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薬についての基礎知識・・・・・・・ 6 薬は、所詮‥ニセモノ・・・
漢方風漢方薬というニセモノ・・・・ 7 医療ミスを考える・・・・・・・・・・・
3 夢の治療薬「ホパテ」を考える・・・ 8 半端じゃない自然治癒力・・・・・・・・
4 治験について・・・ 9 病気は体を温めるだけで治る・・・・・・
5 不信??インフルエンザとタミフル 10 //////////////////////////////////


1.



┃薬についての基礎知識



私は、生まれてから成人するまでほとんど薬を飲んだことはありませんでした。それなのに‥我が子に対しては‥簡単に抗生物質を服用させたり、副腎皮質ホルモン入りの塗り薬を使用していました。薬がなくても、ほとんどの病気が治るという経験をしたのにもかかわらず…。

風邪は、たくさんの種類の菌がいるところの方が免疫もできて風邪にかかりにくいと言われています。また罹っても軽くて済むそうです。(除菌剤や殺菌剤を使うことがいけないのですが)またアトピーなども、洗剤・シャンプー・リンスや芳香剤などの化学物質を止めるだけで治ってしまいます。

それなのに‥私はいつの間にか薬に頼るという不自然なことを当たり前のように思ってしまったのです。そんな反省も込めて‥。これからは、医療にも薬にも頼らない決意!




 製薬会社の始まり

製薬業界は、ロスチャイルドとロックフェラーが支配する石油業界から派生してでてきたと言われています。なぜなら、石油から薬を合成したからです。多くの薬は、石油の副産物です。農薬とか、化学肥料とか、食品添加物とかみんな石油でできています。かつては、「まさか‥石油から?」とわたしも信じられませんでした。

近年、彼らは、個別零細農家の土地を奪い、超大規模機械化農業を実施し、膨大な農薬や化学肥料を投入した穀物、野菜、家畜のエサなどを作っていると言われています。



 昔の薬

昔の薬の多くは、元の素材をほとんどそのまま利用していました。たとえば、植物を乾燥させ、細かく刻んだりしたものを、煎じて飲むといった方法です。



 薬と塩素

今や誰でも知っている塩素。それほど‥私たちの身近なものになりました。なんせ、毎日使う水道には「塩素」が思いのほか含まれているのですから…。ですから、安全と思われがちなのですが、この塩素という物質の素顔は「劇物」なのです。


塩素は劇物

塩素は、法律で「劇物」に指定されており、多量に吸入した場合、死に至ることもある。


ところでこの塩素‥化学式で書くと Cl。地球上11番目に量の多い元素らしい‥。そのわけは、海水の中にNaと一緒になって海水に塩として溶け込んでおり、その量なんと5000兆トン以上。海に溶け込んでいる塩 (Nacl )は、 人間にとって生理上欠かせない物質。しかし、NaとClを切り離してしまうと‥Clである塩素が「毒性」を発揮するようになるそうです‥
http://www2.tokuyama.ac.jp/home/~kadowaki/kankyou/enso/enso.h
tm

だから‥「塩素(Cl)は、単独で自然界に存在しない‥」 ← 重要

ところが薬の成分を見てみると、塩化○○・塩酸○○等と言った塩素を含む化合物を見かけます。これは、塩素の性質を利用して医薬品を製造しているためで、「多くの医薬品は塩素がなければ製造することはできない」とまで言われているからです。

参考)http://www.jsia.gr.jp/data/cl_qa.pdf 内 13ページ



薬の殆どに塩素が

全ての医薬品と合成ビタミンの80%以上が塩素を使う工程を経ている。そして30%の医薬は塩素を必須成分として含んでいる。


ところで私たちの体は、常在細菌がいないと死んでしまうそうです。それは、食物繊維を消化したり、ビタミンを合成するのに、常在細菌はなくてはならない生き物だからです。なのに…塩素はそれらを殺してしまいます。私たちの普段の飲み物としての水道にも塩素‥そして日常に使う除菌剤、抗菌剤、殺菌剤、医薬品にまで塩素…。

「直ちに命に別状がないから」と‥こんなに塩素を使って良いものでしょうか?




 薬とベンゼン

現代は、バイオテクノロジーによって、錠剤、カプセル、粉薬、塗り薬、注射など、すべての化学薬品は、石油から作られているそうです。石油から製造されている現代の薬品は、発癌性が認められるベンゼンを含んでいるものもあります。

ベンゼンは、プラスチックや合成繊維、合成ゴム、染料などの原料物質として幅広く利用されています。純度の低いベンゼンは、ガソリンに添加されることもあります。多くの有機化合物を溶かすベンゼンは、有機化学の実験でも溶剤として広く使用されています。
このような商品の原料物質として使われるベンゼンが、医薬品にまで使われているなんて!!


ベンゼン(Wikipediaより)

ベンゼンは、医薬品、爆薬、殺虫剤、ゴム、潤滑油、色素、洗剤などの製造に用いられている。




 日本の医療費



↑「我が国の医療費の現状 〜医療を巡る問題を考える(1)〜 」より
http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/keizai_prism/backnumber/h24pdf/201210502.pdf

上の表を見ると‥
昭和45年(1970年)‥‥‥‥‥約2兆5千億円。
平成22年(2010年)‥‥‥‥‥約37兆5千億円。

たった40年で、医療費は約15倍にも増えました‥。

風邪で死んだら「菌が悪い」というが、抗生物質で死んだら「最善を尽くしました」となる…。こんなふうに、みんな医療を盲信してしまったのではないでしょうか。それがこの数字に現れているような気がします。もし、本当に医療がいいものだったら、病人が減って、医療費も激減していると思うのですが‥。







2.



