白鳥沙羅のたわごと(自然に沿って生きていきたい)
・・・Home・・・ プロフィール 文明とは自然とは ・・・写真・・・ メモ/日記 サイトマップ 自然環境と体

自然ってなんだろう

文明がもたらしたもの
ここ

   自然って何だろう

    写真と短い言葉で「自然について」伝えます

↓ページをクリック (グレーのところは現在のページ)
1ページ 2ページ 3ページ ///// ///// ///// /////
『 自然って何だろう』 ↓表題をクリック 
ハエは私たちの仲間 11 森で食べた桑の実
ロボットに見えるカミキリ虫 12 絶滅危惧種:沢ガニ
オタマジャクシ大量発生 13
循環し続ける大根 14
木漏れ日 15
木があれば支えは要らない 16
山に行けば「ふき」はタダ 17
三千年も前から家畜だった 18
食糧と安全が確保された世界 19
10 野良にとって野は良いなぁ〜 20

長めの文章もあります。ご了承ください。
                                                     



1.


┃ハエは私たちの仲間


  食べると言う行為だけで森をいつも美しくしてくれます



生き物が食べ残したもの。生き物がした排泄物。これらを食べる生き物がいなかったら…自然界が文明同様ゴミだらけ。しかし、森がいつも美しくあるのは、それぞれの生き物が…それぞれ好きなものを食べる事で‥全てが命ある土に還り、その土が木々や草を育て…命豊かな森にしていくからではないでしょうか…。

人々はハエを問題にしますが、本当に問題なのは、ウンチを汚いとし、それを食べるハエを汚いとした人間の方だと思うのです。もし、人がハエを汚いと考えなければ、人間や他の動物から出たウンチはハエや微生物の食べ物となって木々や草を育てる命ある土になったでしょう。しかし、人々は環境をきれいにしてくれるこのハエたちに殺虫剤をかけ殺したのです。私たちの敵はハエではなく、森を切り開き、家を建て、ウンチを一か所に集める不自然な行為なのに‥









2.


┃ロボットえるカミキリ虫



  人間の都合で日本に上陸してしまいました



これは「ラミーカミキリムシ」。タキシードを着たロボットのように見えます。外敵が来るとテントウムシのように死んだふりをしたり、飛んで逃げていきます。ラミーカミキリムシは、茎や葉を食べるので厄介がられますが‥もし、人が自然を破壊しなければ、カミキリムシに庭の草花を食べ尽くされることはありません。不自然な環境で不自然な植物を不自然に栽培することが問題なのです。≪昭和初期、繊維を取るために輸入されたラミー(植物)。それにくっついてきた虫がラミーカミキリムシ。≫








3.


┃オタマジャクシ大量発生




  オタマジャクシだけの世界



美しい池の中。メダカもヤゴもタニシもいません。草も生えていないし、浮き草もない。ただオタマジャクシだけがうじゃうじゃいました。自然全体が衰退すると、特定の生き物だけが増えたりするのかもしれません。









4.


┃循環し続ける大根



  花が咲くと実を結び、種が落ちると芽が出る



2013年4月現在: ↑庭に大根。

↑そして庭の外の空地にも大根。

2010年から庭に植えっぱなしの大根です。食べなかったらどうなるのだろうと、そのままほったらかしにしたら…2011年、2012年、2013年と勝手に循環し続けています。普通、農家では、大根の種を植え大きくなったら一本残さず引っこ抜きます。そして同じ畑に全く違う野菜を植えるのです。商売だから仕方ないと言えば仕方ないのかもしれませんが。生きものにとって子孫を残すと言うこんな当たり前のことが、文明という社会においては許されないのです。
          







5.


┃木漏れ日



  強い日差しから守ってくれる森の木々



もし、人が扇風機やエアコンを作れなかったら、夏に涼しくしてくれる木々を、そう簡単には切り倒さなかったでしょう。先日、大好きな近くの森に行ったところ、重機で破壊され更地になっていました。たくさんの鳥や虫たちの住処があり、わたしの散歩コースでもあった森がいとも簡単に無くなり、夏は灼熱の大地になってしまいました。

もし、私たち人間が森から離れなかったら…。扇風機もクーラーも、そしてそれを動かす石油もウランもいらなかったでしょうね。









6.


┃木があれば支えは要らない



  命に満ち溢れているのはどっち?



