AM7:00起床、天気は曇り。ところどころ晴れ間も見える。今日も暑くなりそうだなあ。本日の予定も例年と同じく、日高の牧場を経由して旭川までの旅。が、ちょっと寄り道をしようと思っている。
AM8:00過ぎにチェックアウト、ホテルの向かいのコンビニまで移動。お茶と水を買って、後部座席に鎮座するクーラーBOXに入れておく。そうそう、クーラーBOXの保冷剤は、毎日ホテルにチェックインするとき、フロントのお姉たんに手渡しておけば、チェックアウト時にはカチカチに凍ります。
コンビニの駐車場に停車したまま、パンとコーヒーで軽い朝食。北海道のコンビニの駐車場は広いですぜ。ゆったりとメシを食うことができます。さてと、出発するか。ゆっくりと道道259号線に入る。広々とした片道4車線道路。ミッション/デフが暖まるまでは、2速抜きの50km/h走行。工場地帯である勇払(ゆうふつ)方面へのトラックの往来が多いので、速度計を見ながら慎重に運転する。
かあちゃんにビデオを回してもらいつつ、速度を落とす。
「そろそろズームして.......... 今じゃ!ちゃんと撮れちょるけ?」
オドメーターに注目。スカちんはめでたく新車になりました!新車になるのは、これが3回目。 |
ビデオを撮り終えたら一気に加速、勇払の原野を5速80km/hでひたすら走る。
鵡川(むかわ)に到着、いつものスタンドで給油。今年はガソリンが高いなあ。リッター130円だった。
青森から鵡川までの走行距離 | 346km |
給油量 | 32L |
1リッターあたりの走行距離 | 10.8km |
鵡川を過ぎると、お馬さんたちの姿が見えてきた。今年はお馬さんたちの数が多い。馬産地も少しずつ、不況を脱し始めたかな?
ピィーーッ、ピィーーッ!
富川で2車線になるとオービス注意! |
例年だとオグリキャップに会うため、このまま新冠(にいかっぷ)まで走るが、今年はちょっと事情が違う。と言うのも、オグリのいる優駿SS(スタリオンステーション)が、2004年に引っ越した。引っ越した先は、ナリタブライアンがいたCBスタッド。同時にオグリキャップの見学が不可になった。毎年、オグリの元気な姿を一目見るために来た北海道旅行の目的が無くなってしまったわけ。これが今年で最後の北海道旅行とした原因の一つでもある。どーしてもオグリを見学したいのなら、「オグリキャップサポーターズクラブ」というクラブの会員になるしかないらしい。が、年に一度、オグリに一目会うためだけにクラブの会員になるのはめんどい。あっくんが所属するクラブは、名ばかりのケンメリ・ジャパン倶楽部だけじゃ(笑)。
と言うわけで、今年は新冠に立ち寄る必要がない。もっとも、最終日には新冠に寄るけどね。とにかく、今は新冠に寄らない分だけ、時間にゆとりができたってわけ。余った時間をどうするかは後述するとして、富川から農道に入って北上する。目指すは富良野方面。富川から北上するためには、国道237号を使うのが王道。が、あっくんは1本ずらした日高西部広域農道を走る。極力国道を避けるのが北海道旅行の基本。最後のレポートなんで、全部話しちゃいましょうか。
とまあ、自ら痛い目にあって習得した対策でした。(藁
但し、これは人っ子一人いない原野での話。北海道では市街地に入った場合、慎重な運転が求められます。北海道の原野では、どうしても80km/h前後の高速走行になりがち。このため、ドライバーの視界は狭くなります。この状態で市街地に入るから、路側帯の道路標識や子供の飛び出し等に気づきにくくなる。だから、北海道の交通事故が減らないわけです。市街地に入った場合、あるいは民家が見えた場合は、速度だけ落とせばいいという訳ではありません。場所によっては、制限速度より大幅にスピードを落として徐行したり、常に道路脇に注意を払ったり、いつも以上に慎重な運転を心がけてください。