┃漢方風漢方薬



現在の「漢方風漢方薬」は、薬草をじっくり煎じてエキスを抽出するのではなく、化学薬品を使って効率よく大量生産で作るため、「自然の生薬」と言えなくなっています。


漢方相談室 ニセモノ漢方外来とホンモノ漢方外来」より転載
     
 漢方風漢方薬


僕の店にきている取引先の漢方生薬のメーカーさんは、病院とも取引しています。この前、聞いたのですが、ある病院の漢方外来が、生薬を取り扱いたいとオファーがあったので、取引のお話をしにいったそうです。

そこは、某病院で、昔から漢方外来がちゃんとあるところです。ですが、生薬のサンプルをもっていったとき、漢方外来で一番偉い先生は、生薬の形をはじめて見たらしく、めずらしがっていたよう。

すごいですね。
漢方をやってる先生が、漢方生薬をみたことないっ!!
漢方医としては普通はあり得ないですね。

というのも、そこは、ツムラの漢方薬を扱っていて、ツムラの漢方をやってる病院の先生は、マニュアル的な病名漢方をやってる人が多いので、漢方の勉強をしたことないのでしょう。
漢方は本の医療ではなく、実践医療なので、生薬の事を知っておくことは非常に大事!!!!




若い頃、病院でもらったツムラの漢方薬。たいてい医師は、薬の虎の巻のようなものを参考にして‥、ツムラの何番かを決めて処方する。医師は、薬の虎の巻を見て‥これかな?みたいな感じで、出してくれるのですが。一向に効き目がないので、「これって本当に効くんですか?」と尋ねると。医師は決まって、「漢方は長く飲んで徐々に効果が現れるものです」と‥。

でも‥。あるとき体調が悪く、知り合いの漢方薬局で薬を調合してもらいました。その時は、30分以上問診があり、私の体質に合わせて薬を作ってくれたのです。ツムラの漢方は全くと言って効果がありませんでしたが‥。そこで調合してもらう漢方薬は、数日で効果が現れてきました。ですから、わたしは、漢方薬を長期間飲むことはありません。

体調が悪くなって‥短くて2週間、長くても2ヶ月くらい。最近は、漢方薬にも頼らなくてもいいくらい元気になりましたが、ツムラの漢方薬に効果がないのは、それなりの理由があると思いました。








3.



┃夢の治療薬ホパテ



1980年代、この薬は痴ほう症によく効くと言う事で、夢の治療薬と期待されていました。




脳血管性痴呆薬 ホパテ


・ホパテは、「脳循環代謝改善」の効能が認められていた医療用薬品(田辺製薬)です。
・この薬は、他の先進諸国では販売されていなかった。なのに…なぜか日本では承認されていた。売り上げだけは上昇。売上ランキング上位。(日本の高齢者が実験台になった…??)

・しかし、1989年ホパテによる副作用で11人の死亡者を出しています。
・今まで、「脳循環代謝改善薬」が38種類出ていて、その大部分(8割)が取り消されています。

・つまり、効きもしない薬を(一時的にせよ)、厚労省と医者は無知な患者に使用しています。
・とくに先のホパテ(田辺製薬)は、4000億円の市場を作り出したそうです。

・効きもしない抗痴呆症薬が、十数年の間に一兆円を超える市場になっています。
・他のメーカーの噂によれば、異常に高価な薬価は、実は政治薬価らしいそうです。

・やがて、このホパテという「脳循環代謝改善剤」は、無効の判定が下りました。



夢の薬とまで言われた薬だったのに。なぜ、ほかの先進国では販売されなかったのか疑問に残るところです。もしかしたら、私たち日本人は‥早いうちから、薬の実験台にされていたのかもしれません。

◇ホパテについて↓

http://www.tachibana-clinic.net/column/2012/03/








4.



┃治験について




薬が薬になるための人体実験


多くの人は新薬を使うと言うと喜びます。「新しい」と言う言葉のイメージがいいからだと思います。しかし、新薬と言うのは、動物実験から‥初めて人間に使われる と言う事です。新薬が使われるのは…老人ホームや大学病院なんかではないでしょうか?本来、新薬だろうが、現役の薬だろうが‥薬に頼ると言うところから…少し考え直さなければなりません…。



 治験はリスクを伴う



治験
とは

厚生労働省から「薬」として承認を受けるために行う臨床試験(人体実験)のことを「治験」と呼んでいます。
※臨床検査とは / 薬が人体に有効か安全かを調べる試験のこと  

   

つまり、新薬の人体実験を「臨床試験」。厚生省の承認を受けるための人体実験を「治験」と言います。「人体実験」というとイメージが悪くなりますから「臨床試験」と言ったり「治験」と言ったりするのだと思いますが…。どんなにイメージが良くなっても、人体実験に変わりありません…。

医師は「くすりを使えば病気に効果があると期待される患者さん」に治験への参加をお願いしたりしているそうです。

かつて高血圧症のわたしは、多くの人が飲んですぐに体調不良を起こすような薬ではないと思われる高血圧の薬を1錠飲んだだけで、頻脈(1分間に120以上)になって‥胸が苦しく、顔が腫れ‥3日間寝込んだことがあります。それ以来病院の薬を飲むのが怖くて‥病院へ行けなくなりました。

治験に合格した薬で、こんな結果になることもあるのですから‥初めて人体に使われる薬で、人の体がどうなるのか分かりません。実験台になるのは自由ですが‥薬は本来体にとって異物です。どんな結果が出るか分かりません。ですから、治験を承諾する場合は、ハイリスクであることを承知の上で承諾してください。



◇新薬と治験について http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/chiken/3.html 






5.



