座間パレードラン


2001年7月7日、今日は七夕様。カレスト座間で「歴代日産車パレード」が行われる。光栄なことにスカちんにもお呼びがかかったので、参加させて頂くことにした。朝早くから246号を西に走る...

不安だ...

ここんとこスカちんはトラブル続き。数週間前、走行中に突然エンジンがストップした。まるでガス欠のような症状。とっさに路肩に停車、セルを回してもL20に火が入らない。いつもの修理工場に電話しても誰もいない(このときは土曜の午後8時近かった)。しゃーない、レッカー車に頼るしかねえな。焦ってはいたが、コラムのネタが1つ増えたことをうれしく思う自分が悲しい(爆)。30分経過、レッカー車を呼ぶ前に、ダメ元でもう一度セルを回すと...

ヴオオーン!

なんだあ〜!? 何事も無かったかのごとく、普通に始動した。ふ〜っ、一安心(^^;Λ
この症状、おそらく燃料系、フューエルポンプだな。これがもし、北海道の大自然のど真ん中だったらと思うとゾッとする。

数日後、修理工場にスカちんを持って行き、点検/修理。1週間の入院生活。フューエルポンプをはじめとして、リレー回り、フューエルホース、ストレナー(←ガソリンをろ過するロート状の補器)等交換。つまりスカちんの燃料系を全て一新した。

「どうも、ありがとうございました」

工場の方にお礼を言って出発、セルを回す。

ガガッ、ガラガラガラッ...

なんちゅー音じゃ!エンジンは、かかるにはかかったが....

「すいませーん、今度はセルモーターが逝っちゃいました」(^^;Λ

再びスカちんは入院。部品取り車(KID号)のセルと「二個一」にしてオーバーホール。さらにリレーも弱っていたので、バッテリーから新たに配線し直してハーネスも追加。

オーバーホールして光り輝くセルモーター。新たに追加した紅白のリレーが伸びてますね。タワーバーとウオッシャータンクの間にある丸い補器ががストレナー。交換したばかりなのでキレイです。「PIAA」と書かれている白い補器がフォグランプ用のハーネス。

燃料系とセルモーター、合わせてかなりの出費となった。製造から四半世紀が経過して、17万5千キロ以上走っているスカちん。いろいろなパーツが寿命を迎えている時期なのだろう、きっと。そういえば10万キロ超えたあたりでも、いろんな部品(主にゴムパーツ)が一度に寿命を迎えたことがあったなあ。何にせよ北海道旅行前に、全てクリアしておかにゃならん。が、何をどこまで直せばいいか見当もつかねーや。こればっかりは、旅行前にいろいろ走ってみて、感触を確かめてみるしかないな。

ん、何の話しだったっけ?そうそう、カレスト座間パレードランの話だったな。
地図を見ながらカレスト座間近辺に到着。と、一台の対向車がパッシングしてくる。とまやんさんのジャパンだ。右折車線に入ってウインカーを出している。そうかそうか、手前の道路を曲がるのか。ラッキー!ちょうどいいところでとまやんさんと出会えた。迷うことなくカレスト座間に到着。

「おはようございます」

既にIさん達の黒ジャパンがいらしてた。続々到着する歴代スカイライン。ほう、510やサニーもお目見えしている。しばしみなさんと談笑。

「この間、走行中に突然エンストしたんですよ」

ケンメリのFさんに話す。

「センサーのリレーが1つでもダメだと、エンジンかからなくなりますよ」
「えっ?」
「例えばこの水温センサー、リレーが接触不良起すとエンジンがストップします。ケンメリ(後期型)がそうだから、210ジャパンも同じじゃないかな」

まっ、恐ろしいことを言いはる!

「全てのセンサー系がそうだから、いざエンストしたらどのリレーが原因なのか、探すのが大変なんですよね」

わあっ、そんなん言うなあ〜っ!

ただでさえ不安なのに、さらに追い討ちをかけられちまった(核爆)。今年の北海道は、なんか14万8千光年の彼方に行くような気がしてきたなあ(^^;


 

ずらり揃ったDATSUN軍団。当日は曇りだったからまだ良かったものの、それでもけっこう暑かったっす。

主催者から説明がある。本日のパレードランはお昼の12時からとのこと。10時半には弁当が配られた。

さっきパン食ったばっかりやど!

