九日目(その2)


東北自動車道鶴巣PAに到着、時刻は午前7時前。2時間半ほどで300km近く走ったことになる(笑)。ここでまた鶴巣そばを食おう。食堂は7時からなんで、トイレ行ってしばらく開店時刻を待つ。その間に泥だらけのスカちんを写真撮影、最後の一枚だった。

店が開いたんで食券を購入、消化のいいかけそばにした。それにしてもあっくんはそば好きやねえ。食い終わって一服、しばし木陰のベンチに横になる。今日の天気も晴れ、東京は暑そうだなあ。そば食って眠くなったら、ここで仮眠とろうと思ったんだが、逆に目が覚めちまった。ならば行きましょうかねえ。スカちんに戻りエンジンスタート。それにしても鶴巣PAって人気あるねえ。朝から駐車場ほとんど満杯やんけ。みんな知ってるんだなあ。
本線に合流し、再び5速110〜120km走行。結局浦和料金所までは、国見SAでガソリン給油したのと、上高地SAで最後のトイレ休憩とっただけだった。それでは再び走っている間を利用して、北海道の風景パート2(主に道東)をご覧下さい。

旭川から網走に抜ける途中の、白滝村近辺の峠。1996年撮影。U字型のカーブが見えますね。ここは3速から2速にシフトダウンだな。

 

オホーツク海に面したサロマ湖。これも1996年撮影。前の白滝村を通って来たわけやね。ここは何も無かったなあ。

 

サロマ湖の後にやって来た網走刑務所。この後、服役している人が作った「ニポポ」という木彫りの人形を購入しました。

 

上の網走から北見に向かう途中の展望台にて。ここは黒澤明監督作品「夢」の舞台となった有名な場所。ゴッホの墓(笑)もあります。ところでスカちんのリアに注目。かなりヘタってますね(^^; この後ショックを交換しました。

 

納沙布岬でクマにかまれるあっくん。大ピンチ!といってもレイクエンジェルは現れなかった。1998年撮影。

 

文字通りの霧多布岬、同じく1998年撮影。この辺はムツゴロウの動物王国で有名だが、あっくん的にはルパン三世の里で有名。原作者モンキーパンチ氏は霧多布出身です。石川五右衛門が岩場を飛び回って、修業している姿が見えません?

 

とある展望台から見た釧路湿原。1997年撮影。きれいな所ですが、スキンガードや蚊取り線香は必需品ですよ。実はこの時、やぶ蚊に刺されてしばらく直らなかった。

浦和料金所に到着、時刻は午前11時。八戸港を出発したのが午前4時だったから、7時間で戻ってきたことになる。これぞホームシックパワー(爆)、一度も渋滞に巻き込まれないと近いもんやね。これが盆休みだったら、こんな運転は無理。だからあっくんは、夏休みをずらすことにしている。さらに毎年走ってるんで、渋滞しない時間帯もよく知っている。

ハイカで12.600円支払って出発、都心を目指す。と、スカちんにパッシングしてくる一台のワンボックスカーが。オデッセイだな。おいおい、スカちんは追い越し車線を走っているが、前の車と車間距離とってるだけで、遅いわけじゃないぜ。そんなことはおかまいなしに、オデッセイはジグザグ走行、スカちんを追い抜いていった。すぐまた前の車に詰まってパッシング。一週間前のあっくんだったらムカついただろうが、新冠で悟りを開いた今は違う。あれだけ車間距離を詰めて走るんだから、それだけ他のドライバーを信頼しているんだろう。

ああ、他人を信じれるって素晴らしい!

オレは他のドライバーを信用してないから、前方車と十分に車間距離をとるし、バックミラー/フェンダーミラーも常にチェックする。あのオデッセイ様は前方車が急ブレーキ踏むことなんて、(前方車のドライバーを信頼しているから)全く考えないらしい。次々と車間距離を詰めてパッシング、おそらく意味はナッシングだろう。

どーでもいいけど、頼むからオレの前で事故んなよ!

