2001岡谷オープニングイベント(その1)


2001年4月22日AM3:00、川田対武藤戦を見終わった。窓の外は雨、そろそろ寝るか...

なんて悠長なこと言ってられない。

さて、そろそろ行くべえか。ほとんど眠ってないなあ。まあいいや、岡谷でゆっくり寝ればいい。

傘をさして駐車場へ行き、二重のボディカバーをとる。完全防水で守られていたスカちんが、あっという間に雨に濡れる。十分な暖気の後いったん自宅へ、濡れたボディカバーを家に置いてゆく。雨さえ降っていなかったら、カバーはトランクに入れっぱなしにできたのだが...

雨の中ゆっくりと出発する。濡れたアスファルトに街灯が乱反射して、センターラインがよく見えない。いつも以上に慎重に運転、多摩川土手沿いの道路に出る。ほとんど車の往来は無い。スムーズに矢野口を目指す。それにしても寒い!4月も後半だというのに、3月並みの寒さだ。そうだ、2月10日ジャパンの日に補修したリア熱線が直っているか試すいい機会だ。エアコンを切り、フロントはデフロスターに、リアはデフォッガースイッチを「AUTO」にする。だってEXなんだも〜ん(←おい!)。しばらくすると、ウインドウが曇り始めた。が、熱線沿いは曇らない。補修した熱線にも、電流が流れているようだ。

よっしゃ!

やっとこさ補修が成功したことを確認できた。全てはこの雨のおかげ、ついてるぜ。これで岡谷到着時に晴れてくれれば言うこと無し!

矢野口から鶴川街道に入り、多摩河原橋を渡る。昼間の渋滞がウソのよう。サクサク20号に合流して、調布インターから中央フリーウェイに入る。時刻は午前4時過ぎ。が、東京競馬場の照明が点燈してるやないけ!...そうか、雨のため馬場を整備しているな。朝早くから造園課の方々は大変だ。

心なしかスカイラインの通行量が多い。R32、R33が何台も走っている。おおっ、ケンメリやないけ!追い越し時にバックミラーで確認すると、前期型のGTXみたい。あっくんの知っているケンメリじゃないな。談合坂で合流するのかな?八王子料金所で通行券を受け取り、談合坂SAを目指す。言い忘れたが、談合坂がケンメリ/ジャパン軍団の待ち合わせ場所。一気に相模湖を通過する。中央自動車道は他の高速と比較して水はけがいいみたい。そういえばアスファルトにホタテの貝殻混ぜると水はけがいいとか聞いた事あるなあ。中央道にも混ざってるんだろうか?

談合坂SAに到着、時刻はAM4:40くらい。ジャパン軍団を探す.... いないなあ。ひょっとしてオレが一番乗り?いや、そんなはずは無い。早くから来てらっしゃる方が必ずいるはず。と、大型トラックの隙間からフェンダーミラーの影が。行ってみると案の定5〜6台のジャパン。その一角にスカちんを停車する。霧の立ち込める談合坂に、夜が明け始めた。

「おはようございます!」

休憩所に入ると、とまやんさん、MAXさん、ヨンメリO氏等5〜6人いらっしゃった。

「お久しぶりです」

おおっ、仙台のレッドGTさん!去年8月の鶴巣PA以来の再会でんがな!いやいや、再びお会いできましたね(^^)。話を伺うと昨日の夜7時ごろ、仙台を出発されたとか。遠路はるばるお疲れ様です!
しばしみなさんと談笑。しばらくすると、ケンメリのとねさんやS氏も合流、談合坂組が集結したので、一列に並べてみる...

多すぎ!

ファインダーに入りきれねえや。しゃあない、丸目グループだけ撮影。岡谷ではさらに中部連合も合流するから、記録更新は間違いないな。

写真の左側に、レッドGTさんをはじめ後期型ジャパンが並んでいる。多すぎて撮影を諦めてしまった。

いよいよ出発、これだけの台数なので、大名行列(^^)はやらないことにした。次の待ち合わせ場所(双葉SA)を決めて、思い思いに出発。ケンメリ軍団の後にスカちんも出発した。しばらく走っていると雨も上がり、夜が明けてきた。スカちんをとまやん号、MAX号が追い抜いていく。う〜ん、車ってやっぱり走っている時が一番魅力的やね。

ドゥオオォーーン!

豪快にレッドGT号が駆け抜けてゆく。その後に風見号も。スカちんもちょっと行ってみっか。4速にシフトダウン、アクセルを踏み込む。ご存知のように中央自動車道はアップダウンが激しい。高いところで標高1.000mを超える。5速ではトラクションがかからない上り坂もある。NAのC210がスムーズに加速するためには、少なくとも4.000回転以上は必要。ターボ車についていくのも楽じゃない(^^;

お互いの走行シーンを見合い見せ合いながら双葉SAに到着。とりあえず一枚パチリ。

トイレ休憩の後、今度はスカちんから出発した。次の待ち合わせ場所は諏訪SA。雲が取れ、朝日がさしこんで来る。南アルプスがとてもきれい。岡谷はとてもいい天気になりそうだ。それもこれも、

全ては晴れ男のわしのおかげじゃい!(爆)

あんまし飛ばしすぎると燃費が悪くなるから、5速110〜120kmの通常走行で諏訪を目指す。それにしても、ほんとスカちんはトラブルフリーだぜ。旅先でトラブったことはほとんどない。もっとも東京から岡谷までは200kmもない。往復350kmくらい見とけばいいだろう(今回は走行距離をチェックしていなかった)。東北自動車道だったら、浦和から鶴巣PAくらいの距離。スカちんにとっちゃ、散歩程度の距離やね。

そんなこんなで諏訪SAに到着、まだまだ走り足りんなあ。スカちんから出ると、諏訪湖畔を乾いた風が吹き抜ける。寒い!ボンネットを開け、アフターアイドリングしてるととまやんさんが、

「ミュージアム入り口でビデオ撮影するから、今のうちにおめかししといてね」

げっ!

岡谷でゆっくり水拭きするつもりだったのにぃ。慌ててトイレの水道で雑巾を濡らし、ボディを拭く。水滴の跡がなかなか取れないなあ。

「そろそろ行くよ〜っ!」

早っ!

しゃーない、後は会場に着いてからだな。

今度こそ大名行列状態でやまびこ公園を目指す。ケンメリ/ジャパン独特のテールランプが数珠繋ぎ状態!それにしても、今回はすごい台数だ。
やまびこ公園に到着、スタッフの方がビデオを回している。

「おはようございます!」

SRCの方とご挨拶、指示に従って会場に入る。今回のプリンススカイラインミュージアムの主役はケンメリ/ジャパン、我々の車が丘の上の会場に展示される。狭い道路を会場まで上ると、一気に視界が開けた。ここをご存知の方ならお分かりですね?眼下には岡谷の街と諏訪湖、はるか遠くには蓼科の山々が見える。ええ眺めや!

SRCの方の指示に従ってスカちんを停車、ボディーの水拭きを引き続き行う。...ふう、こんなもんやろ。一通り掃除を終えてあたりを見回すと...

なんじゃあ、こりゃあ〜っ!