既に気温は30℃を超えている。長時間弁当を置いとくわけにはいかない。しゃーない、気合を入れて一気に完食!食えなきゃ残せばいいのに、あっくんてば貧乏性(爆)。

腹苦っ!(←腹が苦しいの略)

結果的にこれが後々響いてくることになる。

そろそろパレードランの時刻。スカちんに戻りエンジンスタート。暖気して順番を待つ。その間に後期型ジャパン軍団を一枚パチリ。

久々に運転席から右手を出して撮影。うん、ちゃんと撮れてるな。約1名ナンバープレートにボカシを入れる必要なし(笑)。

いよいよパレードスタート。Fさんのケンメリの後に続く。カレスト座間の敷地内(試乗コース?)をゆっくりと進む。途中、4〜5才くらいのガキんちょが手を振っている。いくら子供嫌いのあっくんでもシカトするのは失礼。精一杯の作り笑顔(爆)で手を振り返す(^o^;/


 

パレードラン中の光景。写真提供とまやんさん。走行中に写真を撮る技術はあっくんにはない。

よくこんなアングルで写真撮れるなあ。

10分弱のパレードの後、記念庫に到着。ここには歴代の日産車が埋蔵... じゃない、保管されている。主催者のご好意により、中を見学させて頂くことになった。倉庫のシャッターが開くと...

おおっ、すごかあ〜っ!

約160台の記念車が、ずらりと並んでいる。もちろん全車をシャッターに納めることは無理。ここでは、あっくんが独断と偏見で選んだ一部の写真をご紹介しましょう。

まずはやっぱりジャパン(^^)。後期型4ドアセダンが仲良く並んでました。

続いてケンメリ2HT。これはとまやんさんが撮影したもの。たしかGTSだった。仕様といい色といい、おそらく最終ロットに近いもの。

R391軍団。これってル・マンで走った車でしたっけ?

240Zサファリ仕様。つや消し黒のボンネットが特徴的。昔タミヤのプラモデルで作った方も多いでしょう。

とてもキレイなS54。少年チャンピオンの「浦安鉄筋家族」っていう漫画でもおなじみですね。大鉄さんのダットちゃん(^^)。

一番笑ったのがこれ。メキシコオリンピック出場選手の寄せ書きだそうです。骨折した人のギブスじゃないんだからさあ(^^;

ずらり揃った歴代ニッサンレーシングマシン!
あっくんはそれほどレースに興味はないんで、それぞれの細かい仕様は分からない。

記念庫の見学を終え、カレストの駐車場に戻る。この後、レーシングドライバー鈴木(利男)氏と、新型スカイライン設計者水野氏のトークショーがあるらしい。暑さに耐えかね、カレスト座間内で休憩、オレンジジュースを飲む。それにしても汗が引かないし、体もだるい。ずっと炎天下にいたのと、弁当一気食いで体力を奪われたようだ。昨日もそんなに寝てないし...

トークショーが始まるも暑いんで、人いきれのステージには近寄りがたい。涼を求めて、店内をうろうろする(てなわけで、この時のトークはほとんど聞いてませんが、「トルク配分48:52」の話が印象的でした)。展示されている新型スカイラインV35を観賞する。デザイン的には典型的なセダン、一言で言えば「無難」な感じ。以前あっくんコラム「V35」でも書いたが、雑誌やカタログで見るのと何の変哲もないな。足回り、特にアッパーアームにはアルミが採用されている。見本を手にとると、軽いこと軽いこと!フットワークは良さそうだ。が、なんかこう、ビビビッとくるものが無いんだよなあ。まあ「スカイライン」としてではなく、「普通のいい車」として、そこそこ売れるかな?

...あかん、限界や。

体力的に持ちまへん。既にベンチで寝ている(爆)とまやんさんにご挨拶、帰ることにした。スカちんに戻り、家路につく。寝不足、暑さ、弁当一気食い(^^)、様々な要素が絡み合って、ほんとに疲れた。
246に出るまでの間ずっと渋滞。おまけにでっかいトラックにサンドイッチされて、前後共に視界ゼロ。

鬼悪!(←鬼!悪魔!姉さんを返せ!の略。転じて、ひでえ!最悪!の意)

やっとこさ246に出る。やや渋滞しているが、そこそこのスピードで荏田を目指す。頼むからエンジンストールしてくれるなよ、スカちん.........

わかった!!

この疲れの原因、寝不足より暑さより何より、

スカちんの運転だ!

いつストールするか、怯えながら運転するなんて初めてだ。信用できない車の運転ほど疲れることは無い。以前あっくんコラム「愛のスカイライン」で書いたことと全く逆だ。
このままじゃ北海道に行けない。いや、ほんとマジで。これから2ヶ月の間に、スカちんとの信頼関係を回復する必要がある。さて、そのためにはどーするべえか...

「とにかく走って点検する、これしかねえな」

今年は例年以上に、旅行前予行演習が必要であることを実感した。でも、今日はとにかく疲れた。これ以上スカちんに乗る気がしない。フラフラになって帰宅したあっくんでした。


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