スカちんを作ろう!(その8)


9. 完成


 
 


 
 

我ながらいいねえ!チタンでコーティングすると、ここまで光沢が出るとは思わなかった。指紋も付きにくくなるし、消臭効果もある。まさに一石三鳥やね。

 

マフラーはピンバイスで穴開け、メタルックを一巻き。実車よりややシャコタン入れたので、NIKEマッドガードは付けなかった。ナンバープレートはメッキを剥がすのが面倒だったので、Gクリアで接着。
また、リアエンブレムにはデカールが付属してたが、もちろんESエンブレム。パソコンでEXエンブレムを自作しようという遠大な計画もあったが、結局オミットした。

 

フロントは苦労した甲斐があるね。これがC210の顔じゃ。ヘッドライト回りにスモークを入れたら、表情が引き締まった。フォグライトは3mmの穴を開け、そこにビーズを埋め込んだ。プロジェクターに見えますか?
それにしても実車じゃなく、プラモデルのナンバープレートをぼかさなければならんとわね(苦笑)。


 
 

サイドビューもご覧のとおり。かなり実車に近いふいんき(←なぜか変換できない)が出せたと思う。作ってて分かったんだが、このキットの厚ぼったさの根本原因は、横幅(全幅)が短いことにある。あと3mm、いや2mm横に長ければよかったのになあ。尚、実車の写真はノスタルジックヒーロー撮影時のもの。

 

ドアノブはメタルック、鍵穴は虫ピンでそれぞれ表現。エンブレムはケンメリから移植したんで、メリハリが効いたね。エッチングパーツは、ロックタイト(←曇らない瞬接)で接着。

 

こうやって、実車と同じ目線で見るのが模型の醍醐味。Nゲージの鉄道模型を寝転がって見る、あの感覚です。それにしても、せっかく追加したフェンダーミラー調整レバーが全然見えねえでやんの!(泣)

 

ところで、一つ残念なことがある。キットはES仕様なので、リアワイパーが付く。このワイパー取り付け穴がリアウインドウにぽっかり開いている。クリアパーツなんで、穴埋めしても跡が残ってしまうため、何も対処しなかった。そのうちリアワイパーを装着するかもしれません。

あ〜いの〜 スカ〜イライン〜♪
最後は当然これ(笑)。ジャパン一発目のCFをイメージしました。

とまあ、4ヶ月以上かかったスカちん製作、出来としては70点くらいかな?10年のブランクがあったためか、とにかく失敗が多かった。特にスプレー塗装のコツを忘れてたのが痛い(スプレーの強弱や距離、塗り重ねる回数は、色によって微妙に異なる。こればかりは経験を積んで、感覚で覚えるしかない) 。

また、タミヤのプラモデルだったら1〜2ヶ月でできるんだが、パーツがアバウトなこのモデルは、下地処理に非常に時間がかかってしまった。詳細は省いたが、全てのパーツのクリアランスをとってから組み上げている。もし仮組みをしなかったら、バランスの悪い後期TI改になってただろう。まあ、20年以上前のプラモなんで、手間がかかるのは仕方が無かったかな。

ところで、次はいつ何を作ろうか?
10年後に作るんだったら、またパテや接着剤を買い直さにゃいかんなあ(苦笑)。とにかくこれまで、週末はずっと家に引きこもってプラモデルを作ってたんで、体が鈍っちまった。明らかに運動不足なんで、これからしばらくはスポーツに励もうと思う。

さしあたってはマイルCS、そしてジャパンCじゃ!