白鳥沙羅のたわごと(自然に沿って生きていきたい) | ||||||
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1. ┃牛乳を飲まない習慣へ 牛乳を飲む習慣がなかったわたしは、学校給食に備え‥牛乳に砂糖を入れて飲む練習をしたことを覚えています。今思えばどうして、牛の赤ちゃんの飲み物を、私たち人間の大人が飲まなければならないのか、どうして無理に、不自然な習慣を身につけなければならないのか疑問でした。それで、いろいろと調べた結果‥牛乳は私たちに害をもたらすものであり‥飲むべきものではないということがわかったのです。
牛のお乳は、牛の赤ちゃんを育てるためのもの。なぜ人は、牛の赤ちゃんのおっぱいを奪ってまで牛乳を飲み続けなければいけないのでしょう?それらの事について調べましたので、是非参考にしてください。
わたしは、下記のような情報を知って牛乳を飲むのを止めました。確かに牛乳を飲まない方が調子が良いです。飲む必要がない飲み物であるなら、一度試しに止めてみたらどうでしょうか?
かつて、娘が牛乳を飲むと体調を崩すので‥クラスの担任の先生に相談したことがありました。すると、担任の先生は、「診断書」をもらって来なければ、牛乳を無理にでも飲まなければいけないと言うのです。こんなことが、学校ではまかり通るのかと半ばあきれましたが‥。本当に酷い話です。それで、病院を受診し診断書を書いて頂きました。 なんと‥診断書にかかったお金は、1万円。ここまでしないと自然(体)に沿って生きることが許されず…学校が決めた決まりに沿って生きないといけないのですから‥。 わたしは思います。人間以外の生き物で、効率よく食糧を得るために、生きものを檻に捕え、自由を奪い繁殖させ、後にそれらを食するという生きものがいないと言うことを。こんな不自然なことをしてしまう私たち人間は、文明の知恵に騙されたのではないでしょうか?もし、これが自然であると言うのなら‥なぜ、自然がどんどん破壊されていくのでしょう?お金の循環に組み込まれ‥自然を不自然にしているのではないでしょうか? これらの解決策として、私たちは効率を求めないで…文明以前の世界に少しずつ自然を戻さなければいけないと思うのです。つまり、牛も野生に戻していかなければならないと思うのです。
■「牛乳は飲んではいけない」 (画像をクリックしてください) https://www.youtube.com/watch?v=BsEZhVo1x2M 動画内に‥次のようなナレーションがありました。「スーパーでは、水より安い牛乳が売られています。消費者がひたすら安くて濃い牛乳を求めた結果として乳牛の悲惨な状況が作りだされてきたのです。」と。 戦後、牛乳を飲む習慣のなかった日本人。私の場合も、牛乳を飲む習慣がなかったので、牛乳が飲めず、わざわざ砂糖を牛乳に混ぜて飲む練習をしました。そして、牛乳を飲む習慣を敢えてつけたのですが‥。 戦後アメリカの乳業会社の儲けのための犠牲になった日本国民が、なぜか加害者扱いされているのに驚きです。学校で牛乳を飲むという習慣を身につけさせたアメリカ占領政策にこそ問題があったのに。 この動画により、一人でも多くの方が真実を知って親牛、子牛、そして私たちの健康のために、牛乳を飲まない習慣が身につくことを願っています。 ■ この動画で教えられたこと ↓動画「牛乳を飲んではいけない」において、印象に残った箇所を書き記しておきます。参考にしてください。
飲まなくてもいい牛乳のために、自由を奪われ苦しめられていく牛を見過ごすわけにいきません。私たちにできること‥。それは、牛乳を飲まないこと。乳製品を食べないこと。(それから、私の場合‥牛肉も食べない) 2. ┃空気にこだわる かつて(昭和初期〜中期ぐらいまで)は、玄関を入るとそのまま土間が続いていて‥それぞれのお家のお味噌や醤油の匂いがしていたものです。そして‥台所や部屋は‥ひんやり、そしてしっとりした空気を感じました。また、窓を開けるとさわやかな空気が入ってきて、とても気持ち良かったものです。 しかし‥現代の私たちの住む部屋はどうでしょうか?お味噌や醤油の代わりに‥畳からは殺虫剤成分が揮発していたり、家具からはホルムアルデヒドなどの化学物質が揮発していたり‥、窓を開けると、車の排気ガスや隣のベランダに干してある服から揮発する洗剤成分が入ってきて、部屋の空気を汚染しています。 特に気温の高い夏になると、揮発性の高い化学物質が部屋の空気も、外の空気も汚染しています。 子どもの頃は、毎日いい空気を吸っていたので‥何年たっても肺はきれいだったに違いありません。しかし、現代のように汚染された空気を一年中吸い続けたとしたら‥いったい私たちの肺はどうなるのでしょう。
