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過去の日記帳 2002年10月 〜 12月

写真ははずしました。



 2002年12月23日(月) ロッジ長蔵コンサート
 今年のロッジ長蔵コンサートは新日フィルファゴット首席奏者の河村幹子さんと赤く燃える薪ストーブの温かい雰囲気の中で一時間少々行われた。初めて演奏するガベーユのフルートとファゴットのためのソナチネなどもあって緊張したが無事にいった。この会には、はるばる遠方から沢山の人が来てくださる。会は和やかな雰囲気のうちに進行し、アフターコンサートでも地酒や地ビール、フランスの葡萄酒などを酌み交わして遅くまで盛り上がった。



 2002年12月17日(火) 小出信也と弟子たちのコンサートKOIDESSIMO
 Koidessimo 小出信也と弟子たちのコンサートが終わった、、計画がスタートしてから一年以上かけて実現にこぎつけたわけだ。一致団結出来たからこそ出来たコンサートで、皆に感謝している。とにかく初めての経験だったから非常に不安だった。大勢で一つのことをやるのは並み大抵じゃないけど、良い雰囲気が生まれたのではないだろうか。 終わった後のビールの旨かったこと! またやれ!と言ってくださる人もいるけれど、これはちょっと休んでから考えることにしよう。
休む間もなく軽井沢の追分教会でのオルガンとのコンサートに行ってきた。真っ白になった浅間を目の前にして、大好きなオルガンとの演奏、オルガンを弾いてくださったのは、追分教会専属オルガニストの木村協子さん、息のあった演奏ができたと思う。



 2002年12月3日(火) 小出信也 と弟子たちのコンサートKOIDESSIMO
 東神田交差点にある龍角散本社での練習風景。今月の11日に東京文化会館小ホールで催される「KOIDESSIMO 小出信也 と弟子たちのコンサート」の練習をしているところ。龍角散先代社長はピアノとフルートが得意だったが、今回出演する現社長藤井隆太氏(向こう側左から5人目)も会社を切り回すほか、フルート奏者としても桐朋卒と言う肩書きをもつ。こうした関係から場所を使わせてもらっている。この写真はプログラム最後のボアモルティエの協奏曲イ長調の練習をしているところ。



 2002年11月27日(水) レイアウトを一新、英語版登場
 今日(11月27日)レイアウトを一新し、苦手な英語版を独立した部屋にしました。さんざんテストを繰り返しましたが、まだどこかにミスがあるかもしれません。気がついたところから順次直していきます。多目にみてやってくださいませ  あぁ心配。



 2002年11月18日(月) N響メンバーによる室内楽の夕べ
 N響メンバーによる室内楽の夕べは釧路から始まった。次の日厚岸だったが、片道約50キロの距離を企画メンバーの一人である平野さんと言う方がクルマで連れて行ってくださった。途中にほとんど家が無いなのが信じられなかった。道すがら湿地帯にボサボサ頭のような枯れ草が重なったような不思議な盛り上がりが見られるので聞いてみると「やちぼうず」だという。台地、丘陵が侵食された湿地にできるものだそうだ。これが大きくなるには随分年月がかかるそうである。厚岸は初めてで横浜に住んでいる私から見たら歩いている人が少ないのが不思議に思えた。ここの会場はプラネタリウムなので聴衆は背もたれを倒し、星空を眺めながら演奏を聞いていた。天体に興味がある私も聴衆になりたかった会場であった。



 2002年11月11日(月) モーツァルトの四重奏の練習
 今日はN響の練習所でヴァイオリンの板橋さん、ヴィオラの小野さん、チェロの藤村さんと明後日行く釧路、厚岸で演奏するモーツァルトの四重奏(D-DurとC-Dur)を練習をした。いつ演奏してもこの曲はまるで宝石のように美しいと思う。厚岸は牡蠣が美味しいそうだから、こっちほうもの楽しみだ! 練習の後、なんだか楽器の調子がおかしかったので高田馬場のパウエルジャパンへ行き、タンポをみていただいた。木管は気温や湿度の影響を受けやすいので季節の変わり目には特には要注意だ。直してから帰宅後に吹いてみたら反応がよく、敏感さを取り戻していた。これで安心。



 2002年11月06日(水) 鎌倉迄の山道散歩
 昨日、鎌倉迄山道を歩いて行ったときに小町通りの古本屋で川端康成の雪国を見つけた。これがなんと昭和21年に鎌倉文庫から発行の初版本だったのだ!定價金拾五圓(税込)と書いてある。昭和21年と言えば終戦の翌年だ。質の悪い紙を見て当時の教科書を思い出す。紙はボロボロで風化寸前。ページをめくる時には破れないように注意しなければならない。改めてこの小説を読みはじめた。最初の一行目は有名な「國境の長いトンネルを抜けると雪國であった。」で始まる。ここで「娘」と云ふのは、島村にさう見えたからであって、 こういった旧仮名遣が懐かしい。300円は安かった。