┃インフルエンザ治療薬タミフル




 タミフルについて


インフルエンザ治療薬のタミフルで、異常行動を起し、命を落とした人もいると言うのに、どうして、世界全体のタミフルの75%も日本が購入しているのでしょうか?あまりにも多すぎませんか?中国のように人口が多いわけでもないのに…。国に対する不信感が募るばかりです。それで、インフルエンザ治療薬タミフルについて調べてみました。



インフルエンザ治療薬 タミフル


・インフルエンザの治療薬タミフルは、世界全体のタミフルの約75%を日本政府が購入し備蓄している。
・日本の人口を考えると、備蓄されているタミフルの量は、異常。
・しかも、政府は、これらの備蓄した異常な量のタミフルの在庫処分をしなければならない。(どのようにして、在庫処分をするのでしょう?洋服などのようにバーゲンセールするわけにはいきませんから)

・タミフルは、アメリカ元国防長官ドナルド・ラムズフェルトが元会長を務めていたスイスのロシュ社で製造されている。そして、ラムズフェルト長官のお陰でロシュ社は大儲けしている。
・また、「新型インフルエンザ対策検討会」の委員名簿に、ワクチン業界代表の中川久雄・(社)細菌製剤協会常任理事が委員に。国民の健康より、ワクチン業界の利益を優先させる「報告書」になるのは当たり前ではないだろうか。

・タミフルは、全て化学合成によって製造され、しかもベンゼン環をもつ毒性の強い薬。異常行動や、腎不全などの副作用で亡くなる方も出ている。マサチューセッツ州では、新型インフルエンザワクチンの接種を拒否すると、1日1,000ドルの罰金と30日間の拘置が科せられるそうです。日本円にして1日10万円、30日で300万円!どうしてこんな法律ができるのだろう?
・アメリカ政府とロスシュ社に太いパイプを持つラムズフェルト氏。

詳しく知りたい方は‥こちらを読んでください。⇒ http://enzai.9-11.jp/?p=10196


日本で初めての新型インフルエンザでの死亡者は、透析を受けている慢性疾患を持っている人だったそうです。しかも、副作用の非常に強いタミフルを投与していたとのこと。腎臓や肝臓が正常な一般の人にもかなりの副作用の出る危険な薬を用いていたわけですから、無くなった理由がインフルエンザではなくインフルエンザ治療薬だったかもしれません。

なのに‥国は、慢性疾患を持っている人からワクチンをするという方針だけで、副作用の少ない治療薬に変更しようと検討することはありませんでした。



 期限切れの抗インフルエンザ薬処分


(↓ニュースの切り抜き)


どうしてこんな危険な薬をロシュ社は日本にだけ、異常な量を購入させたのでしょう。また、なぜ日本政府はそれに応じたのでしょうか?そのへんの説明を政府は国民にすべきではないでしょうか?



 不可解な豚インフルエンザ

インフルエンザ治療薬タミフルと話が少しそれてしまいますが‥

まだ流行していないうちに、豚インフルエンザで○○人死亡というニュースを聞くと‥いつも変だなぁ〜と思ってしまうのです。自分が、熱が出て病院へ行った場合、インフルエンザが流行ってなければ、インフルエンザの検査をすることもなく、風邪薬をもらうだけだからです。しかも、その後、私が、死んでも、病院は、私のその後は、知らないはず…。

ふつうは、高熱で…死者が大勢でて…、何だろうと大騒ぎになり…研究者たちが血液や淡などを調べて…それから少しずつ原因が明らかになっていくという流れだと…。なんだか、新型インフルエンザの始まり方も、同じ流れだったような‥。

むかし、戦争をしない平和な国と言われたスイスで武器が作られていました。そしてスイスは、武器を売ることで膨大な利益を上げていたそうです。そして、今スイスでは人々の健康のために医薬品が作られ、その医薬品によって膨大な利益を上げていると言われています。

お金のシステムが招いた悲劇でしょうか?








6.



┃薬は所詮‥ニセモノ




天然に存在する物質はすべて化学構造を持っています。その化学構造を人間の知恵と技術によってまねて、天然のシルクがナイロンに、天然のゴムが合成ゴムへと作りかえられまてきました。それは全て、黒いドロドロした液体、つまり石油を原料に作られているのですから驚きです。

どんなに化学構造をまねて、本物そっくりに作っても、所詮偽物はニセモノです。なぜなら、人間の手を加えていない本来のままのものは、全て食物連鎖によってなんなく土に還ります。しかし、これら合成品は‥食物連鎖によって土になかなか戻りません。そりゃそうですよね。原料が生きものの食べ物とは程遠い‥黒いドロドロした液体なのですから。生きものの食べ物の原料は石油ではなく、土(石油で造られたものが混じっていない土)のハズです。

ですから、石油で造られた衣類やプラスチックなどの家庭から出るゴミがどんどん大地に積み重なり‥そのゴミによって私たちは押しつぶされそうになっています。

医薬品も例外ではありません。これらの技術を応用して、自然の生薬や体のホルモンなどの化学構造を真似て薬が作られているからです。そのように作られた薬。所詮ニセモノでしかありません。

なぜなら‥ステロイドなどの医薬品は、劇的な効果がある半面、強い副作用があるからです。また、強い副作用が出ない物でも、長期服用している間に…少しずつ毒性が蓄積され体調に悪い影響を及ぼすからです。







7.



┃医療ミスを考える



助けてもらおうと病院へ行ったのに‥医療ミスで死んじゃうって事もあります。だから、どの病院が良いかと、みんなに評判を聞いたりするわけですが‥運悪く評判のよい病院でよりによって自分が医療ミスに会うと言うこともあります。

ですから、病気にならないように‥日頃から自然治癒力を高める工夫をすることが大切ではないでしょうか?




