五日目(その1)


例によってAM7:00起床。窓の外は雨 雨が降ってる〜♪

そんなにひどい降りでもないな。出発準備を整えてから食堂に下りる。朝食はバイキング形式だった。けっこう品数豊富(^^)。
昨日は和食だったので、今日は洋食バージョンにしよう。バターロールに卵焼き、ウインナーにサラダ、コーヒーetc. あ、味噌汁も飲もうっと。

おお〜っと、これはうまい!!

このロールパン、しっとりとして、それでいて歯ごたえのある佇まい、口内に良質の小麦とイーストが広がります。ハチミツ&バターのハーモニーが、これまた絶妙のまろやかさを醸し出しております。まさにビター&スイートサンバ!糸井五郎のオールナイトニッポンのように、館内を流れる軽快なメロディーも食欲を増進させます。一体何を実況しているのか、わけの分からん状態になってまいりました。かくなる上は、ロールパンをもう2個頂くことに致しましょう。

しかしそれにしても、これで一人7.500円とは安い!改めてホテルニュー幸林に感謝です。ごちそうさまでした!ちなみにこのホテル、ほとんどの観光ブックに掲載されているはず。道北を旅する方には、お勧めのホテルです。

さてさて、荷物をまとめてチェックアウト。

「食事も風呂も、とても良かったです。どうも、お世話さまでした!」

フロントマンにお礼を述べて駐車場へ、例によって雨は上がっていた(^^)。スカちんの暖気&荷物の整理。今日の予定は、オホーツク海沿いに東へ、道東の弟子屈(てしかが)までの旅。途中、サロマ湖まではルートを決めているが、その後は未定。というのも、その時の天気次第で、行き先を決める予定だから。どこに行くかはサロマ湖で決めるつもり。いつものようにゆっくりと、ホテルニュー幸林を後にした。

オホーツク海沿いに国道238号線を南東に走る。交通量はほとんどない。今日は8月28日水曜日。旅も中盤に突入やね。例によって、右手に手付かずの原野、左手にオホーツク海を眺めながら走る。空が明るくなって、日が射してくる。路面も乾いてきた。

やっぱ今日も晴れかあ(^^;

ラジオから天気概況が流れる。

「現在、道北で雨が降っていますが、その他は大体晴れています。しかし、お天気は西から崩れ、お昼過ぎから全道的に雨になるでしょう」

とうとう気圧の谷が北海道を通過するようだ。今日は雨と追いかけっこの一日になりそうだな。

雄武(おうむ)に到着、ここには道の駅がある。立ち寄ってトイレ休憩。....おっとそうだった、スカちんのオイルチェックもしとかにゃあかん。ボンネットを開け、オイルゲージを見てみると、まだ半分ちょっとある。今日明日は大丈夫だな。

道の駅雄武には展望台があった。行ってみっか。エレベーターで展望台に上ると、こんな景色が広がった。

 

展望台からガラス越しに見たオホーツク海。ガラスに人の影が写っている。この時、他に誰もいなかったので、多分あっくんの影だと思う(笑)。

さて、行こうかねえ。スカちんに戻って再び東へ、ひたすらオホーツク海沿いを走る。地図を見るとこの先、日ノ出岬ってとこがある。文字通り、日の出がきれいに見えるところなんやろね。昨日は神威岬を見逃したので、日ノ出岬は寄ってみよう。

雄武から20分ほどで日ノ出岬に到着。ほう、なかなかきれいな岬やなあ。


 
 


 
 

 

待て〜い!
ボートに乗って、海外逃亡を計る犯人を追いかけるあっくん刑事!

時刻はAM10:30。昨日と違って、時間には余裕あるぜ。再び国道238号を南東へ走る。右手に牧草地が広がってきた。モーさんが寝そべっている。そろそろ道東に入ってきたようだ。交通量も、興部(おこっぺ)を越えたあたりから徐々に増えてきている。が、相変わらず平均速度は高い。前方のトラックも、90km/h以上で走行している。

ピィーッ、ピィーッ、ピィーッ!

300m先にオービス発見、アクセルを緩める。が、前方のトラックは、一向にスピードを落とす気配がない。そのスピードじゃ、フラッシュが光るど!運ちゃん、気づかんか.....

うおおっ、その手があったかあ!!

トラックは100km/h近いスピードで通過したが、オービスは反応しなかった。もちろん制限速度は50km/h。さて問題です。トラックはどのような手段で、オービスを通り抜けたでしょう?

ん〜、答えは黙っておこうかなあ(^^)。ヒントだけ言うと、トラックは高速道路じゃ使えない手段で、オービスをかわしました。
それにしても、仕事で長距離(トラックを)運転してるだけあるね。走り慣れてるっちゅーか、プロの奥義(爆)を見せつけられたってかんじ。

ピィーッ、ピィーッ、ピィーッ!

おいおい、またかよ!

今度はトラックも50km/hに減速、見てみると前方にネコがいた(^^)。この道は、取締りが多いなあ。ネコが食い入るようにスカちんを見ている。どうやら車好きのネコのようだ。スカちんに見とれてる暇があったら仕事しろや(笑)。

 

運転席側には牧草地、助手席側にはオホーツク海が広がる。景色が道東っぽくなってきたね。

 

 

追い越したら、とっとと走行車線に戻らんかい!

牧草地帯を抜け、市街地に入る。ここが紋別(もんべつ)。サロマ湖までもう少し。市街地を抜けて再び90km/h走行。ところで、サロマ湖のどこに行こうか?一口にサロマ湖といっても、広い。

海岸沿いに走ると、竜宮台というスポットがあるが、そこまで行くと引き返す時間が必要になる。湖と言っても、一部が海と合流している不思議なサロマ湖。海の幸豊かな所だ。5〜6年前、湖の東側を散策したことがある。今回は西側に行ってみよう。地図を見ると、この先に道の駅がある。ひとまずそこに行ってみるか。

しばらく走ると道の駅が見えてきた。駐車場に停車&アフターアイドリング。ほう、なかなか大きな道の駅だ。サロマ湖展望用の観覧車まであって、ちょっとした遊園地になっている。案内板を見てみると、遊歩道があって森林浴もできるみたい。行ってみっか。


 
 

 

待て〜い!
犯人を追いかけて、サロマ湖畔を駆け下るあっくん刑事。足がもつれて転ぶなんてことは、断じてない!

ウッドチップが敷き詰められた遊歩道をてくてく歩く。ほう、サロマ湖畔まで下りることもできるのか。こりゃいいや、道の駅でどこに行くか決めるつもりだったけど、ここで十分サロマ湖を堪能できる。サロマ湖といえば、幌岩山にある展望台からの俯瞰が有名だが、あっくんはどちらかというと、湖を遠くから眺めるより湖畔を散策する方が好き。早速何枚かパチリ。

 

ウッドチップがクッションになって、歩くととても気持ちいい。ウッドチップは、競走馬の調教コースにも使用されてます。吊り橋を渡ると.....

 

こんな景色が広がります。これがサロマ湖。遠くに見えるのが幌岩山。サロマ湖を一望できる展望台があります。

この遊歩道、ぐるりと一周するには1時間近くかかるようだな。全部回るには少々きつい。湖畔だけで十分じゃ。それにしても、山奥を髣髴とさせる、うっそうとした白樺林だ。

湖の南側は、ご覧のような白樺林が広がる。
........ん?木の陰から、赤いものが見えるね。何だろう?拡大してみると......

 

 

こっ、ここは伊賀の里かあ〜!?
赤い影が翔んで行ったど!