「ちわっす、雨降ってないじゃん」
「いや、ほんと午前中は土砂降りだったんだって」
たしかにとまやん2号、MAX4号のボディには雨跡が残っている。まあいいや、今回だけは特別に、雨が降ったことにしておこう(笑)。
ところで今回は、関東組以外は鉄仮面が一台だけ。レッドGT号は車検切れだそうだ。このため、レッドGTさんはステップワゴンでいらっしゃってた。
PAの隅っこに集まった鶴巣オフ。去年と全く同じ場所。左からレッドGTさんのステップワゴン、MAX4号、とまやん2号、レッドGTさんとこの鉄仮面、スカちん。 |
とまやんさんは指定席(^^)でくつろいでいる。 |
このとき回していたビデオからキャプチャーした画像。左は鶴巣に集合したジャパン軍団、右は晴れ渡った空の証拠写真(笑)。 |
聞くところによると、ナオキ号が山形から鶴巣を目指してるらしい。夕方5時ごろ到着予定とのこと。ナオキさんを待つ間、みんなで食事に行くことにした。鶴巣PAの名物は鶴巣そば(380円)。東北独特の濃いつゆがうまい。以前もレポートしたように、ここは吉野家の牛丼も食えるし、仙台名物の笹かまや、「ずんだ餅」も食える。ほんとリーズナブルかつ便利なPAだ。
そば食ったら急に眠くなっちまった。そういえば、昨日も飲んだくれて、寝たのがAM2:00近かったなあ。しばしパーキングの芝に横になる。今回は、寝てるところを写真に撮られることは無かったと思う(笑)。
しばらくすると、一台の後期型黒ジャパンがパーキングに入ってきた。ナオキさんも黒ジャパンか。最近ほんと黒が多くなったねえ。
「どーも、はじめまして!」
ナオキさんとご挨拶、しばし談笑。
鶴巣に到着した、アフターアイドリング中のナオキ号。右の赤影がナオキさん。とまやんさんじゃないよ(^^; |
ナオキ号のリアには、大きなアンテナがついてるね。高さ制限注意! |
「私のジャパン、ボンネットが浮くんですよ」
ナオキさんがボンネットを指差す。ボンネットの浮き、空力的に洗練されてなかった時代に生まれたジャパンの宿命でもある。フロントグリルからエンジンルームに入った空気を引き抜く場所が無いため、高速走行時に(外気との)気圧差が生じ、ボンネットが吸い上げられてしまう。
さらにジャパンのボンネット先端には、アルミのモールが装着されている。このため、ボンネット先端に雨水が溜まり、徐々に錆が進行する。これが末期症状になると、ボンネットの骨組みとカバーが分離し、走行中に「バッカーーン」とボンネットが剥がれ、前が見えなくなってしまう(約一名の方が実績有り)。てなわけで、まずはジャパンの弱点、ボンネット先端からナオキ号をチェックする。
「錆びてないですねえ、これなら心配することはないですよ」
「でも、(ボンネットを)閉めると、隅っこがこんなにたわむんですよ」
「ボディ側の受けが低すぎるんですよ」
フロント両サイドのボンネット受け部分(写真参照)の高さを調整する。ちなみにスカちんは、この部分のクリアランスを主治医に取ってもらった。自分でやっても、どーもうまくいかなかった記憶がある。車をいじる技術が無いことが、あっくんの数少ない欠点の一つ。
○で囲った部分が、ボンネットの「受け」部分。ゴムの緩衝部品がついている。この部品、もう出ないのかな?
ところでスカちんのラジエーター上に見えるのは「ずんだ餅」。冷凍状態で売られているので、ラジエーターで暖めているところ(笑)。 |
「これでOKでしょ」
ナオキ号のボンネットの「たわみ」が矯正された!
ウエッジシェイプの鉄仮面。光のあたり加減でボディが引き締まって見えるね。R30とR31独特のライン。 |
最後に集合写真をパチリ。今年の鶴巣オフは、全てデジカメで撮影しました。 |
時刻はPM7:00過ぎ。辺りは夕闇が迫っていた。暗くなったので、ヘッドライトやフォグライトを点灯しあって遊んでたんだが、スカちんのスモールランプのヒューズが切れちまった(^^)。今考えると、この時ハーネスやオルタネータに負担をかけたことが、旅の終盤にかかえる電気系トラブルの遠因になったかもしれない。
「さて、そろそろ行きますか」
「またお会いしたいですねえ」
ナオキさんにMAXさんが答える。
「また来年、ここでお会いしましょう」
とまやんさんとMAXさんは、レッドGTさんの地元、石巻に宿をとっている。これから海の幸を肴に宴会に入るんだそうな。
「それじゃ、気をつけてねえ〜!」
スカちんから出発、大和ICで手を振り合って別れた。どうやら毎年の恒例となった鶴巣オフ(笑)、参加されたみなさん、本当にお疲れさま&ありがとうございました!