 ずさんな腫瘍マーカー

検査結果が間違っている事もある

病院で行った検査結果を疑う人はいません。なにか‥医師が告げる検査結果に対し、決して疑ってはいけないような強い「権威」のようなものを感じるからです。しかし、実際は下記の記事のようなことがあります…。

私たちは、医師が告げる検査が100%正しいと思い込んでいますが‥検査結果も簡単に信じてはいけないということがわかります。こんなことが起こる背景には‥医療関係者の良心がかけているからかもしれません。



               腫瘍マーカー誤検診 


             
兵庫県立こども病院がんセンター

              
東病院で627件 厚労省聴取  2011.9.28 


国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の臨床検査部で、平成21年までの4年間にわたり、がんの発生を確認する「腫瘍マーカー検査」に使う「試薬」に、本来使うべきものとは異なるものを使用、するなくとも627件の検査が行われていたことが27日、関係者への取材や内部資料から分かった。誤った検査結果は、そのまま医師に伝えられており、その後患者に不必要な検査などを強いた可能性がある。  ( 「産経ニュース」←クリック )


腫瘍マーカー誤検診 兵庫県立こども病院がんセンター東病院で627件 厚労省聴取  2011.9.28” 



 規定の10倍の濃度の抗生物質を投与

投与される薬や注射の量が間違っている事もある

規定の10倍も濃かったという抗生物質を投与されたことで、足の指3本を、切断しなければならなくなったそうです。


抗生物質投与ミス 兵庫県立こども病院

兵庫県は21日、同県立こども病院(神戸市須磨区)で今年6月、生後1カ月の女児に誤って抗生物質を規定の10倍の濃度で投与したと発表した。投与により女児は右足の指3本が壊死(えし)、切断を余儀なくされた。
2013年8月21日

[産経ニュース]
←クリック )




 麻酔器操作ミスで心配停止

麻酔操作ミスで命を失うこともある


酔器操作ミス
 兵庫県県立がんセンター  2013年8月21日

県立がんセンター(同県明石市)で6月上旬、50代女性の手術で、麻酔器の操作を麻酔科の男性医師が誤り、二酸化炭素が体内にたまり女性が一時心肺停止となる事故があったと発表した。女性は蘇生(そせい)措置で回復したが、県は慰謝料として50万円を支払うことで女性側と合意した。  ( [産経ニュース] ←クリック )




 体内にガーゼ起き忘れ

命に別状はなかったとは言え、このミスで二回手術をしなければならなくなったわけで、体に大きな負担を余儀なくされたのは確かでしょう。


ガーゼ置き忘れミス 大阪・十三市民病院  2012年12月14日


大阪市立十三市民病院(大阪市淀川区)は14日、手術で使用したガーゼを30代の男性患者の体内に取り残すミスがあったと発表した。再手術で取り出し、患者の命に別条はないという。 同病院によると、手術は13日に行われ、男性外科医(38)が大腸の一部などを切除。その後、14日のレントゲン検査で、体内にガーゼ(縦、横ともに約30センチ)が残っているのが見つかったという。 [産経ニュース]





 インスリン過剰投与で死亡

運動をすることで、インスリンなどの治療なしで糖尿が治ったという人もいます。それなのに、こんな基本的なミスで死亡させられてしまうなんて!



インスリン投与ミス      三重大  2002年10月01日

三重大病院(津市)は1日、同病院脳神経外科で9月、高血糖の治療のため入院していた男性患者が、血糖値を下げる薬剤のインスリンを予定量の40倍も看護師から投与され、死亡したと発表した。 [共同通信]





 まとめ

ありえないことですが、肺を手術する予定の患者が心臓を手術されてしまった事故があったそうです。これは、平成11年1月横浜市立大学付属病院で起こった、「患者取り違え事故」。新聞では「ありえない」と報じたそうですが、実際は、この手の事故は時々起こっているそうです。

そのほか、どんな医療ミスがあるかというと…。患者と違う血液を輸血して死亡させたという輸血ミスとか。ミルクを静脈注射したという静脈注射ミス。これは…看護師が胃へのチューブと静脈へのチューブを間違えたのが原因だそうです。調べるとたくさんの医療ミスがあります。これだけの医療ミスがあるのですから、私たちは、医療に頼らなくても元気で過ごせるように考える必要があると思います。  [参考/ 医療ミスから学ぶ安全衛生管理のありかた]







8.



┃半端じゃない自然治癒力




 肉を食べないのに免疫力がすごい


人は自然から離れ、文明という知恵に頼ることによって‥どんどん弱くなっているような気がします。本来殺菌も殺虫も不要。薬だって不要。だって、自然が与えてくれた「自然治癒力」という力が備わっているのだから‥。


↓「アレルギーからもらったもの/過ぎたるは及ばざるがごとし」より 要約転載


自然治癒力が半端じゃない人々


西アフリカ、マリ共和国の田舎。この人たちはフルべとかフラニと呼ばれ、昔から牛やヤギの放牧を生業としている民族。畑仕事は男性の仕事と決まっており、広大な畑を鍬で耕して前年度収穫した穀物の粒を蒔いていきます。蒔いたら後はおてんとうさま任せ。雨期が来て雨に恵まれたら芽が出、大人の背丈よりも高く茎が伸び、トウジンビエならガマの穂みたいな実を付けて、ソルガムならちょうど日本の高キビみたいに首を垂れる実を付けます。

素掘りの浅井戸なので家畜の糞便や毛も混じるしゴミも落ちる。余り衛生的とは言えない状況。それでもそれしかないから飲むんですが、井戸によっては生臭い匂いがします。

フルべの人たちが飼っている牛は‥日本の牛よりだいぶやせてます。日本の牛舎の牛みたいに不自然に栄養たっぷりの配合飼料はもちろん与えられてないし、基本的に餌場を渡り歩いての放牧をして飼っているので餌があれば食べられるけどなければ食べられない、というある意味自然な状態。

さてこのフルべの人たち、放牧が生業なので乳製品をたくさん摂取しているかと思いきや、全然そうではない。人間もそうだけど、牛も産後の一定期間しか乳は出さないので、(日本みたいな人工授精じゃなくて)自然交配だとそう頻繁には妊娠しない。