人が一日に摂取する物質の重量比をみると、約80%は周囲の空気から取り入れています。ですから‥、もし空気が汚れていた場合、私たちは身体に大きな影響を受けることになります。ですから、いかに空気が人にとって重大であるかわかります。 汚染された空気は、肺に取り込まれるとすぐに血液に溶け込みます。そして体内を循環し体に吸収されていきます。汚染された空気に含まれる毒(化学物質など)は、肝臓で解毒されません。つまり、毒物が吸収されやすい最も危険なルートなのです。
ところで、わたしたちは、一日にどれくらいの呼吸をしているのでしょうか?またその量は一体どのくらいなのでしょう?それで、私たちが一日にする呼吸数と呼吸量について調べてみました。
1日に16.8kgもの空気が自分の体を出入りしているなんて驚きです。(ちなみに、水は1日に2.5リットル。 食糧は概算で1.5kgぐらいだそうです)
毒物が最も吸収されやすいルートが呼吸からとなると‥無関心ではいられません。だったら、私たちはどうすればいいのでしょうか?
最近のマンションは、消毒(農薬と同じ成分)が標準仕様になっていたり、畳から農薬成分が揮発していたり、張り替えたクロスから化学物質が揮発していたり‥。また以前住んでいた方が使っていた芳香剤や合成洗剤などが壁などに染み付いていたりします。こうなったら、どんなに努力してもいい空気を吸えそうにありません。そんな時どうすればいいか?私の実際やってみたことを紹介します。
お勧めホイル 「東洋アルミエコープロダクツ クッキングホイル厚手 (厚さ20ミクロン)」 これはホイルの中でももっとも厚手のホイルです。丈夫なので、使いやすいと思います。(17ミクロンの厚さがあればいいと思いますが) http://www.monotaro.com/g/01000554/
外の空気は、どうすることもできないと諦めていませんか?私たちは汚染されていない空気がなくなったら死にます。ですから、もっと真剣に「空気の汚染について」考えなければいけないと切実にわたしは考えています。事実、喘息などで体調を崩している人がいるのですから‥。それで、私の体験を紹介します。 自動車から自転車へ 私が嫁いだ先は田舎。だから、「ここは自動車がないと生活できない」と主人に言われ、即免許を取らされました。しかし、あるとき、自転車で買い物に行く人を見かけ‥、あの人が自転車で買い物できるのだったら私にもできるはず‥。そう思って主人に自家用車を処分する相談をしました。 主人は、その相談に驚いていました。それで、テスト期間を設けてもらって、もし、自動車がなくても生活できたら‥自動車を処分するということにしてもらいました。 早速自転車を購入し買い物へ。 シートにくくられて、自動車で道路を走るより、風を感じながら歩道をゆっくり自転車で買い物に行くのはとても楽しものでした。車だど駐車スペースがあるかどうか考えなければなりませんが、自転車だと、ちょっとしたスペースに止められて小回りがきいて、本当に便利だと思いました。雨の日は買い物は見送り‥天気のいい日にすればいい‥(考え方もなんだかのんびりした感じに)。 それにしても‥みんなどうして自動車に乗り続けているのでしょう?年間無駄な維持費を払ってまで。たぶん、自動車を持っているということで、経済的な豊かさをアピールしているのかもしれません。そう思うと人間って、悲しい生き物って感じもします。 軽自動車の維持費については、下記の表を参考にしてください。 一番安い軽自動車でも新品なら50万〜60万円購入に必要で、更にそれを維持するために年間30〜40万円必要です。こんなにお金をかけてまで、自然と自分たちの体を傷めなくてもいいと思います。今となっては、本当に馬鹿馬鹿しくなります。もっと早く気づけば良かったと‥。今私たちに必要なのは、プライドを捨てて環境を優先することではないでしょうか? 一年間の軽自動車の維持費 (出典:軽自動車の選び方・購入ガイド)
