釧路に別れを告げて、国道38号線を西に走る。次の目的地は浦河。一気に日高入りする3時間弱のロングドライブ。
たしか、この先にオービスがあったな。....おっと、ここだここだ。それから、この坂を上ったら、ネコが待ち構えてるんだったな。何回も走ってる道なので、減速個所は全て覚えちまった(笑)。
やっぱ旅には、ナビなんて必要ないっすぜ。ラジオから流れる天気概況や道路状況、日が射す方向、地形、いろんな材料を総合的に判断すると、ナビ以上の情報が得られる。それと一冊の道路地図さえあれば十分。それよりロングドライブには、もっと大事な情報がある。それは水温や油圧、エンジン回転数や電圧、排気温、油温、ガソリン残量等の車自身の情報。そしてエンジン音を耳で確かめ、異臭がしないか鼻で探る。また、タイヤの接地状態やサスの感触を全身で感じとる。こうして車の健康状態を常にチェックすることの方が、はるかに大事。現行車は、こういう情報が不足してるんじゃないか?櫻井眞一郎氏は、「人と対話できる車造り」をめざした。つまり、
国道38号線とお別れ、今度は国道336号線。大樹町目指して走る。車の数がめっきり減り、十勝平野独特の光景が広がってきた。
ナウマン像発掘地への標識ハケーン!そういえばこの辺は、ナウマン像の化石が出てくるところだったな。どんなところだろう?一度くらいは行ってみっか。わき道に入ってちょっと走ったところ、そこに石碑があった。
発掘現場は石碑だけ。この近くにはナウマン象記念館があり、そこに骨格模型等が展示されている。が、写真撮っただけですぐに出発。行くどスカちん。 |
再び国道336号線に戻って西に走る。十勝川を越えた辺りから、次第にアップダウンが多くなった。なだらかな高原地帯をひた走る。それにしてもいい天気やねえ。
右の写真が十勝川。国道336号線は、交通量が非常に少ない。ほとんどの車両は、さっきまで走ってた国道38号で帯広方面へ向かう。あっくんも去年走ったルートやね。 |
ご覧のように、十勝川を越えると、緩やかなアップダウンが続く。ツーリングするには絶好の道やね。おっ、かっちょいいスポーツカーが走ってるね。何て車だろ?
(ロータスエリーゼだそうです。イッケーさん、情報提供ありがとうございました) |
大樹町に到着、一気に雲行きが怪しくなる。ラジオから流れる天気概況では、日高地方は曇りとのこと。
大樹町からは、国道236号線に入る。これが天馬街道。十勝平野に別れを告げ、次第に景色は山深くなってきた。いよいよ日高山脈越え!
これが天馬街道。浦河まで60km。やっと苫小牧って地名が見えてきたね。あっくんにとって苫小牧は、北海道旅行の基点みたいなもの。地名を見ただけで何故か安心する。 |
渓谷沿いを3速で登る。急に肌寒くなってきた。雲が低く垂れ込める。野塚トンネル突入、全長が4.000m以上ある北海道最長のトンネルだ。フォグライト点灯、前方車との車間距離を十分取っての安全運転。
野塚トンネル突入。ここから苫小牧までは167kmなのか。3時間弱見とけば行けるな。 |
トンネルを抜けた直後の光景。五色渓谷沿いの鉄橋を走る。よくこんなところに道を作ったもんだ。右の写真は、休憩所に立ち寄る直前の光景。黎明橋公園って言うのか。知らなかった。 |
トンネルを抜けると、そこは日高。五色渓谷という紅葉がきれいなスポットがある。が、今はもちろん紅葉なんて無い。五色渓谷を通り過ぎて、いつもの休憩所に到着。例によって、日高のミネラルウォーターを手ですくって飲む。
ここが日高の水が流れ落ちてるところ。左側に2本のパイプが見えるでしょ。あそこです。 |
ついでにペットボトルに並々と注ぐ。これでもう、水を買い足す必要は無いな。水を持って、アフターアイドリング中のスカちんに戻ると.....
一旦エンジンを停止して、ヒューズボックスをチェックする。フォグライト用のヒューズが曲がっていた。念のためヒューズを交換してエンジンスタート。
ここまでで、合計2.500km以上走っている。何かトラブルが出ても不思議じゃないね。しかしながらエンジン/足回り等、走りに関する部分は全くのトラブルフリー。絶好調じゃ! |