出産した母牛から乳を搾るのも、赤ちゃん牛が飲む分を差し引いた分しか人間には回ってこないから、大した量は絞れない。更にホルスタインが一日20〜40リットルの乳を出すのに比べて、こちらの牛はせいぜい4〜7リットルが精いっぱい(品種改良されていないので)。

そういう訳で、牛を何十頭と飼っていても人間が手に入れられる乳の量は本当に少ないのです。しかもフルべの人たちはそれを自家消費するのではなく、誰かに売って現金収入を得るための手段としているので、自分の口にはますます入りません。自家消費と言う意味ではヤギやヒツジの乳の方がまだ一般的でしたが、それでも数日に一回、どんぶりに一杯くらいのヤギ乳を大勢で回し飲みするくらいだったでしょうか。

鶏やホロホロ鳥も飼っていて、人間と同じ住居スペースに住んでいるので究極の平飼い状態でしたが(だってお部屋の中にまで入ってくるんだもの・・・ヒツジやヤギも・・・)。

やっぱりこちらも卵を毎日産む訳じゃないし、産んでも卵で食べるより孵化させて成長させて肉を食べる方が得ということで余り卵の状態では食べません。

あ、その肉を食べるのも年に数回といったところです。ちなみに鳥を一羽潰しても家族の人数が多いので一人当たりに換算すると一口か二口位にしかならないので、年間で食べる肉の量は本当に少ないと思います。

これが首都の人間となるとちょっと事情が違ってきて、肉も田舎の人間よりは食べるし乳製品も比較的手に入りやすい(でもスーパーでパックのものを売っているのではなく〜そもそもスーパー無いし〜フルべの人たちが市場や道端で絞り建てのを売ってる)。とはいえ国全体が非常に貧しいので都市部の人でも庶民の食生活はつつましいんですけど。

日本はマリみたいに近くに放牧をしているフルべの人がいなくても(笑)簡単に乳製品が手に入るけど、それは牛乳を加熱処理して滅菌し、それを腐らせないようにパックして低温下での輸送をすることができ、保冷の出来る売り場に並べることができ、更に各家庭に冷蔵庫があるからこそ牛乳を一気飲みできるってわけですね。

育てられてる乳牛もマリの牛とは違って搾乳量アップのために人為的な操作をたくさんされているわけですし、こういう前提のもとに成り立っている牛乳消費って、やっぱりかなり歪んでます。

牛乳も少量であれば薬になるのかもしれないですが、過ぎたるは及ばざるがごとしで大量に摂れば摂った分だけ身体にいいという根拠にはならないと思います。だって、フルべの人たちみたいな状態では人間には現代人が消費している量の牛乳は入手できないんですから。それを身体で証明してくれているのがてんてんみたいなアレルギーっ子だと思います。

あ、ちなみにフルべの人たちは怪我や病気の時の自己治癒力は半端じゃないです。相当深い傷を負っても、肉芽の盛り上がりのスピードは尋常じゃありません。私なんか、ちょっと腕に吹き出物が出ただけでそれが膿を持ってパンパンに張れて抗生剤を塗りまくってやっとのことで治ったりしてたのに。先進国のひ弱な現代人はマリの過酷な環境に置かれるとたかが吹き出物ひとつでも命取りになりかねないということなのです。

生業は放牧だけど、彼らは乳製品も肉もほとんど食べてない。その彼らの肉体は非常に強靭で免疫力も高い。これ、どんな偉い学者さんの出したデータより私にとっては信頼できる、自分自身で見聞きして得た結論です。




 記事を読んでの感想

もし人々が、極力自然に沿って生きるなら…、少々不潔と思われるようなところでも‥人は元気に生きていけるようになっているのではないでしょうか?また、それを実践することが、自然にとっても健康にとっても最善ではないでしょうか。私自身、かつて除菌剤や抗菌剤に頼っていましたが、それらに頼らなくなった今の方がずっと病気にかからず元気に過ごせているのですから…。








9.



┃病気は体を温めると治る




わたしは、20歳を過ぎたころから、体の冷えが酷くなってきて…鼻炎などの症状も出てきました。合成洗剤や農薬などの化学物質と共に成長してきたわたしですが‥。あんなに体がぽかぽかしていたのに不思議な気がしました。もし、私があの当時、化学物質を遠ざけ、冷える体を冷やさないよう努力していたら…どれほど元気に過ごせたでしょう。

ですから皆さんにもこの方法を是非お勧めします。病院に入院したり手術することを考えればそう難しくありません。合成洗剤をやめて水だけで服を洗うのは、経済的で楽です。シャンプーやリンスも、純石鹸に変えると肌はきれいになるし、化粧もするよりしないほうが楽です。そして体を温めるだけ。超簡単。だれでもできる健康法だと思いませんか?


↓「ガンも生活習慣病も体を温めれば治る!」より転載(要約)



癌も生活習慣病も体を温めれば治る!


@体内の老廃物掃除屋・白血球

白血球(好中球)は、一般に"細菌やウイルスを処理する細胞"と考えられているが、実はその主な作用は「体内の老廃物・有毒物の処理」である。

白血球は血液中を自在に泳ぎまわり、常に体外からの細菌の侵入に備えている。まず骨髄の中で骨髄芽球として生まれた白血球は、その後、前骨髄球、骨髄球、後骨髄球、桿状球、分葉球と段階を追いながら成長する。このうち後骨髄球までは、骨髄の中にしか存在しないが、桿状球になると血液中に出てくる。そして、桿状球、分葉球のみが血液中を泳ぎまわって、血中の老廃物や細菌を貧食、殺菌できるわけだ。