 2002年11月04日(日) エルニーニョ
 最近等圧線の幅が細かくなって冬型の気圧配置になってきた。いよいよ北風小僧の寒太郎の出番だ。こうなってくると北国では荒れた天候になるが、関東地方では寒い北風が吹く晴天になる。これは非常に対照的である。ここ横浜では夕焼けもきれいだ。スキーが好きな人にとっては今年の雪の量が気になるだろう。さて今年はエルニーニョの影響が心配されている。エルニーニョは南アメリカのペルー、エクアドル沖で数年に一度海水温が上がる海洋の現象だが、局所的な現象ではなくて地球的な気候異変の一因であることで注目されている。こうなると日本では冷夏、暖冬になる。若い頃には競泳もやった経験がある私だが、今はスキーに夢中。さて、今年の冬は、、



 2002年11月02日(土) 両人對酌山花開
 両人對酌山花開 一盃一盃復一盃 我醉欲眠君且去 明朝有意抱琴来
 山茶花も咲いてお酒が旨い季節になってきた。とは言っても一年中美味しく戴いているのだけれど、、。寒くなってくると我が酒器たちは生き生きしてくるようだな。いや、こっちもだけど。



 2002年10月27日(日) トミオカホワイト美術館コンサート
愛すべき六日町の皆様へ
 第十九回目のコンサートを無事終えて帰ってきました。天気予報ではずっと雨のはずだったのに、三日間とも八海山は頂上までよく見えていました。まるで我々を祝福してくれているかのように。思えば第一回目の時の会場は大崎の小学校の体育館でした。二回目からの三年間は八海山頂上近くの千本桧小屋でやりましたが、この時は険しい登山道を鎖にしがみついて登りました。以後の会場は新しく完成したトミオカホワイト美術館になり、回を重ねて来年は二十回目を迎えます。すごいですね、こんなに長い間続くのが。これは一重に皆様の情熱の賜物だと思います。我侭な私を嫌いもせずにずっと今日まで呼んでくださいました。(でも、もしかしたら私はこのトシになってちょっとだけ大人になったかもしれませんよ)我々を繋いでいるもう一つの大きな力は八海醸造の銘酒八海山ではないでしょうか。このお酒の旨いこと!いつも八海醸造のこの会に対するあたたかい援助に感謝しています。私は演奏に際しては常に民芸運動家の故柳宗悦の言葉「糸染メツ 心染メツ」を思い浮かべ「笛奏デツ 心奏デツ」という気持ちで吹いてきました。トミオカホワイト美術館、という美術館でありながら演奏会ホールとしても素晴らしい音響効果の会場で来年の第二十回目を皆様と共に元気で迎えたいと願っています。また会う日まで!



 2002年10月23日(水) 坂本玉明さん
 嘗てのN響名コンサートマスターの坂本玉明さん。私が21才でN響に入団した当時、さんざんお世話になった人である。 今は故郷の松山に帰っておられるが、古希を迎えられた坂本さんは来年の秋に地元でリサイタルを開かれる。私はこの話を聴き、この情熱にあやかりたいと思って「何がなんでも一緒に演奏させろ」と脅した。そのかいあってめでたく共演できることになり、早くも軽く練習をした。 練習のあと、我々は新宿の料亭で落合った。坂本さんと親しい指揮者の外山雄三さんご夫妻と、当日演奏されるピアニストの上田克巳さんも一緒で楽しい時間を過ごした。
♪ リサイタルは 2003年11月3日 松山市民会館中ホール午後6時半開演に決まりました ♪



 2002年10月13日(日) 久慈市のアンバーホール
 昨夜は久慈市のアンバーホールでのコンサートだった。ここの小ホールで演奏したわけであるが、素晴らしい音響のホールであった。ここでもヘインズで吹いた。終わってホッとしての食事会では久慈市長さんも出席、新鮮な魚介類がテーブルからこぼれそうなご馳走に舌鼓をうった。久慈市の気温は朝晩は7度くらいまで下がってまるで冬のようだ。



 2002年10月12日(土) 東北の秋
 東北の秋は何故かとても懐かしい風景だ。都会では忘れてしまった景色のような気がする。国道を走っているとよく道の駅がある。休憩したり食事をしたりできるので便利であるが、地元の産物を売っているので野菜などを買うことが多い。新鮮なものを安く買えるのが嬉しい。



 2002年10月10日(木) パシフィコ横浜
 10月9日にパシフィコ横浜で共済医学会があり、私の担当医も聴いておられた会場で演奏した。久しぶりにヘインズを吹いたが、こいつもいいなぁ! プログラムの最後はドップラーのアンダンテとロンド、金山小百合さんと演奏した。ピアノは鷲宮美幸さん。




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