当院で行う主な検査
■ 末梢神経伝導検査・針筋電図検査
末梢神経伝導検査とは、神経に電気を通すことで、その神経が正常に機能しているか否かを調べる検査です。また、針筋電図検査とは、筋肉の病気か、神経の病気かを判断する際の検査です。
抹消神経伝導検査や針筋電図として使用する以外に、
表面筋電図として用いることで、振戦などの不随意運動の診断に用います。
■ 腹部および頚部超音波検査
腹部エコーにおいては、腹腔内部の器質的な異常の検出に用いられます。
通常の腹部エコー検査以外に、頸動脈エコーや甲状腺エコーに用います。
頸動脈エコーにより、メタボリック シンドロームをはじめとした動脈硬化性疾患の状況把握ができ、生活習慣病検診の2次検診項目になります。
カラードプラにより、血流の方向や、狭窄部位の乱流が分かります。
パルスドプラにより、血流速度が分かり、抹消欠陥の狭窄の予測ができます。
■ 各種レントゲン検査
■ 心電図検査
■ 酸素飽和度検査
■ 手がしびれる疾患の一例
( 症状 )
手のひらの手指のビリビリ・ジンジンするしびれ〜痛みが、夜間〜早朝に増強する。
手を振ったりすると改善する。
正中神経刺激での検査所見
遠位潜時が、手掌刺激では正常だが、手首刺激にて延長している。
このように、
末梢神経伝導検査により、手根管症候群が診断可能。
同様に、他の末梢神経障害の診断に、末梢神経伝導検査は必要です。
■ 手が震える疾患の一例
パーパーキンソン病における安静時振戦
安静時
持続:約100ms, 周期:約4Hzの律動性群化放電を認める。
このように、
表面筋電図検査により、不随意運動の特徴が明らかになる。
同様に、視診だけでは診断困難な不随意運動の診断に表面筋電図は欠かせない検査です。
■ 頭が痛い疾患の一例
他院に依頼した頭部MRI検査所見
左三叉神経と上小脳動脈が交叉している。
診断に必要な場合は、他院にMRI検査などを依頼させていただきます。
神経系のどの領域に病変が存在するのかを見極めるために、初診は30分~1時間程度の診療時間を要します。神経内科としての診療を希望される方は、あらかじめ当院に電話連絡してください。
ちなみに、
一般診療は、特に電話連絡の必要はありません。( 診療時間外での診察希望の場合は、電話して下さい。極力診察するように努力します。 )