実は、私は大学院時代の四年間、白血球の機能の研究に没頭していた。当時、私は何度もそのすさまじい迫力を目の当たりにした。というのも、白血球というのは、墨汁をたらしても、ラテックス(ゴム)の細粒をばらまいても、すぐさま走り寄ってきて、これらの異物をすさまじい勢いで貧食しはじめるのだ。白血球が墨汁を食らうときなど、自分自身が真っ黒になっても食べるのをやめないのである。

つまり、白血球は体内で老廃物・有毒物を処理する"掃除屋"の働きをしているというわけだ。この"掃除屋"の働きを強めることができれば、万病の予防、治療になることは容易に想像がつくだろう。

では、白血球の働きが一番高まるのは、体温が上昇したときである。入浴や運動(散歩、スポーツ、労働)などで体温が上昇したときはもちろん、炎症、ガン、膠原病などの病気で発熱しても、白血球の働きは活発化するのだ。

これは裏を返せぼ、我々の体が病気をしたときに発熱するのは、白血球の働きをうながして、体内の老廃物や中毒物を処理し、治癒を早めようとする反応にほかならない。ということは、日頃から入浴、サウナ、スポーツ、カラオケなどで体温を上げておけぱ、白血球がよく働き、血液内の老廃物が貧食・処理され、病気を予防できることになる。

このほかにも、ビタミソCや鉄分を摂ると、白血球の働きが促進されることがわかっている。これは、白血球、副腎、扁桃腺など免疫現象に深くかかわっている箇所が、体内でもっとも多くピタミソCを含んでいるからだ。

逆にピタミソCが不足すると、白血球の機能低下や血管の脆弱化を招き、その結果、感染症や出血を引き起こす。この病気は「壊血病」といわれ、大航海時代、長期間にわたって新鮮な野菜や果物を食べられたい水夫たちを襲ったことは、よく知られている。

また、このほかにも白血球を活性化する物質として、「サイトカイン」がある。このサイトカイソを増やす働きがあるのが、タマネギ、ニラ、ニンニク、ネギなどのアリウム属の野菜、ニンジン、ダイコンなどの根菜類、キャベツ、ホウレンソウなどだ。これらは、生で食べても、煮ても焼いても、サイトカイソを増やす効力は変わらないことがわかっている。ぜひ日頃から積極的に摂るように心がけたい。

とにもかくにも白血球は、体内の老廃物を貧食・処理して、血液が汚れ、病気になることを必死で防いでいる。


しかし、過食や不適切な食物の摂取、運動不足、ストレスなどによって、血液中に老廃物が増えすぎると、白血球だげではもはや処理しきれなくなることがある。すると今度は、体外から細菌が侵入してきて、肺炎、扁桃腺炎、膀胱炎などの炎症を引き起こし、血液中の老廃物を燃やして血液をきれいにしようとするのである。



A癌は体に良い? (癌性善説)

実は、体内を自由に動くことができる細胞は、白血球の他にもう一つある。それがガン細胞だ。つまり、ガン細胞と白血球は、ある面で非常に似通った性質をもっているといえる。そこで、私が唱えているのが「ガン性善説」だ。

「ガン」といえぼ、すべてが悪者と考えがちだが、すべてのガン細胞が体に悪い影響を与えるわげではない、と私は考えているのだ。では、ガンの恩恵は何かといえば、ガン細胞もまた、白血球と同様、「血液の汚れを処理し、浄化すること」なのである。

ガン患者がよく「風邪を引いたこともない私が、なぜガンに…」という台詞を口にするが、これはある意味で当然といえる。発熱などによって老廃物を体内から一掃してこなかったことが、ガン発症に大きくかかわっていると考えられるからだ。


したがって、ある程度の発熱や嘔吐、下痢などの反応は、むしろ体が自らを浄化し、ガンなどの大病から体を守っているサインだと喜んだほうがいい。このように体が老廃物を出そうとする反応は、大病の予防において、非常に大切たのである。

ところで、最近、病気や老化の原因として、活性酸素が悪者扱いされている。これは、物事を一面的に見る傾向のある現代医学が、ひとたび活性酸素が体に悪い影響を及ぼすということがわかると、一つ覚えのように「活性酸素が万病の原因だ」「老化の原因だ」と騒いだのが原因のようだ。

実は、活性酸素は白血球から発見されたという経緯をもつ。呼吸する酸素のおよそ2バーセソトが活性酸素になるといわれているが、白血球が体の老廃物や病原菌を食べ殺すときにも、活性酸素は生成されているのである。

体内にバイ菌が侵入すると、白血球はそれをめがけて活性酸素を放ち、バイ菌の力が弱まったところで、それを食べる。つまり、活性酸素は決して悪者ではないのだ。たとえば、風邪を引いたときに喉が赤く腫れるのは、白血球が喉に付いた病原体を狙って活性酸素を放った結果、喉の粘膜も傷つげた現象なのである。

この事実をふまえると、活性酸素は「老廃物や病原菌を燃焼させるのに必要な酸素」と考えることができる。しかし、もちろん活性酸素が体にとって毒になることもある。血液があまりにも汚れている場合は、当然のことながら大量の活性酸素が放出され、その結果、余剰な活性酸素が自分自身の細胞の核を傷つけてしまい、遺伝子に異常が生じてガン細胞に変化することがあるからだ。つまり、活性酸素を毒とせず、薬として働かせるには、日頃から血液をきれいな状態に保つ必要があるのだ。

ちなみに体には、この両刃の剣ともいうべき活性酸素を無害化するための「スカベンジャー」と呼ばれる除去剤が備わっている。たとえぼ、唾液などに含まれるSOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)という活性酸素を取り除く酵素がそれだ。SODは年とともに減少するため、年をとるとガンにかかりやすくなるとか、老化が早まるといわれる。

外から体内に取り入れるスカベンジャーとしては、ピタミンA・C・E、生姜に含まれるクルクミン、リソゴ・サクランボ・ブドウのエラグ酸、お茶のカテキンなどがある。これらも日頃から摂るように心がけるとよいだろう。

