スカちんを作ろう!(その6)


というわけで模型制作に戻るわけだが、え〜と、何からやるんだったっけ?......そうそう、今度はダッシュボードやセンターコンソールの塗装じゃ。ジャパンのそれは、これまたつや消し黒ではない。グレーやダークグリーン、ブラウン等が混ざった不思議な色。エナメルを調合して、それらしく塗りました。
 

内装は後期型なので、こだわっても仕方がない。ほぼストレート組み。センターコンソールBOXの蓋をプラ板で追加した程度。それにしても、ケンメリからパーツを流用して大正解!
キットのパーツ(ジャパンパーツ)で作っても、こうはならないので念のため。

インパネはホワイトやレッド、クロームシルバー等でドライブラシ。このような細かな塗装のコツは、息を止めること(笑)。コノクライデカンベンシテヤッテクダサイ
そうそう、フェンダーミラー調整レバーらしきもの(^^)を虫ピンで追加しました。
さらに、(ふと思いついて)クラスターにフードを追加。接着剤が少々はみ出しちまった。減点!
フードの素材は、かあちゃんが買ってきた芳香剤を包んでた塩ビです。
ちなみに、これが前期ジャパンのコクピット。水平7連メータがずらりと並ぶ。キットの後期コクピットとの違いが分かるでしょう?
一通り塗り終えたら組み立て。リアシートとリアトレイの接着は心もとないので、裏からプラ板でがっちり補強する(←写真を撮り忘れちまった。スマソ)。
フロントショックアセンブリーは、左右対称部品。あれっ、どっちがどっちだったっけ?見分けがつかねえや。年のせいか、物の見分けがつかなくなったことが、あっくんの数少ない欠点の一つ。平井堅と鈴木亜久里の見分けがつかないのはまだ許せる。が、ほしのあきとはしのえみの見分けがつかないのは末期的だぜ。

んなことはどーでもいい!

説明書と照らし合わせながら、左右を間違わないように組み立て。
このキットは部品数が少ないので、組み立てはあっという間。フロントエンジン部には、モーターライズ時代の名残り、電池ボックスをネジ止めする。完成すると見えなくなるので、落書きするのは当然!(笑)
シャーシの裏側はエナメルで、それらしく塗った程度。押し出しピン(プラを金型から外す時にできる、丸いピンの跡)もそのまま。気持ちウェザリング(汚し塗装)を入れました。
この辺はめったに見ないので、実車がどうなってるのかも、よく分からんとです。
ホイールセンターキャップは、つや消し黒とゴールドでドライブラシ。実車同様にロゴを入れようと思ったが、細かすぎてオミット。これまた減点!ロゴがない方がシンプルで良いという意見は無視ですか、あーそうですか。尚、フィンの間は、薄めたエナメル黒を流し込んで、ギラギラ感を抑えてある。
スピーカーには、パソコンで作成したロゴマークを貼る。紙とプラという異種格闘接着には、Gクリアというボンドを使用。ロゴマーク(インクジェット紙)には、色褪せ防止のため、ラッカークリアを軽く吹きました。

ボディを被せると見えなくなる部分が多いんで、今のうちに写真を撮っときましょうかね。

 

クラッチ/ブレーキ/アクセルは、完成すると見えなくなるんで、取り付けなくてもよかったかな?
ダッシュボードとリアトレイは、ボディに干渉しないことを確認後、接着してある。

これでシャーシは完成。あとは埃のつかない場所で乾燥させときましょう。
 

7. ボディの仕上げ

ボディは一ヶ月以上放置してたから、完全に乾燥しただろう。いよいよ研ぎ出し作業に入る。塗料を吹き付けたボディを触ると分かるが、表面がザラザラしている。これは、シンナーが気化するときに無数の穴ができるから。これを目の細かいサンドペーパーで慣らして、鏡面に仕上げることを研ぎ出しという。
 
まずは2000番のペーパーで丁寧にヤスる。今回はメタリック塗装なので研ぎ過ぎると、あっという間にシンナー風呂行きになってしまう(メタリックが露出して塗膜を痛め、かすれた感じになる)。このため、モールドやエッジ部分を研ぐのは少しだけ。ヤスると、表面はこんなかんじになる。

次にタミヤのコンパウンド、ワーク社のマディカルワンの順で根気よく磨いてできあがり。ちなみにコンパウンドは、10年以上前に購入したもの。マディカルワンって、今も売ってるのかな?探してみたが見つからなかった。
 

ボンネット右が研ぎ出し前、左が研ぎ出し後の状態。エッジ部分は塗膜が薄いので、指の力を少し抜いて研ぐ。この辺の強弱は、実際にやってみたら分かる。
一週間かけて研ぎ出した結果がこれ。なかなかいい感じになったね。周辺の映り込みもご覧の通り。でも、(写真じゃ分からないが)失敗が怖いんで、研ぎ出してない部分もある。ええ、ヘタレですとも。
研ぎ出し後にマスキング、つや消し黒部分をスプレーする。細かい部分はエナメルで墨入れ。ボンネットやドア/トランクの淵は、薄めたつや消し黒を流し込む。
ボディ裏は、これまたエナメルの黒とデザートイエロー/フラットフレッシュで筆塗り。完成すると見えない部分がほとんどなので、ムラになっても気にしない、気にしない。

次は窓枠。一般的に窓枠は、エナメルのクロームシルバーを塗るが、どうしてもプラモデルっぽさが出てしまう。メッキの再現方法は、永遠の課題なんだが、あっくんは今回、メタルックというアルミ箔を貼ってみようと思う。まず、大きめに切ったメタルックをしっかりと窓枠に貼り付ける。そして、デザインナイフで慎重にカット........

失敗!_| ̄|○

失敗して無駄にしたメタルック群。

窓枠は鬼門なんだよなあ。窓枠をうまく処理できないことが、あっくんの数少ない欠点の一つ。
さて、どーするべえか?