日高山脈に突入。景色は一変、険しい山岳地帯になる。エアコンを「頭寒足熱」にしてるので、5速じゃトルクが足りない。3速にシフトダウン。
野塚トンネル突入。十勝側から入ると、ちょうどトンネルの入り口あたりが頂上。トンネル内は緩やかな下り坂になっている。5速にシフトアップ、トンネル内の路面はドライなので、速度は100km/h近くになる。4kmちょっと続く野塚トンネル。静内中札内線のトンネルは、何キロになるのだろうか?
トンネルを抜けると、そこは日高。緩やかに下る鉄橋を渡った休憩所に停車する。日高の岩清水が流れ落ちている所だ。去年はここで、バイオレット乗りの方と出会ったんだなあ。今年は摩周で買った水がたくさんあるので、日高の名水は一口飲んだだけで出発。雨が再び激しくなってきた。
青い鉄橋の先が野塚トンネル。雲がかかっている日高山脈の向う側が十勝。 |
天馬街道を下っていくと、そこはもう牧場地帯。雨とはいえ、馬の親子が放牧されている。
優駿ビレッジAERUに到着、駐車場に停める。雨を避けて本館に入り、おみやげ屋さんを散策。たしか、AERUは第3セクターが運営してるんだったな。決して楽な経営ではないだろう。毎年ここに立ち寄るあっくんとしては、頑張って欲しいと思う。
AERUのパークゴルフ場。木の間から見える休憩所からスタートする。雨の中、乗馬している人がいますね。 |
それにしてもよく降る雨やねえ。これじゃとてもパークゴルフは無理だ。でも、そのおかげでAERUをゆっくり散策することができる(^^)。乗馬受付の事務所まで歩く。ここには様々なホースグッズが売っている。おっ、このゴーグルかっちょええなや。買お。購入時に事務所の方としばらく談笑。
「AERUはたしか、公式ホームページがありますねえ。たまに覗いてますよ」
「そうですか、ありがとうございます」
「掲示板も、こまめに対応してらっしゃるようで、けっこう大変でしょ?」
「ははっ、まあ...」
詳細は省くが、この時掲示板運営のコツや、荒らし対策等を話した。あっくんのような個人ページならともかく、AERUのような公式ページは、荒らし対策は特に重要。
「ずいぶんとお詳しいですが、ホームページお持ちなんですか?」
「ええ、個人の趣味でちょっと...」
「どんなページなんですか?」
「いや、ほんと個人的な趣味のページでして(^^; ...車関係のページをやってます」
帰りがけに、ふとテーブルに目をやると、一冊の雑記帳が置かれている。観光客が旅の記念に一筆啓上する例のやつね。あっくんもカキコしておこう。
これはもちろんレプリカ。たしかこんなカキコをしたと思う。ちなみにあっくんは、書道5段の腕前!我ながら達筆やなあ〜。 |
スカちんに戻り、馬房まで移動する。徒歩だと軽く15分はかかる距離。AERUって広いんですよ。馬房前に停車。近くにいた係りの人に許可を得て馬屋に入る。
その隣の馬房にニッポーテイオーがいる。こいつは気性が激しそうだな。馬房の中をぐるぐる回っている。外に出たくても、今日は雨が降ってるからダメやど。こいつの主戦場はマイル(1.600m)だった。JRAのポスター(ヒーロー列伝)には、
マイルだったら譲れない!:ニッポーテイオー
四白流星 六馬身:メリーナイス
風か光かタマモクロス:タマモクロス
ミルリーフの血:イナリワン
逆指名:スーパークリーク
弾丸シュートだ!:サッカーボーイ
ありがとう:オグリキャップ
帝王は皇帝を超えたか?:トウカイテイオー
淀を愛した孤高のステイヤー:ライスシャワー
先頭を どこまでも先頭を:サイレンススズカ
なんて、かっこいいフレーズが並ぶ。あっくんは、やっぱオグリキャップの「ありがとう」が印象的。ん、何の話しだったっけ?....おお、ニッポーテイオーじゃ。とにかく、オグリとニッポーテイオーとのマイル対決が見たかったなあ。
さらに別の馬房を覗くと....
写真を撮りたいが、馬房内は暗すぎる。フラッシュを焚くわけにはいかんから、スカちんに戻ってPENTAX SPを取り出す(注:馬をはじめとした、草食動物の写真撮影にフラッシュは厳禁です)。でもって絞り全開、シャッタースピード1/15で撮影した写真がこれ。
奥に母馬がいますね。ピンクのリボンからも分かるように、この赤ちゃんは女の子。 |
体長は、ほんと50〜60cmくらい。ニッポーテイオーと違い、実におとなしい子でした。 |
この写真の右側に馬房がある。それにしてもよく降る雨だ。暗くならないうちにホテルにチェックインしよう。 |
時刻はPM4:00過ぎ。なんだかんだ言って、けっこう長居したなあ。そろそろ行くか。スカちんのエンジンスタート、裏道(道道1025号線)を使って静内を目指す。相変わらずの雨なので慎重に運転、70km/hしか出さない。途中、何台かの車に追い抜かれたが、あんなに飛ばして大丈夫かいな?けっこう路面に泥があるから、すべる時は一発ですべるど。あっくんは、ここまで来て事故る訳にはいかない。
静内中札内線に合流、あとは静内まで一直線。この道がいつの日か、ピョウタンの滝と繋がるわけか。そうなったら帯広〜静内間は1時間見とけばいいな。
今日の宿は、新冠のレコードの湯。去年見つけた温泉だ。静内でたこ焼きといか焼き、ビールを買って新冠を目指す。いか焼きって知ってます?具がイカだけのお好み焼きと思えばいい。シンプルでなかなかうまいっすよ。何故か静内に、本場関西の店があるんですねえ。
新冠レコードの湯に到着、広い駐車場の隅っこに停車する。本日の走行距離225km。旅の後半は、毎年無理しない予定を組んでいる。チェックインして、いか焼きをつまみにビールを飲む。どさんこワイドも今日で見納めだなあ。
PM6:30過ぎ、食堂に行ってカニめしを食う。長万部のカニめしとは違ったノーマルカニめし。ずわいと毛がにのミックス。値段もお手ごろの800円。ボリュームもあって、けっこううまかったっす。
部屋に戻って一服した後、温泉に入る。温度の高い露天風呂、気持ちいいねえ〜(^^)。まだ雨が降っているなあ。ここで星空を見たかったがしゃーない。また来年やね。でも、明日は止んでくれないとオグリに会えないなあ。
「たかしー(←仮名)、そろそろ戻って体洗うぞ」