軽自動車を所有すると、年間約351,090円かかることがわかりました。しかしこの金額には、出先での駐車場代や高速代などが含まれていませんので、もっとお金がかかる場合もあります。 人によって、車種によって金額が大幅にかわることもありますので、 年間300,000〜400,000円は、維持費としてかかると見積もっておくことをお勧めします。 3. ┃禁煙の勧め タバコは、中毒症状により一度吸ったら、なかなか止められません。そして、室内の空気を汚染し、自分と他人の体を傷つけ、また周りのタバコ嫌いな人と、トラブルを起こすこともあります。ですから、若い人は絶対にタバコに手を出さないでください。 多くの人は、タバコが吸えるのは立派な大人で、その姿は、とてもカッコいいと思っています。しかし、私たちがそう思うようになったのは、タバコを売って儲ける人たちの流すイメージによってそう思い込んだだけです。私たちは、タバコ業者の流すイメージの罠にまんまと引っかかってしまたのです。なぜなら、たばこは…室内も、自分の肺も、他人の肺も汚くするからです‥。ちっとも良いことはありません。 体調を崩して後に…タバコを吸うのを止めようと思っても、その時は手遅れで、なかなか止めることができません。それほど強い中毒症状を起こすのです。
タバコには、4千種類以上の化学物質が含まれ、そのうち2千種類以上が有害物質で、1日に20本のタバコを吸った場合、1年間で、コーヒーカップ一杯分(約150ml)のタールが肺にたまるそうです。 ⇒http://kinen.sabujiro.com/damage2-1.html それから、タバコに含まれる一酸化炭素は、血管内皮を傷害して動脈硬化を促進させ、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすそうです。また、ヘモグロビンとの結合力は酸素の役250倍も高く、酸素の運搬を妨害するため、持久力や作業能率が低下するとも言われています。
タバコを吸わない人が、喫煙者と同じ室内にいるのはとても危険です。なぜなら、彼らの吐き出す煙や、タバコから直接出る煙、室内に漂うタバコの煙の中には有害な化学物質が多く含まれるからです。
タバコは、室内の空気を汚染し、自分と他人の健康を傷つけ、その上とても「不経済」です。ですから、タバコにとらわれてしまった人は、もっと怒ってもいいと思うんです。自分たちをタバコの虜にした者たちに対して。消費膳も高くなって、生活が苦しくなる一方です。もしタバコやお酒がやめられたら、その分を食費に回せます。
知らなかったですね。こんなにタバコ税が大きかったなんて!
快楽の強烈な記憶 そもそも「タバコを吸う」という行為は、「草に火をつけてその煙を肺に吸い込む」という一種自虐的な行為と考えることができます。しかし、この行為が体に悪いと分かっても、簡単にやめられないのが、タバコの恐ろしいところです。 人がタバコを吸った時に感じた「快楽」は、今までに経験したことのないもので…それを体は決して忘れることができません。それほど強烈な「快楽」だったわけです。 難しい話になりますが…。タバコに含まれる「ニコチン」は、吸ってわずか6秒ほどの時間で脳に届き、「アセチルコリン」受容体の8割をとらえてしまうそうです。その結果…快楽物質「ドーパミン」が強制的に放出されるという異常事態が発生します。このとき、脳は「タバコを吸えば、強烈な快楽が即座に得られる」ということを学習してしまうのです。 [ためしてガッテン]を参考
一度強烈な快楽を味わってしまうと、禁煙は無理だと…諦めてしまいそうです。しかし、それでも禁煙に成功した人達がいます。禁煙に成功した人たちの体験を参考にして是非禁煙にチャレンジしてみてくだい。
4. ┃ノーメイクの勧め 中学を卒業するくらいになると…女の子はだんだんお化粧に関心を持つようになります。コンパクトを開けてパタパタしたり、口紅をさしたり…なんだか大人になった気分なんでしょうね。可愛らしくもあるのですが、このようなイメージは、どこから来たかというと…。消費者側からではなく…やはり売り手側から来たもので上手く操られていると言えます。
ある日私の母は、肌に塗った化粧品ですごく大きなシミができたことがありました。姉から贈られた高価な化粧品が原因でした…。綺麗になるために高価な化粧品を買って、醜くなるのだったら、一体何のためにお化粧しているのでしょう? もしかしたら、化粧品って、時間をかけて女性を醜くする商品かもしれません。
