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平成18年第2回定例会 一般質問内容(詳細) |
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| 伊沢勝徳議員 |
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次に,霞ヶ浦沿岸のレンコン産地の振興策についてお聞きします。 |
| 内畠 農林水産部長 |
| 農業問題についてお答えをいたします。 まず,霞ヶ浦沿岸のレンコン産地の振興策についてでございます。 本県のレンコンは,土浦市を中心とする霞ヶ浦沿岸地域に1,600ヘクタールの作付があり,生産量,販売額ともに全国一の産地となってございます。 この産地振興に当たりましては,霞ヶ浦沿岸9市町村,JA等で構成するいばらきれんこん広域銘柄化推進協議会との連携を強化しながら,消費者ニーズをとらえた生産・販売対策を推進してまいりたいと考えております。 まず,生産面では,消費者ニーズに合った,食感や食味がよく生産性の高い品種の選定を進めますとともに,省力化のための掘り取り機,洗浄機の導入,周年出荷のためのハウスや鮮度保持に必要な保冷・製氷施設の整備に対し,引き続き支援をしてまいります。 さらに,消費者の安全安心志向の高まりにこたえるために,生産履歴の記帳を進め,いばらき農産物ネットカタログを通じて,その情報の公開に努めてまいります。 販売面におきましては,産地みずからが県内外の量販店等で行うPR活動等を支援しますとともに,県内での消費拡大を図るため学校給食への導入や,土浦市内のホテル,料理店などと連携し,レンコンのおいしさを知ってもらうための「れんこん料理フェア」を出荷最盛期を迎える前の毎年11月に開催しております。 本年は,この「れんこん料理フェア」が10周年を迎えますことから,家庭向け料理の提案や加工品の展示など,内容をより充実させたイベントとして開催し,本県産レンコンをPRしてまいります。 なお,霞ヶ浦環境への負荷軽減対策につきましては,これまで掘り取り時における泥水の流出防止対策等を進めてきたところでございますが,本年度より,霞ヶ浦流域市町村において化学肥料や化学農薬などを削減したレンコンのモデル的な実証栽培を行い,環境と調和したレンコン産地づくりを進めてまいります。 今後とも,県といたしましては,レンコン産地と一体となって生産・販売対策を推進するとともに,幅広い消費拡大の取り組みを支援し,全国一の霞ヶ浦沿岸レンコン産地の維持,発展に努めてまいります。 次に,農村地域の資源保全向上対策についてでございます。 農地や農地周辺の水路等の生産資源は,農業生産の基盤であるとともに,自然環境の保全など多面的な機能を発揮するための基礎となるものであり,これまで農家を中心に維持,管理されてまいりました。 しかしながら,議員御指摘のとおり,農村地域の高齢化や農家数の減少などによりまして,農家だけで用排水路等を適切に維持保全していくことが難しくなってきてございます。 このような用排水路は,全国で延長約40万キロメートル,本県内だけでも1万キロメートル以上に達しており,今後,更新時期を迎える施設が大幅に増えていくことが予想されているところでございます。 県といたしましては,生産基盤の保全管理が大変重要と考えており,平成19年度からの農地・水・環境保全向上対策の本格実施に先立ち,本年度は,試行的に県内11市の16地区でモデル的な活動を選定し,関係市長等地域の代表者で構成する資源保全地域協議会を県内4ブロックで立ち上げ,モデル地区への指導助言等を行うことといたしました。 これらのモデル地区におきましては,土地改良区を中心に,農家や子供会,老人会等が地域の取り組みについて何度も話し合い,実践活動を始めたところでございます。 主な活動内容といたしましては,地域が共同でため池や用排水路の草刈りや補修,泥上げ,道普請などを行うほか,子供たちが参加した空き缶拾いや水路敷への花の植栽,田んぼの生き物調査や蛍がすめる水路の保全活動等,さまざまな取り組みを行うこととしてございます。 今後は,取り組み事例の発表を行うフォーラムを開催するなど,農家や地域住民等へ一層の施策の普及啓発を図り,地域が一体となった保全活動を県下全域に広めることにより,生産基盤や農村環境等の地域資源を将来にわたり良好な状態で引き継げるよう努めてまいります。 |