1942年生まれの成良 仁さんは民芸派の巨匠浜田庄司によって世界的に有名になった栃木県の益子でユニークな作陶を続ける異色作家でしたが、昨年の2月に惜しまれつつこの世を去りました。1970年代の初め頃、私に最初の作陶の手ほどきをしてくれた人です。夫人の由紀子さんの母堂と私の母とは宮崎女学校時代からの親友という間柄でした。
1990年頃から豊満妖艶美女の製作に取りかかり、南田 是也(何だこりゃ)とも名乗り始める。「成良 仁 & 南田 是也 独りde二人展」を開くなど実にユニークな作家でした。このころから水を得た魚のようで、芸大時代から身に染み込んでいたことをやっと払拭することが出来たんだ、と熱っぽく私に語った事がありました。彼の作品は大英博物館、セントルイス美術館、ブルックリン美術館等に収蔵されています。
亡くなってから一年が過ぎた2013年の3月、益子の自宅で「故 成良 仁・南田是也を忍ぶ会」が催されました。震災で多くの作品が壊れて痛々しいものや、修復してあるものなど、それにデッサンやスケッチ、随想などが展示してありとても感慨深かった。私はドンジョンのエレジーなど20分くらい演奏しました。(2013年3月25日更新)
2012年6月に宇都宮市のギャラリーシエールで催された遺作展 - 豊 佐々木氏による YouTube
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