化粧品は、水性の成分と油性の成分からできており、その両者を均一に混ぜるために、化粧品の殆どに「乳化剤」が使われているそうです。この「乳化剤」は、私たちが食器洗いをする時に使う「合成洗剤(界面活性剤)」と同じ成分。 しかも、化粧品作りには、この「乳化剤=合成洗剤」がなくてはならないと言われています。なぜなら、乳化剤を使わなかったら、乳化が不安定で一度に大量生産できないからだそうです。 また、この乳化剤を多く使うほど、見かけの状態が綺麗で、長期保存もできるそうです。ちなみに、この乳化剤。自然のものでも、同じように肌にダメージを与えるそうです。とうことは‥消費者は、わざわざお金を出して、自分の肌と内蔵をボロボロにしているということになります。
化粧品の場合。同じ成分でも、添加する量が少ないと「防腐剤」として扱い、多いと「殺菌剤として扱われています。化粧品使われる防腐剤は、化粧品の中身に微生物や雑菌が繁殖して腐敗や変質するのを防ぐ目的で配合されています。また、殺菌剤は皮膚を消毒したり雑菌を殺す目的で配合されています。 ニキビ用のスキンケア商品には、アクネ菌を殺すという目的で殺菌剤は用いられています。ニキビで炎症している肌に、肌を傷つける恐れのある殺菌剤を用いるとは、良心的な考えではないと思うのですが…。健康な肌の人が使っても悪影響があると思います。もし、表面に現れなくても、内蔵に負担がかかっていることは確かでしょう。
香料が含まれているからより安全と言われる「無香料化粧品」を捜す人も多いわけですが…。なんと化粧品の原料の匂いを取るために化学物質を添加して、「無香料」と表示する場合もあるそうです。こうなると「無香料」の表示も信頼性が低いと言えます。
2001年4月から、化粧品に対し「全成分表示義務」が課せられました。これだったら、成分表示の信頼性がUPして本当に安心です。 しかし、そうは問屋がおろしません。国民の健康や環境より企業を優先する国がそう簡単に企業にとってプラスにならない法律を作るわけがありません。表向きには確かに、国民の健康を守っているという風に見せかけて‥実は生産者側に対し抜け道がちゃんと用意されているのです。 どういうことかというと‥。抽出する際に使われたり、原料を安定する目的で配合される原料(キャリーオーバー)には表示しなくてもいいという決まりがあるのです。つまり、どんな成分でも、目的を変えるだけで表示しなくてもいいという‥すごすぎる法律。これは消費者には公に知らされていないのです。 よく言われるのが、化粧品は全成分表示義務があるが、医薬部外品は、140の指定成分のみ表示義務でいい。だから、医薬部外品は全部表示されていないので‥化粧品の方が安全みたいに‥。 でも、今日は‥よくわかりました。 どっちも‥表示されない成分あるということが‥。 どっちも、消費者ではなく企業有利な法律であることがわかりました。 商売の本性を見抜けた人は、早いうちに決断しましょう。化粧品はもう使わないと…
お化粧しないので、本当に楽しています。朝おきて、顔を水洗い。そして、目を自然塩水(1〜2%の濃度)で洗います。ドロッとしたものが目から流れてきます。そして、そのまま何度も洗うと、本当にスッキリ。最後に、自然塩水(1〜2%の濃度)を肌にパタパタつけて終わり。こんな感じなのに、冬肌が乾燥して困るということは一切ありません。お金も時間もかけないで、肌ストレスがゼロだなんて最高です。 [石鹸で洗う回数] 一日一回お風呂に入ったとき(例外:外出したら、帰宅してすぐに洗います)だけです。 [洗顔方法] @入浴しらたすぐに石鹸(しゃぼん玉浴用石鹸)で洗っておきます。 Aお湯につかってしばらくしてから…水で溶いたゆるゆるのクレイを顔に塗って1分ほど軽くマッサージ。そして洗い流します。 Bお風呂から出る時に1〜2%の濃度の自然塩(皇帝塩)水をつくり、顔にパタパタ。(顔を洗ったら、必ず自然塩で作った塩水をつけてください。決して肌が突っ張ったりしません) [使っている石鹸・自然塩] ★私が使っている石鹸は→「しゃぼん玉浴用石鹸 12個入り ¥1,624 (送料無料)」 ★私た使っている自然塩は→「皇帝塩無料サンプルプレゼント 50g 送料無料」 [1〜2%の濃度の塩水の作り方] 100ccの水に1〜2gの塩を入れるだけです。この割合で作ればOK
