九日目(その1)


「ガガアーーッ!ピンポンパンポン、長らくのご乗船、お疲れ様でした。本船は間もなく八戸港へ到着します」

例によってバカでっかいアナウンスで目が覚めた。時計を見ると午前2時半くらい。5時間くらい眠れたな。急いで着替えて、荷物をまとめる。それにしても、いっちゃん気持ちのいい時に起されちまった。来年は仙台ルートにしようかな?

ロビーにルームキーを返しスカちんへ。忘れ物/落し物が無いかチェック。

げっ、スカちんのキーが無い!!

よりによって、一番無くしてはいけないものが無い!急いでキーを捜す。ない、ない、マジで無いぞ〜!落ち着け!冷静に考えると、スカちんのドアを開けて、後部座席に荷物を入れた。トランクは開けていない。つーことは、車内のどっかに落ちているはずだ。急がないと下船が始まってしまう。この時5分くらい探しただろうか。

あった〜!

センターコンソールと運転座席の間に落ちていた(←ここはよくタバコとか小銭とか落ちますよね)。センターコンソールボックスの上に、鼻を押さえていたハンカチを置いたとき、同時にキーも手放してしまったようだ。ふ〜っ、一安心(^^;Λ おかげでバッチリ目が覚めた(爆)。

フェリーを下船して八戸港の駐車場へ、ほとんど満車状態やんけ。ここに駐車して船に乗る人が多いみたいだな。かろうじて一台分のスペースを発見、スカちんを停める。トイレに駆け込んだ後、顔を洗い歯を磨いて朝の身支度。自販機で熱いブラックコーヒーを購入、長距離運転に備えてあっくんも暖気。さて、行くかあ!

午前4時に八戸港を出発、一路八戸自動車道を目指す。真っ暗な田園風景を照らすCIBIEのハロゲン、日本独特の風景が広がる。北海道とえらい違いだ。なんか外国から帰ってきたみたい。ここも何回も通ってるんで、道に迷うことは無い。そうそう、5〜6年前青森の食堂で、ベイブリッジまでの道を尋ねたことがある(青森にもベイブリッジがある)。食堂のおばちゃんは丁寧に教えて下さったが、あっくんにはほとんど理解不能の言語だった(爆)。結局、地図とカンを頼りに走ったが、あの時はおばちゃんに申し訳ないことをしたなあ(苦笑)。

八戸インターに到着、通行券を受け取りいよいよ高速走行。結局今年の北海道では、高速を使わなかった。後は浦和まで630km、東北自動車道青森からより50km短い。ノンストップで行けば6時間で着く。ホームシック状態のあっくんは、眠くなるまでできるだけ走行距離を稼ぐ。ひたすら5速110〜120km走行で、結局鶴巣PAまで3時間弱ノンストップだった。それではあっくんが走っている間を利用して、今回行かなかった場所(主に道南、道央)を中心に、もう一度北海道の風景をご紹介しましょう。

2日目に通り過ぎた大沼公園。1998年撮影。後ろに見えるのが駒ヶ岳(だったと思う)。そのうち駒ヶ岳を一周してみたいもんだ。

 

ご存知小樽運河、1999年撮影。この後、今は無き西部警察ワールドに行きました。ちなみに西部警察ワールドは写真撮影禁止だったので、写真は無い。どーでもいいけどかあちゃん、ジャマ!

 

札幌にある北海道大学のポプラ並木。1995年撮影。この時はなんと、仕事も兼ねた旅行でした。あまりいい思い出じゃない。仕事と北海道は切り離さにゃいかんと痛感した夏。

 

室蘭地球岬で1999年撮影。トンボが飛んでますね。この後、室蘭港から八戸に戻った。2000年の今回は、この時乗ったフェリーが苫小牧発に変更されていたわけ。ちなみにフェリーの名前は「びるたす」。

 

あっくんを見つけて駆け寄ってきた馬の親子。日高門別のとある牧場にて1997年撮影。影になって見えないが、小馬が寄り添っていますね。あっくんは馬にはモテるんやど(^^)。

 

これが日高山脈の突端、襟裳岬。1997年撮影。この辺にはアザラシが生息しています。襟裳岬の食堂はうどんがおすすめ、日高昆布のダシがきいてて絶品です。

 

リクエストにお答えして(?)2号ライダー登場!1999年オンネトーにて。6日目(その2)でお見せしたエメラルドグリーンの湖を対岸から見ると、こんなふうに見える。