日高ケンタッキーファームが見える。何年か前、破産したと思ったが、まだ営業は続けてるようだ。 |
平取で国道237号線に合流、そういえば平取って源義経伝説があったな。義経は平泉で果てたのではなく、北海道の平取までやってきたとか。その後、モンゴルに渡って、焼肉のジンギスカンになったかどうかは定かでない(笑)。その義経神社を横目で見ながら、平取川を渡る。
......やっぱりサイレンススズカの墓参りに行っとくか。平取川の土手沿いの農道に入ってちょっと行った所、ここが稲原牧場。
先頭を どこまでも先頭を
稀代の逃げ馬、サイレンススズカ。あの毎日王冠、天皇賞は今でも忘れない。 |
ブルルルッ、牧場の繁殖牝馬があっくんに甘えてきた。が、愛玩動物じゃないので、むやみに触るわけにはいかない。
それにしてもオレって、馬にもてるなあ。 |
国道237号線に戻り、再び北上。アイヌの里、二風谷(にぶたに)でトイレ休憩&お土産屋さんを散策。
トマトアイスって珍しかったので買ってみた。食ってみると、まさにトマトの味!(笑) |
時刻はまだAM10:00を回ったくらい。前述の通り、例年だと新冠のオグリキャップに会ってくるので、二風谷到着は昼過ぎになる。今年は軽く2時間以上は余裕があるぜ。さて、余った時間はどうするかって言うと、
で、具体的にどう走るかってえと、この地図を見て頂ければ一目瞭然!
平取から富良野を目指す場合、まっすぐ国道237号を北上する。が、走りそのものを目的とする峠バカの旅は、日高から東に進路を変え、日勝峠を使って日高山脈を超える。十勝平野に出たらすかさず方向転換、十勝清水経由で今度は狩勝峠に抜ける。さらに道道に入って、かなやま湖経由で金山峠まで引き返す。 |
と言うわけで、日高町から国道274号線へ右折、日高山脈を駆け上がる。次第に景色は険しくなり、同時に雲行きまで怪しくなる。日勝峠のふもとにたどり着く頃には雨が降ってきた。
道幅が狭くなり、曲がりくねったトンネルをいくつもくぐって峠を登る。 |
ゆずり車線が現れたらトラックを一気にパス、3速全開で駆け上がる。高地のため、気圧が低くなり、L20に元気が無くなる。が、標高1.000mを超える三国峠ほどじゃないな。この程度のパワーダウンならどーってことない。白樺の原生林の中を一気に頂上へ!
雨はいつの間にか止んでいた。 |
峠越えのため、急に気温が低くなったので、トイレに行きたくなっちまった。たしか、この下りにドライブインがあったはず。ついでに昼メシも食おっと。
今度は峠を一気に駆け降りる!
左の写真に注目。駆け下ってきた峠道が見えてますね。 |
峠のレストランに停車、十分なアフターアイドリング。トイレに行った後、展望台を散策。
ここから十勝平野を見渡す眺めは絶景です。日勝峠は、霧がかかりやすいことで有名。この天候でよく見えたもんだ。雨は降ったり止んだりの繰り返し。 |
時刻はPM0:00近い。メシにしよう。体が冷えたんで、あったかいそばがいいな。峠茶屋の山菜そばなんて、いとをかし。店に入って注文。
スカちんに戻り出発、峠を帯広方面へ駆け下る。次第に交通量が多くなってきた。この辺は前述の、ネズミ捕りゾーンに入っている。50km/hにスピードダウン、十勝平野に入ると、急に暑くなってきた。
国道38号線へ左折、一路十勝清水へ。ここは最初の予定では、3日目の宿泊地になる予定だった。十勝清水で温泉に浸かり、星空を眺めたかったなあ......
十勝清水側から入ると、狩勝峠はかなりの急勾配。左の写真、スコールの跡がフロントウインドウに残ってるね。 |
頂上に到着、ここにも展望台があることは知っていた。が、景色を見たことが無い。5〜6年前、狩勝峠を通ったときは、辺り一面霧がかかっていたから。
狩勝峠から見た、十勝清水方面の俯瞰。正面の山を登ってきたわけやね。いやいや絶景!眺めは日勝峠よりいいね。 |
狩勝フォーーッ!オッケーィ、次はかなやま湖に行きますよ〜! |