高校卒業したばかりの頃。知り合いの人にこう言われました。「眉は剃っちゃダメだよ。眉の神経はデリケートだから、カミソリを当てると生えてこなくなるんだ。」と…。それで、周りの大人の人の眉を観察すると…。眉が本当に生えていない人が…。ペンシルで眉の部分に色を塗っているので一見眉があるように見えますが…実際は生えていない。そういうことから、わたしは、眉は形を整える程度にして、完全に剃ったりしたことは一度もありません。 眉毛を抜くなんて論外です。痛みを伴いますし、こんな方法が多くの人に受け入れられるなんて…本当に信じられません。 最近は、眉の毛が生えてこない人や薄くなった人のために、眉の育毛剤が売られています。本当に驚きです。私のように何もしなければ、眉毛をなくすこともなく、育毛剤を欲しがることもなかったでしょうに…。
この年になるまで化粧はしたことがほとんどありません。鏡台もないし、化粧品もありません。一時期化粧水を使っていたことがありますが…。もうそれさえ使っていません。そんな環境で育った娘は、化粧しないほうが肌が綺麗だから…すっぴんがいいと言います。 もし、化粧しないほうが、化粧するより肌がきれいなら、お化粧する意味がないと思いませんか?化粧をしなくなるだけで、無駄なお金、無駄な時間、無駄な努力から解放されます。(それに、化粧品、あるいは美容整形などの害で病気になることも避けられます) 私たちは、「きれいね〜」って言われたその瞬間の気分良さのために…どれほどの貴重なものを失ったことでしょう。ですから、「きれい」という相対的で曖昧な価値観に振り回和されないようにしたいものです。 6. ┃菌と共に生きる
@菌が消化を助けている コアラの赤ちゃんが生まれてすぐに、口にするのは、なんとお母さんのウンチです。清潔信仰の私たちがこれを見たら、ストップさせることでしょう。しかし、これには重大な秘密があります。それは…コアラの赤ちゃんがお母さんのウンチを口にしなければ、後に食べるようになるユーカリの葉を消化できないのです。つまり、元気な動物のベンに含まれる腸内細菌は、ある意味「腸内環境を整える薬」と考えることができます。 「藤田紘一郎氏 youtube動画」より A免疫をつけ抵抗力を高めている 従来、腸内最近は100種類、100兆個だといわれていたのですが、現在はその10倍以上いることがわかりました。さらには、その大部分が土壌菌、土の菌でした。つまり数からいうと土壌菌がいちばん多く、その後に善玉菌と悪玉菌がいることになるわけです。 ところで赤ちゃんはなんでもなめたがりますが、この行動に重要な意味があることがわかりました。赤ちゃんの腸内細菌を調べると、生まれたばかりのころは無菌なのですが、その後は悪玉菌が急激に増えるのです。しかし、おっぱいを飲みはじめると、ビフィズス菌や善玉菌が増えていきます。 赤ちゃんは、お母さんの胎内では無菌状態、免疫ゼロで過ごします。しかし外界に出ると、インフルエンザ菌やさまざまな悪い菌がたくさんいるため、対抗できる体を作らなければなりません。そこで、「ちょいワル菌」を体内に取り込むのです。いい菌を入れても免疫は発達しませんから、それがいろいろなものをなめることに関わっているというわけです。 ですから哺乳瓶を消毒して無菌室のような部屋に入れてしまうと、赤ちゃんの腸はきちんと発達しません。事実、生まれたばかりでアトピーになっている赤ちゃんの便を調べたら、半分近くは大腸菌が一匹もいませんでした。ということは、アトピーになっても治らない。成人になったら、卵も牛乳も受けつけない体になってしまうのです。ですから赤ちゃんには自然にそのまま、好きになめさせたらいいのです。不潔なように見えますが、本当は必要なことなのです。菌の力を借りて、人間の力を強めようとしているわけです。つまり体を強めるためには、「ちょいワル菌」と付き合わなければいけない。いいやつと付き合うだけではだめなのです。それは、動物もやっていることです。 動物はまず腸を大事にし、腸を発達させます。具体的にいえば、腸内細菌を増やすために、生まれたらすぐに土をなめるのです。たとえばパンダ、笹を消化する酵素を自分では持っていません。笹を消化する酵素は、腸内細菌が持っているのです。コアラもまた、ユーカリを無毒化する酵素は腸内細菌が持っています。つまり腸内細菌がいないと、我々は生きられないのです。 [未来授業〜日本人たちへ 藤田紘一郎] より B腸内細菌が心身を元気にする 近頃は除菌・抗菌ブームですが、昔から人間と共存してきた細菌は、有害な細菌から人間を守るバリアの働きをしています。 これらの細菌は不潔なバイ菌ではないのです。 私は腸内細菌が減ったことが、近頃増加しているアレルギー(アトピーや花粉症など)や自己免疫疾患、うつ病などの原因のひとつと考えています。うつ病という病気は、脳内のセロトニンという物質が減少することで起こるのですが、脳にあるセロトニンの元となる物質は腸内細菌が作っています。腸内細菌は身体だけでなく、心の健康も支えているんですね。つまり、たくさんの細菌が腸内で活発に活動している人ほど心身ともに健康になれるのです。 [ぐるたび 藤田紘一郎]より