↑他の木々と支え合う野生のふじ

↑鉄のふじ棚に支えられるふじ

「絞め殺し植物」と言われ、厄介者にされ伐採される蔓植物。蔓植物であるふじもまた、厄介者にされている植物の一つです。左の写真は、野生に生えたふじでとても生き生きしています。一方、野生から庭に植えられたふじ(右の写真)は、どことなく貧弱で元気がありません。それは、自然が 全体で一つの大きな命であり、個々で生きているのではないからだと思います。人は、生きる生き物だけを命だと信じていますが、真実は「死んでいく生きもの」もまた自然の大切な命なのです。なぜなら、蔓植物に巻きつかれた木が枯れるから‥カミキリムシや白アリがそれを食べることができますし‥。カミキリムシや白アリが枯れた木を食べるから‥、枯れた木が木や草を育てる命の土になれるのです。

人は鉄で作った道具で森を切り開き家を建てます。そして、残った森には、家を建てるのに必要な木を植え直します。本来の森を壊し、本来と違った森を創り、それを所有し売り買いします。だから、家を建てる材料の木を枯らす蔓植物が嫌いなのです。

もし、人がチンパンジーのように道具を使わずに寝床を作って森に住み続けていたなら‥きっと蔓植物を厄介な植物とみなし伐採したりしなかったでしょう。自然と調和しようとしないのは、お金に捕らわれた人間であり、蔓植物ではありません。









7.


┃山に行けば「ふき」はタダ



  自然があれば、お店は要らない



お味噌汁の具にしたり、炒めたり、てんぷらにしたらとても美味しいふき。この「ふき」、平安時代ごろから食べられていたと言われています。私が子どもの頃は、家族と山に行ってとってきて夕食のおかずにしたものでした。現在は、山が宅地になったり、誰かの所有地になったりして、自然の中で食材を探す楽しみがなくなりました。








8.


┃三千年も前から家畜だった



  食糧(家畜)⇒ ペット ⇒ 実験



動物園での、モルモットとのふれあいタイム。この日、私が抱いたのは、毛が天然でくりんくりんしたモルモットです(写真)。モルモットは、抱いている間、わたしの手をずっとペロペロと舐めていました。おとなしくて、とても可愛い動物です。

かつてチリの山岳に住んでいたモルモット。3000年前に家畜にされ、1500年代にはヨーロッパに持ち込まれ、1700年代ペットとしてアメリカへ。日本に来たのは江戸時代で、上流階級のペットになった。明治時代になって、実験に用いられたそうです。悲しいかな、人間にもてあそばれ続けている動物の一つと言えます。
http://ameblo.jp/pico101221/entry-11265143769.html








9.


┃食糧安全確保された世界



  つまらない日々



食べ物を見つけに放浪するのも、敵に追いかけられるのも…生きる楽しさの一つだったと寝っ転がっている動物園のカンガルーを見て改めて思わされました。人は道具を作り、食糧と安全を確保しました。しかし、このカンガルーと同じように生きる本当の楽しさを失ったような気がします。人が奴隷のように働いたり、スポーツをしたり、ゲームをしたりするのは‥つまらなくなった日々をニセモノで埋めているからかもしれません。








10.


┃野良にとって野は良いな〜



  自由に勝るものなし



避妊手術が勧められている野良ネコ。人が自然を破壊した結果、生き物が自由に子孫を残せない世の中になってしまったのです。人は自然に反する今までの生き方を反省し、本来の自然を取り戻さなければならないのに、去勢すれば良いじゃないかと安易に考えます。この短絡的な考えが後に生き物を絶滅に導いていくのです。だから、野良の自由を奪うのではなく、まずは自然環境を回復させて欲しいものです。








11.


┃森で食べた桑の実



 野生に還ったような気分



久しぶりに森で桑の実を食べました。子どもの頃、手と口を紫色に染めながら桑の実を食べていたことを思い出しながら…。ところで、桑の葉をお茶にして飲む地域もありますが、近年桑の葉に血糖を下げる働きがあることが分かったそうです。自然は、私たちの知識を超えていつも健康を与えてくれていると思います。自由に取って食べられる果物を国はどこにでも植えて残して欲しいものです。








12.


┃絶滅危惧種:沢ガニ



  これからも合成洗剤使いません



数年前住んでいた田舎には沢ガニが多く、家を一歩出ると写真のようなカニにすぐに会えました。しかし、川には合成洗剤が流れ…隅に固まった合成洗剤の塊を沢ガニたちが食べていました。かつては、側溝に流れてくるご飯粒などを食べていましたが、合成洗剤の塊を食べているのには驚きです。近年では、河川の化学汚染によると考えられる内分泌撹乱現象が沢ガニの雄で高頻度に認められていることが報告されています(参考;「沢ガニにおけるインターセックスを指標に」)。そして現在、沢ガニは絶滅危惧種となっています。人間の都合で、生き物たちが絶滅しないように、わたしたち一人一人が努力しなければならないと思います。(その他:沢ガニの寿命は、約10年で一生を通じ海と無縁に生活するそうです。)








自然は、区切りがない世界。無限に大きくもあるが、無限に小さくもある世界だった。
        
Home プロフィール 文明とは自然とは 写真 メモ/日記 サイトマップ 自然環境と体