7月6日
先週予約頂いた魚沼市の業者様で日産セレナのデントリペアをしました。
ヘコミの場所は左リアクォーターパネル中央付近の上方です。
ヘコミは横方向に折れていて綺麗に折れ目を開いてリペアするにはツールで突き出すしか無い形状なのですが、
ツールを差し込むにはタイヤハウスに穴を開ける他方法は無い場所でした。
只今回の車は購入して間も無い車で、穴を開けて外販を綺麗にリペアする替わりに修復歴を付けてしまうか
多少の跡が残っても修復歴を付けないか迷う物件でした。
結局”引っ張り”で修復歴が残らない方法でリペアしましたが、”引っ張り”でリペアするには折れ目がきつ過ぎて横筋が残ってしまいましたね。
ツールを差し込む穴さえ開ければこの程度のヘコミならそれ程時間を掛けずに綺麗に直るヘコミでしたが、どちらの方法を採るか非常に悩む物件でした。
(写真では残った横筋は分かりませんが)
先週末も完全にツールが入らない物件で2回続けて少し心の方が凹んでしまいました。
(その時は穴を開ける所さえ無い物件だったんですけどね)
7月9日
朝依頼を頂いた中野市の業者様でスズキワゴンRのガラスリペアをして来ました。
半年以上ガラスリペアが無かったので実に久しぶりのガラスリペアでした。
中古車だったので又割れ目にホコリが詰まっていて真空引きに苦労すると覚悟していたのですが、
いざ作業を始めたらあっと言う間に真空に成ったので拍子抜けした位です。
作業後聞いたら最近割れたとの事、道理で。
営業区域はすっかり落ち着いてしまったので、リペアが順調に完了しても次の予定が無いのが残念な所です。
廻り切れなくてバタバタしていた頃が懐かしいですが、こればっかりは仕方ないですね。
7月13日
先月見積りさせて頂いた十日町市の業者様でフォルクスワーゲンTIGUAMのデントリペアをして来ました。
ヘコミの場所はボンネットで、子供がドンと乗ったと言う事で、
写真の様なヘコミ・歪みが面積の1/3位が被害を受けていました。
裏側の補強材まで変形していたので一旦シーリングを切断除去しなければ成らなかったのですが、
国産車のスポンジみたいに柔らかいシーリングではなくてプラスチックの様に硬いシーリングが線状にベッタリと貼り付けてありました。
カッターを差し込む場所も無いし、なにしろ硬いので片側だけで延長80cm位*2を切断するだけで2時間弱掛かってしまいました。
(こんなに硬いシーリングだと表側からの少しの衝撃だけで盛り上がった跡が付いてしまうので、全く考えていない作り方ですね。
外車はやはりこの様な細かい所は殆ど考慮していない模様です)
今日はともかく猛暑日で作業を続けると共に体温が上がり続けて熱中症の一歩手前に成ってしまいました。
終盤は頭痛がし始めたのでもう熱中症ですかね。
7月14日
中野市の鈑金業者様でトヨタアリオンの中古車をリペアして来ました。
ヘコミの場所は場所は右リアクォーターのバンパー付け根上部です。
バンパー付け根部は完全に潰れてラインが狂っているし、手で押すとポヨンポヨンと鉄板が延び切る一歩手前でした。
軽自動車の薄い鉄板なら完全にアウト!でした。
「これ程付け根ラインが潰れて鉄板も延びているとまともに何て絶対に直りません」と非常に後ろ向きの返答をしたのですが、
「中古車で全く予算が無い車なので何とかデントリペアで成らないかな?」と言われたので、
「あ〜、じゃ〜、ま〜」とこれ又後ろ向きな返事をして作業を始めました。
だって幾ら時間を掛けて苦労しながらリペアしても綺麗に直らないのは解り切っていたので空元気さえ出なかったんですよね。
猛暑の中ヘロヘロに成りながら中古車として最低限みられる状態に成ったので「あ〜、もう終わり!」てな感じで終了させて貰いました。
二日掛ける程予算も無いし、今日も熱中症一歩手前まで消耗してしまったのでどうかご勘弁を。
7月16日
先週予約頂いた小千谷市の業者様でトヨタヴェルファイアのデントリペアをして来ました。
ヘコミの場所はボンネットです。
クルミが落ちたヘコミと言う事だったのですが、写真では分かりませんがクルミが落ちて出来たヘコミの割には非常にきつくて
折れ目が開くどうか何とも言えない微妙な鋭さでした。
最後は先端が針の様に鋭い自作ツールで鉄板を突き破る程突出しましたが、極僅かの部分が開き切りませんでしたね。
余り無理をすると塗膜が割れてしまうのでそれ程無理は出来ません。
今日は驚く程暑くは無かったのですが国会は熱いし湿度が高かったので、汗ばかりかきながらの作業と成りました。
7月19日
十日町市の業者様で一昨日の午後より取り掛かったホンダスパイクのデントリペアを午前で何とか終了したと言う事にしました。
ヘコミの場所はバックドアのガーニッシュ左側付け根部です。
ガーニッシュ付け根が完全に潰れて変形しきっていました。
忙しい時期なら一目見て断った物件です。
熱中症の恐怖と気持ち悪い程のヘコミに向かい合い疲労困ぱいと成りながらも何とか修了させましたが、
余りにも無謀な挑戦でした。
7月25日