大人も菌と付き合わないようにしていると、次第に免疫が落ちてきます。ですから日本人の免疫力が落ちているというのは、きれい過ぎる社会のせいなのです。 腸内細菌も、悪玉菌がいないとちゃんと反応しません。ちなみに善玉菌、悪玉菌と分けることには、私は反対です。悪玉菌を全部なくしてしまうと、善玉菌は全然働かないからです。善玉菌をきちんと働かせるためには、悪玉菌が必要なのです。腸はそれを知っているからこそ、悪玉菌を平気で体内に入れているのです。でも、本当に悪い菌に対しては、激しい反応を示します。たとえばコレラ菌が入ってきたら、わっと粘液を出して追い出そうとしますが、悪玉菌が来ても黙って入れているのです。悪玉菌が多過ぎると少し体調が崩れてきますが、それでも悪玉菌は必要なのです。 ならば、その善玉菌と悪玉菌のバランスを確認するにはどうすればいいのでしょうか? 答は簡単です。ウンチを見ればいいのです。たとえばバナナ状のウンチがポーンと出たら、腸内細菌はちょうどいいバランスが取れているということです。小さくて臭いウンチだったら、腸内細菌のバランスが崩れているということです。便は健康の便りで、便を見ればいろんなことがわかるのです。 [未来授業〜日本人たちへ 藤田紘一郎]より
では、常在細菌のバランスを崩さないようにして、菌と共に生きるために私たちはどうしたら良いのでしょう。下記を参考にしてください。
清潔にしようとして、殺菌剤や抗菌剤を使うことが、菌のバランスを崩し逆に不潔にしています。ですから菌を殺すような成分が入った商品は使わないようにしてください。また芳香剤や消臭剤などにも殺菌効果のある成分が含まれているものもあるので、使わないようにしてください。はっきり言ってこれらは、百害あって一利なしという言葉通りの不要な商品です。 また、多くの人は、腸内細菌のバランスを保つために、果物・野菜・豆類・穀物をバランスよく食べることだ考えます。なぜなら、繊維の多い食物は腸内細菌の餌となるからです。ですから多くの人が、これだけを守れば、腸内細菌のバランスがとれ健康になれると信じるわけです。 ところが、ここに大きな落とし穴があります。それは、果物・野菜・お米を育てるときに撒かれた農薬が腸内細菌を殺してしまうからです。また、食にのときに出される加工食品に含まれる、添加物も腸内細菌を殺してしまいます。特に蒲鉾やウインナーやソーセージに含まれる添加物は毒性が強く、家族に絶対食べさせて欲しくない食品の一つです。 また、スーパーで買う、味噌・醤油・みりん・ソースなどは、添加物や殺菌剤などが含まれており、決してお勧めできません。もし、熟成した味噌や醤油やみりんやソースなそを食べるならば…腸内細菌にとってとても良いはずなのですが…。工場で大量生産されたものには期待できません。 ある人はこう言います。自然食品のお店で買うのは高いと…。しかし、わたしはコンビニで買い物をする方がずっと不経済ではないかと思うのです。私たちがスーパーやコンビニで買う食料は、バラエティーに富んでいますが、原料をたどっていくと…石油にたどり着きます。私たちの体が土が材料なら、シンプルな料理でも無農薬、無添加の食料に変えたほうがずっといいはずです。 私の食べている料理は、本当にシンプルです。基本はお味噌汁とご飯。これに梅干やキムチやお魚を加えたものです。地味だけど、しっかり栄養が取れるものがベストだと思います。 また、庭がある人にお勧めします。ぜひ、空いた土地に…ブロッコリー、大根や人参、じゃがいもを植えてみてください。収穫しようと思わないで植えっぱなしにしとこうみたいな感じで…。そうすると、いつの間にか勝手に循環していることもあります。人参や大根は必ずしも根っこを食べないといけないというわけではないので、上の葉っぱを食べるといいですよ。根っこは抜いたら終わりですから。でも上の葉っぱだけなら…長いこと食べられますし、次の年にまた芽が出て…。野菜たちが循環するお庭になります。楽しいですよ。
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