この活性酸素、実はガン細胞からも多量に発生している。よって、ガン細胞も、白血球と同様に体内に溜まった老廃物・有毒物を処理するために必要なのではないかという考え方もできるのだ。つまり、ガンは血液を浄化して、延命しようとする装置と考えるわけだ。これこそが「ガン性善説」である。

実際、ガンを手術したために転移が早まる、という例はよくある。最近では「ガンは切らないほうが、自己の免疫システムが働き長生きする」と考える医師も増えてきた。ガンという血液浄化装置が手術によって取り払われてしまったら、生きているかぎり、体は新しい浄化装置(=ガン)をつくろうとする。これこそが「ガンの転移」と考えることもできるのではないか。



B発熱しても薬は飲むな

ドイツの医科大学でガンの自然療法を行なっていたイセルス教授の言葉に、「世界には2人の名医がいる。それは食欲不振と発熱だ」というものがある。

食欲不振も発熱も、「体が自らを治そうとして起きた反応」と捉える考え方だ。

風邪や肺炎をはじめ、胆嚢炎、膀胱炎、髄膜炎などの炎症疾患には、すべて発熱と食欲不振を伴う。これらは、我々の体が体内の老廃物・有毒物を燃やしているサイソであるぱかりか、通常は消化活動に便われるエネルギーを病気治癒に費やそうとする反応である。同時に食を断つことで、病気のもとである老廃物や有毒物をこれ以上体内に侵入させたり、つくらせたりしないようにしているのだ。これは人間だけでなく、どんな野生動物も行なっていることである。

ところが、現代栄養学では、食欲の落ちている人にも無理やり食事を摂らせようとする。また、現代医学では、発熱に対してすぐに解熱剤を使うという悪しき習慣をずっとつづげてきた。そのおかげで、「熱=下げるもの」という考えが一般の人にも深く根づき、いとも短絡的に薬局で薬を購入し、飲みまくるのが現状である。

現代医学は、病気の原因についても、すべてウイルスや細菌のせいにしたがる。その一方で、なぜウイルスや細菌が体内に侵入するのか、その根本原因をまったく考えていない。そのため、熱が出たら下げるばかりか、ガソができたら切除する、湿疹ができたら抑える、などの対症療法を行なってきたのだ。その結果、さらに体内を汚し、病気を悪化させているのである。

しかし、食欲不振も発熱も体の防御システムが起こした治癒反応で、とくに発熱が病気の治癒にとって非常に大切な現象であることを認識すれば、自然と対策も変わってくるはずである。いいかえれぼ、「病気を治すために発熱する」といってもよいからだ。

古代ギリシャの医師・ヒポクラテスは、「患者に発熱するチャソスを与えよ。そうすれば、ワシはどんな病気でも治してみせるぞ」と言っている。当時からガンをはじめ種々の難病を、患者をわざとマラリァなどの感染症に罹患させて治す「発熱療法」があったという。

現代医学でも、1866年にドイツのブッシュ博士が「丹毒やその他の高熱を伴う病気にかかると、ガンが治ってしまう患者がいる」ことを論文で発表している。

また、1890年代以降、アメリカ・ニューヨーク記念病院の外科医・コーリー博士は、それまでの「発熱とガンの治癒」に関する文献を幅広く集めた結果、「手術不能の悪性腫瘍の患者で、丹毒に感染した38人中20人が完全治癒した事実」を発見し、意図的に病原菌を投与して治療をめざしている。また、体温の高いバセドウ病(甲状腺機能亢進症)の患者にガンの発生が極めて少ない (一般人の1000分の1以下) ことも認められている。

その一方で、高齢者によくみられる「無熱性肺炎」は、重篤になることが多い。なぜなら、病気を治すために必要な「熱を出す」体力がないことを示しているからである。

体温が上昇すると、白血球の細菌を貧食・殺菌する能力が増強されるのは、先に述べたとおりである。また、発熱すると最初こそ気分が悪いものの、そのうち何か陶然としてきて、気持ちよくなってくることさえある。これは、発熱すると脳からβ-エソドルフィンが分泌され、副交感神経がよく働き、血行がよくなり、病気の治癒が促進されるからである。

発熱した場合は、解熱剤を使うよりも、脱水を避げるためにお茶、紅茶、ニンジンジュース、リンゴジュースなど、好きなもので水分を補い、まずは様子をみよう。

また、発熱していても発汗がない場合は、生姜紅茶、生姜湯、梅醤番茶などで発汗させると、熱が下がることが多い。ただし、発汗してもなおかつ40度以上の発熱がつづき、気力・体力が萎えていくようなら、やはり医師に診てもらうべきである。

また、下痢も薬の力で無理やり止めてはいげない。体が毒素を排泄しようとして、起こしている反応だからである。まずは体をよく温め、毒素をしっかりと排泄し、失った水分を補給することである。


C血液の汚れが万病を招く

医者にかかることのできない野生動物は、病気やげがをすると、自ら食を絶つか、発熱する。もしくはその両方を一度にすることによって、自分で体を癒す。発熱と食欲不振が世界の名医であることは前に述べたが、野生動物はその言葉どおり実践しているのである。

これこそが自然の治癒力なのだが、残念たことに人間は、文明の発達とともにこの本能を忘れ去ってしまった。その気になれば、食べ物はいくらでも手に入れられるから、ついつい食べすぎてしまう。これをくり返すと、排泄するよりも入れるほうが多くなり、体に余分な老廃物が蓄積され、汚れた血が体内をめぐる結果、さまざまな病気になるのだ。

