平成18年第2回定例会 一般質問内容(詳細)

伊沢勝徳議員

 次に,土浦駅前の再開発事業についてお聞きします。
 近年,多くの都市で進展するモータリゼーションへの対応のおくれや,商業を取り巻く環境の変化,中心部の人口の減少などを背景に,中心市街地の衰退,空洞化が深刻化しております。このままでは,近い将来,多くのまちからそのまちの顔とも呼べるような場所が消えてしまいます。
 中心市街地の空洞化は,これまで県都水戸市と並んで県内の2大商業圏を形成してきた土浦市でも,土浦駅前において大型商業施設の閉店や大手ホテルが撤退するなど,例外ではありません。
 中心市街地は,商業施設を初め,オフィスビルなどさまざまな都市機能が集積しており,これまで住民や事業者にまとまったサービスを効率よく提供してきました。また,中心市街地の商業施設は,多くの人々を吸引し,貴重なコミュニティーの場も提供してまいりました。
 さらに,住居や公共公益施設などの都市機能が既成市街地に集約したコンパクトなまちである中心市街地は,大規模商業施設や病院等の公共施設が郊外に移転したまちより,車を運転できない高齢者などに暮らしやすい生活環境を提供もできます。
 中心市街地を活性化するためには,市街地再開発事業,道路,駐車場等の公共施設の整備など市街地の整備改善に関する事業と,消費者ニーズに対応した商品,サービスの提供など商業等の活性化に関する事業とを車の両輪として,各種の施策を総合的かつ一体的に推進することが重要とされております。
 現在,土浦市においては,市街地の整備改善に関する事業として,土浦駅前の北側に市を施行者とする再開発事業が計画されております。この事業は,駅前のにぎわいの創設をコンセプトに,約1ヘクタールの敷地に市立図書館や14階の高層マンションを核とする再開発ビルを建設するものであります。
 現在,土浦駅周辺では,マンションブームが起きておりますが,マンションにより人が住む場所を,図書館により人々の交流の場を提供するこの事業は,中心市街地活性化のため有効な事業であると考えます。
 また,この再開発事業に関連する道路や歩道について,高齢者の方などに優しいまちづくりをするためにも,この整備を早急に行っていく必要があります。
 そこで,土浦駅前の中心市街地活性化として重要な再開発事業の進捗状況と,県の支援策及び関連する道路等の整備について,土木部長にお伺いいたします。

三浦 土木部長
 次に,土浦駅前北地区再開発事業の進捗状況及び県の支援策,並びに関連道路等の整備についてお答えいたします。
 土浦市が実施いたしますこの事業につきましては,県といたしましても大変重要な事業であると考えており,昨年来,事業化に向け,国庫補助事業としての採択がなされるよう国に強く要望いたしました。その結果,このたび,平成18年度新規地区として採択されたところであります。
 県といたしましても,県の助成制度であります市街地再開発支援事業を適用いたしまして,土浦市を支援していくこととしております。
 進捗状況につきましては,今月の6日に土浦市におきまして市街地再開発事業の都市計画決定がなされたところであり,今後,平成21年度末の完成に向けて,地盤調査や事業計画の策定等が進められていくと聞いております。
 また,関連いたします道路につきましても,駅前広場からモール505方面への円滑な交通動線を確保するための駅前東崎線や駅と再開発ビルを連絡するペデストリアンデッキ等につきまして,まちづくり交付金を初めとする補助制度が活用できますよう,積極的に国へ働きかけてまいります。

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