高津宮/仁徳天皇を王神と仰ぐ神社です。落語「高津の富」の舞台にもなりました。宿賃を踏み倒そうとした男がなけなしの金で千両を当ててしまったお話です。その他「崇徳院」「高倉狐」という落語の舞台にもなっています。境内に桂文枝(5代目)の碑があります。
高津宮/写真は相合い坂。南北両方から登れるようになっていて男女それぞれが片方から登り、ちょうど頂点のところで出会うと相性が良いと言われます。また縁切り坂という石段が西坂にあります。道が三曲り半に曲がっていることからこんな名前がつきました。縁切り坂で縁を切り、相合い坂で良縁を結ぶというまさに都合のいい神社です。
浄瑠璃や歌舞伎作者として活躍し、日本のシェクスピアとも言われている?近松門左衛門の墓がビルと塀に囲まれた狭い空間に窮屈そうに建っています。通りに面していますが、目立たず素通りしそうでかわいそうです。
その他の名所
黒焼きや/高津宮の西坂辺りに二軒の黒焼き屋がありました。黒焼きというのは、イモリをはじめとして虎足、猪肝、泥亀頭等の黒焼きを売っていたそうです。どうも惚れ薬とか精力剤とか言われよくわかりません。
上町大地と坂/大阪城から南北に連なる上町大地には坂が多く、特に西側は寺町になっており、木々が茂り趣のある坂が多いです。真言(しんごん)坂・地蔵坂・源聖寺(げんしょうじ)坂・学園坂・口縄(くちなわ)坂・愛染坂など。