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平成16年第1回定例会 一般質問内容(詳細)![]() |
伊沢勝徳議員 |
(質問前に) |
橋本知事 |
伊沢勝徳議員の御質問にお答えいたします。 若者へのメッセージとなる茨城の将来像についてのお尋ねでございます。 我が国は,これまでに経験したことのない少子・高齢社会の到来や急速なグローバル化の進展によって、社会の活力低下が懸念されておるところでございます。 一方、本県は、水や緑といった豊かな自然と、温暖で平たんな大地が広がり、首都圏の一角に位置し、陸、海、空の広域交通網や情報通信網の整備が着実に進み、高度な科学技術や多彩な産業が集積するなど、全国や世界に誇れる多くの地域資源に恵まれており、未来に向け、限りない発展可能性にあふれた県、そして、取り組み方次第で多くの夢がかなう県であると考えております。 こうした潜在的な力を県民が一体となって最大限に発揮していければ、茨城は、人、物、情報が活発に行き交う、世界をリードする産業拠点となれると同時に、だれもがゆとりや潤いを実感しながら、豊かな生活を送ることができる住みよい県となり、内外からうらやまれる、全国有数の地域になっていけるものと確信しております。 エネルギーの8割、食料の6割を外国に依存している日本が、21世紀に豊かな生活を維持していくためには、科学技術創造立国が極めて大切になってまいります。 そのような中で,茨城は,つくば,東海・日立の知的特区制度などの活用により,その中心的な役割を果たしていける,言葉をかえれば,日本人の豊かな生活を支えていける県になり得るものと考えております。茨城県というキャンバスは,いまだ空白部分が多く,若者が思い切って絵を描ける状況にございます。そして,そのすばらしい将来像を実現するためには,ここ20,30年ぐらいの間に,いかに茨城を発展させることができるかが大きなかぎになってまいります。 すなわち,明るい茨城の姿を現実のものとできるかどうかは,今の若い世代の皆さんの活躍にかかっていると言っても過言ではないものと考えております。若者の皆さんには,茨城の限りない発展可能性と輝く未来に自信を持ち,自分たちが新しい茨城をつくるのだという意気込みのもとで,存分に力を発揮して,この郷土を大きく飛躍させてくれることを期待しております。 私も,地上デジタル県域放送などを活用した,県民の皆さんへの情報発信やさまざまな機会を活用した若者との対話などを通じ,多くの方々と力を合わせて,21世紀が茨城の時代となるよう,全力で取り組んでまいりたいと存じます。 |