当院のセラミック治療
ステーション歯科クリニックでは、オールセラミック治療に関して、最新の設備を導入しております。
なぜこの設備を導入したかというと、できるだけ多くの患者さんのお口の中を、自然で健康的なものにしたいと思っているからです。
この設備のおかげで、高品質なため高価だったオールセラミック治療が、市場よりも安価ですることができ、比較的身近な治療になってきています。
最新セラミック治療システム セレック3
セレック3とは、審美性・生体親和性・耐久性に優れたオールセラミック修復物を作成することができる最先端のシステムです。
従来の修復物を作成するために必要な、型とりや仮歯の手間を省くことができ、加工が難しいセラミックをコンピュータがすべて加工します。
通常の歯科医院では、セラミックの修復物はほとんどが技工士がつくります。
セラミックは加工が難しく、熟練された技術と、高価な材料、多大な手間が必要になるため、技工料やその後の補償により、詰め物なら約5万円、被せ物なら約8万円が相場です。
また、その歯にあったオーダーメイドの物を作るため、それなりの期間もかかります。
しかし、セレック3を導入している場合、コンピュータで設計し、既製の100%セラミックブロックを設計したとおりに削ります。
そのため、セラミックの修復物を技工士が作成することもなくなり、そのため価格を非常に抑えることができ、また、テクニカルエラーのない精密なセラミック修復物が出来上がります。
当院のセラミック治療の流れ
@セラミック治療をする歯を削ります。
神経のある歯の場合は麻酔をしてから行います。
神経のない歯の場合は根の病気の状態を確認します。
根の中が悪くなっている場合、根の治療をオススメすることもあります。
A削った歯をカメラで撮影し、歯の情報をコンピュータにインプットします。
カメラで撮影するだけなので、型とりの不快感が全くありません。
歯ぐきから出血の多い方、お口が開きづらい方、唾液の量が多い方など、カメラでの撮影が困難な場合は型取りをします。
型取りをする場合、その後の変形を少なくするために、シリコン印象材を使用します。
Bコンピュータ上でセラミックの形を設計します。
お口の中で直接カメラで撮影した場合は、その場ですぐに設計を始めます。
設計にかかる時間は、10分〜15分です。
型取りをした場合は、一度石膏模型にする必要があるため、仮歯をしてその日の治療は終わり、後日セラミックを装着します。
C設計が終わったら、セラミックを削り出します。
コンピュータのデータを削り出す機械に送り、設計した形にセラミックを削ります。
その際、それぞれの歯の色に合わせた100%セラミックブロックを削り出します。
削り出す時間は、15〜20分です。
Dきれいに磨いて、お口の中に装着します。
出来上がったセラミックを、専用のセメントで歯に装着します。
その後、咬み合わせを調整して終了です。
治療を開始してから、1〜2時間ほどはかかりますが、その日のうちにきれいな白い歯が入ります。
このように、1日で治療が終了することを“ワンデイトリートメント”といいます。
ワンデイトリートメントの特徴
1日で治療が終了するため、通常の型とりをして作成する場合に比べ、さまざまな利点があります。
@精密な修復物ができる
型とりをした場合、それに石こうを流して模型をつくり、その上に修復物を作っていきます。
その際、気温や湿度、またヒューマンエラーにより多少なりとも実際の歯と誤差が出てしまいます。
しかし、ワンデイトリートメントの場合、カメラで撮影し、そのまま修復物を作っていきますので、実際の歯と全く誤差の出ない修復物が出来上がります。
A清潔な状態で歯にセットできる
型とりをすると、修復物が出来上がるまでの間、削った歯には仮歯を入れます。
仮歯は外れるように出来ていますので、歯と仮歯の間には、細かい汚れや細菌が入り込んでしまいます。
修復物をセットする前に洗浄、消毒をしますが、実際は細かい汚れや細菌は完全に取れていないこともあります。
しかし、ワンデイトリートメントの場合、削ったその日に修復物をセットしますので、削った歯の表面が完全に清潔な状態で修復物をセットできます。
Bセットするときに痛みがない
神経のある歯を削るときは、麻酔をして削ります。
別の日にセットする場合、その歯を洗浄、消毒、乾燥しますので、その際にしみたりすることがあり、強く痛むときは麻酔をしてセットすることもあります。
しかし、ワンデイトリートメントの場合、歯を削る前の麻酔が効いている状態でセットできるので、その際に全く痛みがない状態で修復物をセットすることができます。
型とりをして修復物をセットしても、実際は全く問題ないのですが、「より精密な修復物を、より清潔な状態で歯に装着できる」ということがワンデイトリートメントのいいところです。