2年前、同じく北海道から帰る東北自動車道、水しぶき上がるウエット路面でスカちんを追い抜いていったセリカ君は、浦和料金所前で全長が半分に縮まっていた。5〜6年前、同じく東北自動車道で、雨降る中スカちんを追い抜いていったカローラちゃんは、岩手で仰向けになっていた。あの時は、路面一面にカローラの荷物が散らかってて、走りにくかったなあ。なーに、何回も北海道まで旅してると、こんな光景はよく見かけますよ。

順調に小菅を通過、6号に入る。小菅で渋滞してないってうそみたい! 6号に入ってしばらく走ると、さすがに渋滞。だいたい合流に合流を重ねた挙句、一車線になって環状線と合流するんだから、混まない方がどうかしてる。早く外環道が東名とつながってくれないかな。高速走行から渋滞に巻き込まれたので、一気に水温が上昇する。しゃーない、スカちんの窓を全開、クーラーを切る。都心独特のムッとする暑さ!流れるBGMは一週間ぶりのラジオ日本競馬中継。帰って来たねえ(^^;

スカちんのガソリンタンクからヴーーンという音がして、車内がガソリン臭くなる。高温で気化したガソリンが、キャニスターから吹き始めた。隅田川沿いのビルにある気温表示板を見ると32℃!無理も無いか...(注:夏場に気化したガソリンが吹くのは、別に異常なことではありません)

20分ほどして環状線に合流すると、徐々に流れ出した。新宿方面は渋滞するんで、銀座、羽田方面を目指す。70km/hで走っても、なかなか水温が下がらない。考えてみればこれが普通、北海道のそよ風はもう吹かないもんねえ。芝公園を通って3号線へ入る。六本木を通過して順調に渋谷方面へ。反対の上り車線はがちがちに混んでるが、下り線はスムーズ。順調に用賀を通過、道路が3車線になる。別に急ぐ理由は無いが、最後の記念にアクセルオン!...う〜ん、160km/hくらい楽に引っ張れるね(^^)。出発時と何も変わらないスカちんの走りに感謝。

多摩川を越えると、帰って来ました神奈川県!走行車線に移りアクセルから足を離す。料金所で通行券を受け取り加速すると、5速に入らないうちに東名川崎インターに到着。料金所で350円ハイカで支払う。正確には用賀からの通行料金とはいえ、もうちょっと安くならんもんかねえ。

高速を降りて市街地走行、長時間の高速走行の後だから、より慎重に低速で走行する。地元の人しか知らない裏道を使って、10分程度で自宅前に到着。

着いたあ〜!

ボンネット、ドア、トランク全て開けてアフターアイドリング。時刻は午後12時を回ったくらい。今年は特に早く、八戸から8時間で着いてしまった。本日の走行距離705km、2000年北海道旅行の総走行距離3.290km!

スカちんお疲れ、よう頑張ったね!

旅の荷物を次々と家の中に運び入れる。今回はけっこうおみやげ買ったなあ。その後バケツに水を入れ、濡れ雑巾でボディを水拭き。一週間分の泥を落とす。このままじゃボディカバーかけられないからねえ。

水拭きを終え再び出発、近所のスーパーを目指す。家の冷蔵庫は旅行前に空っぽにしてたんで、食料品を買わなきゃ。5分で到着、食い物はかあちゃんに任せるとして、あっくんはゲームショップへ一目散。

「すいません、予約しているKAZと申しますが、ドラクエVII下さい!」

買い物を終え、急いで駐車場に戻る。再びアフターアイドリングの後エンジン停止、二重のボディカバーをかける。旅行前より電圧が上がったし、アイドリング時のエンジン回転もUPした。なんか元気になったなあ、スカちんは!ゆっくり寝てろや、来週修理工場へ連れて行くから。

家に戻ったのが午後1時過ぎ、24時間前は新冠で温泉浸かってたのがもう自宅。北海道って以外と近いと感じる今日この頃でありんす。ビール片手にプレステの電源ON、懐かしいすぎやまこういちのメロディが流れる。

「名前を入れてください」

あっくんの主人公は、ドラクエIからずっと「きん○ま」。実に勇者らしい、威風堂々とした名前だ。行け、勇者きん○ま!北海道旅行は終わったが、新たな冒険の旅が再び始まる!「北海道旅日記」の後は、引き続き「ドラクエVII旅日記」でお楽しみください....ってうそうそ!

本レポートをお読みの皆さん、アホな長文にお付き合い下さって、真にありがとうございました!いろいろあった2000年北海道旅行、皆さんの励ましもあって、こうやって日記に残すことができました。おかげさまで、自分自身もう一回北海道に行けたような気がします。それではまた、違うレポートで皆さんとお会いする日を楽しみにしつつ、筆を置きます...じゃない、キーボードから手を離します。

P.S 2001年北海道旅日記は、もう書かんけんね!(爆)

2001年2月24日脱稿 KAZ@あっくん