小千谷市の業者様でホンダフィットのデントリペアをして来ました。
ヘコミの場所は右フロントドアの後方下部です。
ヘコミは極簡単な形状ですが、内張りを外した状態の穴からはかなり後方に有り、下から覗き込む様に成るので態勢がきついし逆手に成るので作業し難い場所です。
この程度なら”引っ張り”の方が簡単に問題無く簡単にリペア出来るのですが、
パネル表面は叩かない条件のユーザー様立ち合いの作業だったので”引っ張り”は出来ませんでした。
(”引っ張り直し”はヘコミを高めに引っ張り出してから叩いて均すので当然採用出来ません)
今回は周囲の盛り上り方が極僅かだったので突き出すだけで何とか成りましたが、余り関心出来るケースでは無かったですね。
7月27日
午前は十日町市の業者様でスズキKei中古車のデントリペアをしました。
ヘコミはボンネット袋部に2箇所・バックドアに少し大き目の横折れが1箇所でした。
写真のヘコミは前方角部のヘコミです。
今回は未だ高張力鋼板を使っていない年式の軽自動車中古車だってので、3箇所リペアでもそれ程時間を要す事無くリペア完了でした。
午後からはお昼前に依頼頂いた栄村の業者様(鈑金課)で鈑金荒出しに取り掛かりましたが、これが又酷いのなんのって。
当然今日中に終わるはずも無く、明日又予約済みの物件をこなしたら再び取り掛かります。
今日は猛暑日中の猛暑日に見舞われてしまい、仕事の心配より熱中症の心配の方が大きい一日でした。
明日も何方の心配をしなければ行けないのやら、やれやれ。
7月28日
午前は十日町市の業者様で1台デントリペアしてから、午後からは栄村の業者様(鈑金課)で昨日から取り掛かっていたトヨタノアの鈑金荒出しを何とか終了させました。
ヘコミの場所はバックドアの下部で、左側は大した事は無かったのですが、
右側は酷い物でした。
パネル下部末端が2箇所完全に折れラインが狂って被害は悲惨な状況でしたが、
パテを塗る事前提なら門外不出の方法でラインを戻す事は出来ます。
鉄板を折り重ねてツールが入る隙間も無い折れ目下部末端の2箇所だけはパテで埋めて貰い、それ以外はサフェーサーを吹き付ける程度で修理しました。
最終的な仕上がりは全体的な歪みも少ないし、パテの歪みが残らいので綺麗な仕上がりに成ります。
荒出しなので肌目など一切気にせず作業出来ますが、プレスラインとパネル面を一から作り直さないといけないし、
今日も蒸し暑くて体の方が悲鳴を上げちゃいましたね。
RB26
RB26
7月29日
一昨日予約頂いた栄村の業者様で日産バネットのガラスリペアをして来ました。
ガラスの割れが2箇所接近していました。
衝撃点が2箇所有っても完全に割れが重なっているか完全に独立していればリペアの条件としては
悪くは無いのですが、
今回は貝殻割れの底末端で繋がっていたので状況は全く違って来ます。
不幸は重なる物で、下方の割れは内部がガサガサに成っていました。
理屈ではどういう事かと言うと、割れ内部の空気を抜こうとしても空気の通り道が迷路状に成っているので空気の移動が困難で、
その上極々狭い通路から常にもう片方の割れから空気の供給が有ると言う事です。
(当然片方の穴は塞いでの作業ですよ)
片方の割れからの空気の供給が無くなるまでは時間が無限に感じてしまいましたね。
今日はデントリペアと違い力を使わない作業だったのでどんどんと体温が上がる事は無かったのですが、
風が通らなくて蒸し暑い中での作業だったので、汗がダラダラと流れ続け、又々熱中症との戦いと成りました。
7月30日
朝1台見積りをしている時長岡市の業者様から依頼が入ったので直ぐ様出向いてリペアして来ました。
車種は日産ティーダで3パネルに4箇所ヘコミが有りました。
写真のヘコミは右フロントドアのプレスラインから上部に延びていました。
ヘコミの一つ一つは難しくは無かったのですが、
今日も相変わらず暴力的な暑さだったので最後のヘコミが終わる頃にはダウン寸前でした。
帰り際に十日町市の業者様で1台見積りをして今日は終わりです。
泡の出る奴を飲む他にもう何もする気力も有りません。
7月31日
昨日朝予約頂いた十日町市の鈑金業者様で2台デントリペアをして来ました。
写真の車種は現行型トヨタプリウスで、
右フロントドアの下部後方がズリズリッと擦れて横スリが60cm近く有りました。
特別深くも鋭くも無いので、場所さえ良ければ簡単に修理出来る形では有ります。
只この場所は態勢がきついし、力が入らない場所なのでもろに力勝負と成ります。
しかもですね、今日は早朝からうだる様な暑さで修理完了まで体力が持つかどうか心配でした。
酷暑の中筋トレしている様なものですから。
2台目は形状も場所も最悪でしたが、十分テコの原理が通用する場所だったので体力的限界を迎える前に終了させる事は出来ました。
とは言っても自分でも良く熱中症に成らなかったと思った程ですが。
リペアが終わったら十日町市の別の業者様から依頼されていた物件を少しでも進めようと思っていたのですが、
仕事より体の方が大事に成り今日はそのまま帰りましたが何も後悔は有りません!