ところが、人問も意図的に飢餓状態をつくると、つまり「断食」をすると、眠っていた排泄機能が一斉に目覚める。断食中は、新鮮なビタミンと、ミネラルばかりのジュースと生姜湯くらいしか摂らないのに、まず吐く息が臭くなる。舌に苔が生える。目脂も出る。加えて、小便の色が濃くなる。黒褐色の便が出る。アトピー性皮膚炎の人は、湿疹がどんどんひどくなる傾向がある。断食中は、排泄機能がフル回転しはじめるために、老廃物が一挙に体外に出るのだ。

もちろん、断食をしなくとも、人の体には「血が汚れる」のを防ぐ機能が備わっている。たとえぱ、人間が砒素のようた毒物を飲むと、すぐに嘔吐してしまう。明らかに毒物であると体が認識できる場合は、血液中に吸収する前に胃でストップして体外に出す反応が起こるのだ。

これが胃を通過して十二指腸まで行ってしまうと、□から吐くことはできないため、体は腸液、胃液、膵液を激しく分泌して、毒物をドロドロに包み込み下から出す。これが下痢である。食中毒を起こしたときによく下痢をするのは、こういったメカニズムが働いているからなのだ。したがって、束洋医学では、発熱や嘔吐、下痢、発疹は「血を汚さない」ための反応だと考える。

ところが、現代医学では、抗生物質や解熱剤、点滴などを使って、この反応を抑えることに心を砕く。発熱が十分に行なわれないと、体内の老廃物は燃えないし、嘔吐や下痢をしないと、体内から老廃物は出て行かない。つまり、血の汚れが一向にとれず、血を汚れたままにしてしまうことになる。

漢方医学には、「万病一元、お血より生ず」という言葉がある。「お血」とは、汚れた血液のことである。血の汚れを改善するには、運動や入浴によって体を温め、血行を促進すること、過食を慎んで腹八分目にしてよく咀嚼し、血液成分のバラソスをよくすることが重要だ。だが、もっと手っ取り早い方法が、「瀉血(血を抜く)」という民間療法である。

「瀉血」は、背中の皮膚に鍼を数か所刺し、吸い玉で血液を吸い出す療法だ。瀉血すると、ドロドロした古血(お血)が出てきて、凝りや痛みが軽減する。実際、肩凝りなど、血の流れが滞ったところの血を抜くと、ブヨブヨと羊羹(ようかん)のような血の固まりが出てくることがあるという。

以前、私の知人で大動脈瘤摘出のために入院し、開腹手術をした人がいるが、彼の奥さんによれば、腹部の大動脈が握りこぶしほどの太さになっていて、その中はまるでヘドロのようだったという。

動脈瘤は、タバコを吸う人、大酒を飲む人、肉をよく食べる人がなりやすい病気で、動脈内に中性脂肪や老廃物が詰まって血の固まりができる。放置すると、やがて破裂し、およそ数分以内で命を落としてしまう恐ろしい病気である。

前出の彼は、手術によってこのヘドロを取り去ったところ、顔色もよくなり、非常に元気になった。このヘドロ除去こそが、まさしく「瀉血」だったのだろう。

そもそも人間の体は、発疹を出したり下痢をしたり発熱したりして、血液中の老廃物を処理し、できるだけ長生きしようとするものなのだ。東洋医学からみれぼ、ガンさえも最終的な血液浄化装置なのである。胃ガンなら吐血、肺ガソなら喀血、大腸ガンは下血、婦人科のガンは不正出血といった具合に、ガンは必ず出血を伴うが、これらは換言すれば自然に行なわれる「瀉血」といえるだろう。


D体温低下が免疫低下を招いている

ここまで読んですでにおわかりだろう。白血球の働きをうながして免疫力を高めることも、アレルギー対策も、すべては「体温を上げる」ことが鍵を握っている。

実際、ガンやアレルギー、膠原病など、免疫システムの狂いによって生じる病気が増えている一番の原因は、低体温化にある。私たちが子どものころは、子どもの体温は37度、大人は36度6分か7分程度であったが、いまの日本人ば子どもも大人も35度台の人が多い。

実は、ガン細胞は35度で一番増殖し、39.3度で死滅する。したがって、体温の低い人はガンの格好の餌食となってしまうのだ。体温が一度下がると、37バーセソトも免疫力が下がるという説もある。体温が上がれぼ白血球もよく動き、免疫力も上がるのだ。

新陳代謝が亢進し、発汗・発熱が激しくなるバセドウ病患者がガンになりにくいことや、ガン治療にも古代ギリシャの時代から「発熱療法」があったことは、すでに紹介した。「発熱療法」とは、体を発熱させることで、ガン細胞の増殖を止めようというものだ。

こんな話もある。イタリアのポンティン湿原周辺の人々は、数百年もの間、ガンにかからなかったそうだ。イタリアの医師グループが原因を調査したところ、その沼にはマラリアの病原体をもった蚊が多数生息していることがわかった。つまり、住人たちは日常的に蚊に刺されてマラリアにかかり、熱を出していたのだ。マラリアによる高熱こそが、ガンの予防につながったと考えられる。

では、反対に体温が下がると体はどう反応するか。

まず体が行なうのは、水分を外に捨てることである。なぜなら、雨に濡れると体が冷えるように、余分な水分は体を冷やすからだ。

たとえぼ、体が冷えるとくしゃみや鼻水が出る。体が冷えるとトイレが近くなる。さらに、寝冷えをすると下痢をする。偏頭痛も実は冷えからくる病気で、ひどいときには吐くこともある。これは、胃液という水分を体外に出して体を温めようとしている現象なのだ。

腰痛や膝の痛み、肩凝り、四十肩、リウマチなどの痛みも、冷えが原因している。その証拠に、痛みは温めるとやわらぐことが多い。アレルギーもまた、余分な水分が原因する「水毒」の症状であることは、前に述べたとおりである。









自然は、区切りがない世界。無限に大きくもあるが、無限に小さくもある世界だった。


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