、ほぼ閉店のころまで、いやあっという間の感じだった。次回は6人揃うといいな。この会の名称が決まった。何と「親分恋手チーム」だと!



 2016年1月21日(木) 時計の四時の数字について
 もう何十年も前のことになるけど、ヨーロッパのどこかの町で市庁舎の時計を眺めているときに、ふと疑問が湧いてきた。「あれ?四時のところのローマ数字がどこでも見る普通のIVじゃなくてIIIIになってるぞ?」以来行く先々で時計塔を見つけると四時のところを見るのが習慣になってしまった。「あ、ここも同じだ」というのがほとんどだった。(少しの例外はあるらしい、アラビア数字もある)この疑問は長い間調べることもしないで解決されず、ずっと引きずったままになっていた。ところが先日、TRI-COMPAXの修理が出来上がってnabeさん(19日の日記)とお会いしたとき、話しが一段落したところで長年の疑問を聞いてみたのである。すると彼は「なかなか気がついている人は少ないですよ、一説によるとフランスのシャルル五世が、自分の5から1を引くのを嫌ったからしいです」と教えてくれた。予想もしなかった内容に思わず「え〜っ?」と云ってしまった。それで帰ってから色々調べてみた。諸説あるなかで《シャルル五世が完成した時計の文字盤を見て4時のところをVからIを引いてIVにするのが気に障り、IIIIを足してIIIIを用いて作り直すよう時計師に命じた》というのがあったが、これはnabeさんが云った通りだ。面白い話しで勉強になった。ついでに云うと、私達が使う譜面には出版社によってローマ数字で年号が書いてあることがある。例えば出版された年のところにMCMLIXと書いてあった場合は1959年という事だ。2016をローマ数字で書くとMMXVIとなる。ではMDCCCLXXXVIIIと書くと??1888でした。ややこしいね。
おまけ ♡ローマ数字は次の7文字によって表される。I=1、V=5、X=10、=50、=100、=500、=1000




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