AM7:00前に起床。カーテンを開けると、やや雲が多い。が、晴れであることは間違いないな。今日は早めに出発する必要がある。手早く出発準備、荷物をまとめる。その後、朝食じゃ。ここの朝食はうまいので、必ず食うようにしている。ホテル地下の「北時計」という食堂に入る。ここは、洋食と和食の選択式。特に和食はボリュームたっぷり。一昨年は洋食にしたが、今年はどーするべえか.....
あっくんは朝、食欲が無いのは何度も話したとおり。普段は、熱いお茶だけ飲んで出社、会社に着いてからおにぎりを1個食っている。寝起きじゃおにぎり1個も食えない。ここの朝食を残さず食えたのは、空気のきれいな北海道で、連日体を動かして体調が良かったおかげやろうね。ごちそうさまでした!
部屋に戻って、もう一回トイレに駆け込んでからチェックアウト。なんだかんだで、起床からチェックアウトまで1時間30分近くかかってしまった。朝はからっきし弱く、てきぱき動けないのが、あっくんの数少ない欠点の一つ。
駐車場へ行ってスカちんの暖気&荷物整理。駐車場の管理人に道を訪ねる。
「すいません、スタルヒン球場にはどう行けばいいですか?」
「(ホテルの)前の道を北にまっすぐ行くと橋がある。左折してその橋を渡って、一つ目の信号を右折すると見えてくるよ」
「どうも!」
スタルヒン球場に行くわけではない。幌加内に伸びる道道72号線に入りたいんだが、「72号線にはどう行けばいいですか?」と聞くよりも、特定の場所を聞いたほうが通じやすいから(72号線に入る途中にスタルヒン球場がある)。
ゆっくりと出発、今日の予定は未知の土地、道北を走ること。時間に余裕があるかどうか判断するため、あらかじめ到着予定時刻を算出しておいた。
・朱鞠内湖: AM10:30
・天塩: PM1:00
・宗谷岬: PM3:30
・枝幸: PM6:00
までの旅。広い道北を走るから、これまでで最もハードな旅になるはずだ。お手元に北海道の全体図があったら、90度回して見てください。道北の広さが分かるはずです。
北海道を時計回りに90度回転。「北海道のへそ」と言われる富良野辺りを中心に、矢印を引いてみました。道北側の方が長いでしょ。 |
石狩川を渡って右折したところにガソリンスタンド見っけ。ここで給油&オイルチェック。
鵡川から旭川までの走行距離 | 285km |
給油量 | 27L |
1リッターあたりの走行距離 | 10.6km |
おっ、リッター10km走ったね。アベレージ80km/hで走れたおかげやろうなあ。それよりオイルチェックじゃ。ゲージを見ると、LOWぎりぎりだった。
「すいません、オイル入れるときの如雨露貸してくれません?」
如雨露をお借りして、持参のオイル500cc追加する。正確にはこの時、450ccくらい追加したと思う。ゲージ2/3まで回復した。これでロングドライブの準備完了。出発じゃ!
道道72号線に入り市街地を抜けると、うれし楽しいワインディング道路が待っていた。山あいを80km/hで駆け抜ける。車の往来はほとんど無い。
コーナー直前でブレーキング&3速にシフトダウン、行け〜〜! |
今度のコーナーはきつい。3速から2速へ、エンジン回転数は5500を越えた。曲がれ〜〜!!
キュルキュルキュル...... ポテンザ01が哭く!フロントウインドウからは、横向きになった道路が見える。アンダーステアであることがよく分かるね。 |
延々と続くワインディング道路、白樺林を駆け抜ける。森林地帯を抜け、ようやく視界が開けてきた。 |
山岳地帯を抜けて国道275号線に合流すると、白い花が咲いた畑が一面に広がった。何の花だろう?たんぽぽと菜の花の見分けがつかないあっくん。植物の知識が無いことが、数少ない欠点の一つ。とは言っても、どっかの誰かと違って、サルビアとラベンダーの区別はつくけどね(笑)。
幌加内(ほろかない)に入る。まだまだ延々と続く白い花畑。幌加内か.....
走行中の画像じゃ分かりにくいが、辺り一面そばの花が咲いている。 |
国道に入ると、少し交通量が増えたね。トラック、営業車、1BOXカー等々、いろんな車が次々とスカちんを追い抜いていく。
最初の目的地、朱鞠内湖への標識が見えてきた。朱鞠内湖「しゅまりないこ」と読む。決して「しまりないこ」と読んではいけない。たしか水力発電目的に作られた、日本最大の人造湖だったはずだ。地図を見ると、複雑に入り組んだ形をしている。どんな景色だろう?
朱鞠内湖手前で、道が二股に分岐する。そこに観光案内標識が立てられていた。道路わきに停車、案内板を見てみる。朱鞠内湖を一周することはできるが、途中ダートになり、一部通行止めになっているみたい。
朱鞠内湖の地図。こんなに複雑な形じゃ、手書きじゃ書けないや。かなり不正確な地図です。 |
観光スポットまで行くと、再び国道275号に戻らねばならんのか。まあいい、行ってみっか。道道528号線に入り、時計回りに湖畔を走る。と言っても、湖は全然見えない。標識どおりに10分ほど進むと、コテージやおみやげ屋さんが見えてきた。ようやく湖も見え始める。まっすぐ進むと....
湖畔でアフターアイドリング中のスカちん。この写真だけではなく、ここでは様々な角度からスカちんを撮影した。 |
朱鞠内湖の一部の光景。湖の西側には、旧国鉄の駅やレールが、廃虚となって残ってるらしい。時間に余裕がなかったので、そこまでは行ってない。 |
湖畔の一光景。ここはキャンプ場になっている。アウトドア派の方にはお勧め。毎日、何百キロも移動するハードな旅は、観光名所を見落とすから、あまりお勧めできない。みなさんが北海道に行かれる場合は、余裕をもってゆったりと旅を楽しんで下さい。 |
湖面を吹き抜けるそよ風、いやいや、実にいいところでした。10分の予定が40分近く長居してしまった。時刻はAM:11:00、さて、少々急がにゃあかん。スカちんに乗り込み出発、国道275号線に戻る。今度は反時計回りに湖畔を走る。と言っても前述のように、湖面とはかなりの距離がある。湖畔と言うより高原って感じ。かなりの勾配、3速にシフトダウン。
国道275号線から、ほんの一瞬だけ見えた朱鞠内湖。どちらかというと、この辺りは右の写真のような、山々の景色が広がる。 |