サイト移転のお知らせ

当サイトは新しいドメイン(syu-riken.jp)に移転いたしました。

サイト名も「シューリケン」に変更し、内容もリニュアルしております。
お手数ですが、下記リンクをクリックしてください。

■新サイト「シューリケン」トップページ(http://syu-riken.jp/index.html)

■新サイトでの対応ページ(http://syu-riken.jp/topic001.html)

なお、移転に伴い、更新を終了しました。(2012.05.01〜)
今までご覧いただいた方々には心より感謝申し上げます。
新サイトにて今後とも変わらぬご愛顧をよろしくお願い致します。

修理補修建設企業組合

トピック

(1)耐震住宅だから安心?

皆さんは耐震住宅の性能表記をごらんになったことがあるでしょうか?

住宅性能表示基準の耐震等級
性能表示等級 性能等級の概要
等級
建築基準法レベルの建物強さ
数百年に1度程度発生する地震力にたいして倒壊・崩壊等しない程度
等級
建築基準法の1.25倍の建物強さ
数百年に1度程度発生する地震力の1.25倍の力にたいして倒壊・崩壊等しない程度
等級
建築基準法の1.5倍の建物強さ
数百年に1度程度発生する地震力の1.5倍の力に対して倒壊・崩壊等しない程度

上記の表を見れば分かると思いますが、通常の耐震住宅はで採用されている「耐震基準」は「繰り返し起こる地震(余震)」を想定していません。 建築法の耐震基準は「1度の揺れで建物が倒壊しない」基準であり、大きな地震が生じた場合、居住者が「避難する」事を前提としていて、地震後にその住宅に安全に住めることを保証した基準ではありません。

そのため大手のハウスメーカーでも「大地震があったら必ず検査してください」と地震後の住宅診断を勧めます。 その最も代表的な理由の一つは建物の強度が「水平・垂直」を前提にしているためです。

建物の自身の重さ(自重)は建物が真っ直ぐ建っていてこそ支えることができます。 地震の揺れで建物が傾き、その傾きを放置しておくと建物の自重で傾きが徐々に大きくなり、ついに建物を支えられなくなり倒壊します。

大きな地震があったら家屋に「傾き」や「歪み」が出ていないか確認し、安全に住めることを確認しましょう。

(2)耐震リフォームの意外な盲点

古い住宅の耐震リフォーム。
工事が終わって「これで一安心」と思うのは当然です。
ところが耐震工事の結果、かえって倒壊の危険が増す事があります。
何も「手抜き工事」が原因と言うわけではありません。これは基礎の補強に手を付けず、上物(家屋)の構造強化のみで耐震工事を済ませたために生じるリスクです。

E−ディフェンス公開実験では「強化した建物」の方が先に倒壊してしまいます。これは建物の強化に「基礎がついて行けなかった」ためです。
分かり易く例えると、柔らかい材質でできた釘抜きで釘を抜くのは難しいですが、固い材質の釘抜きであれば釘を抜きやすい。

*倒壊予定の補強していない手前の建物をメインに撮影していますが・・・

耐震補強していない建物が「柔らかい材質」の釘抜きだとすれば、補強した建物は「固い材質」の釘抜きです。実験では「固い方」が倒れ、「柔らかい方」が倒れず残ってしまったと言えます。

リフォームの場合、古くもろい基礎の上に強い建物の組み合わせは地震のとき「引き抜き力の増大」によって基礎が負けて破壊されてしまう可能性があります。
しかし基礎までも耐震工事してしまうと大がかりな工事となり、費用がかさみます。そのため耐震工事で基礎に手を入れない補強工事が多い。

特に古い住宅の場合、基礎の状態によっては地震の揺れに対抗する耐震リフォームより、揺れを受け入れて地震力を吸収し、基礎に負担を掛けない制震リフォームの方が良い場合があります。
ところが補強工事による基礎の負担増加の情報は広く知られておらず、また補助金も耐震補強工事のみを対象としています。
自宅の現状を把握して、自宅に適し工法を選択することこそ、地震に対する確かな備えとなります。


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構造材に負担をかけずに粘り強く揺れに抵抗し、減衰し、形状を復元するというコンセプトで開発された制震工法ボウシンの紹介ページ

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