さてさて、再び単独走行となったスカちん、すっかり夜となった東北自動車道を北上する。仙台を越えると、車の数がめっきり減るなあ。CIBIEのハロゲンヘッドライトが闇夜を照らす。月明かりが見えないから、どうやら厚い雲に覆われてるようだ。とその時、
一気に路面がウエットになった。
前沢SA(だったと思う)に到着、チーズバーガーを食う。人影もまばらなSA、テレビから巨人阪神戦が流れてるが、見てる人は誰もいない。深夜と勘違いしそうなほどガランとしている。東名高速じゃ、まずお目にかかれない物寂しいSA。東北自動車道ならではの独特の光景だ。ネクラのあっくんは、こーゆー雰囲気ってものすごく好き!(爆)
この後、小一時間走っては休憩の繰り返しで津軽平野へ。久々に岩手山SAにも立ち寄った。雲が低く立ち込めてるので、ニッポン放送の感度も良好。巨人阪神戦は延長に入った。この日だけは夜遅くまでラジオを聞くので、延長はとてもありがたい(^^)。
そんなこんなで最後の休憩地、花輪SAに入ったのがPM11:00ちょっと前。雨は止んでいた。巨人阪神戦は結局3対3の引き分け。遅くまでの残業、乙ですた。
いつもの通り、「ぴょんぴょんランド」のウサギを見てスカちんに戻ると....
こいつだよ、こいつ!この後、あっくんにも擦り寄ってきやがった(苦笑)。あっくんは、どっちかというとワンちゃんの方が好き。ワンちゃんといえばこのオブジェ。何度見てもキツネにしか見えんど! |
花輪SAを出発、東北自動車道も残り80km。それではそろそろ、恒例のお楽しみと行きますか!(^^)
東北自動車道終点、青森ICに到着、ハイカで13.500円支払う。今年も無事に680kmを走破できました。国道7号に出て、フェリー埠頭を目指す。ここで毎年、青森と北海道のどっちで給油した方がお得か悩むのだが、冷静に考えて見ると、青森で入れた方が給油量は少ない。今年は迷わず、ここで2回目の給油、リッター99円だった。ラッキー!
菅生から青森までの走行距離 | 364km |
給油量 | 42.4L |
1リッターあたりの走行距離 | 8.6km |
195タイヤ時代と比較して、0.5kmは燃費が下がってるね。今年は早めに給油する必要がありそうだ。それにしても、神奈川〜菅生間より燃費が下がってるのは何故?おそらく菅生の給油所では、「満タン」にしてもらえなかったためだと考えられる。高速走行時の燃費は、リッターあたり8.8kmくらいだと思う。
スカちんを満腹にさせたら、今度はあっくんが満腹になる番じゃ。毎年立ち寄るコンピニで、ビールに缶チューハイ、つまみと.....
食い終わって乗船手続きを済ませる。今年は出港時刻が例年より40分遅いAM3:30。ころころダイヤを変えられたら困るんですけど、東日本フェリーさん。帰りは毎年、苫小牧〜八戸便を使ってたんだが、これが室蘭〜八戸に変更され、さらに時間と客室(のバージョン)も変更されてたので、結局使えなかった。この辺は最終日あたりで、またレポートしませう。
青森港でフェリーを待つスカちん。右上の明るい部分が、フェリーが着岸するところ。マッドカバーのNIKEエンブレム(^^)は、リフレクターの役割も果たす。 |
AM3:00に乗船が始まった。係員の指示に従い、慎重に乗船。ルームキーを受け取り特等室へ。一気に素っ裸になり、シャワーを浴びる海の男あっくん。さっぱりして缶チューハイを飲んでたら、出港の時刻となった。去年の今ごろは、既に青森湾上を航行してたのになあ。必然的に函館到着時刻も遅れるから、去年よりさらに時間に余裕が無い。と言うのも、今年も「昭和新山火祭り」と重なっているため、午後2時までに新山入りしないと通行止めを食らってしまう。さらに今年は、とあるお方(^^)と昭和新山で待ち合わせてもいる。果たして間に合うか....??
まあいい、今心配してもどーなるもんでもない。函館に着いてから悩もっと。