日  記

6月1日

完全に暇な周期に入ってしまったのですが、朝一に見積りさせて頂いた十日町市の業者様で午後よりスバルフォレスターのデントリペアをして来ました。

ヘコミの場所はアルミボンネットで、小さくクツンと折れたヘコミが3箇所有りました。

1箇所は中央のガラス付け根で(当然袋部です)ボンネットが大きい為、ツールを持ってヘコミの芯を覗き込むには遠過ぎるし
身を乗り出して覗き込むとツールを持つ手が届かずで、こんなヘコミなのにたっぷり時間が掛かってしまいました。








帰りの道中営業廻りをしながら帰ったのですが、この地域の季節がら反応も芳しく無くてイマイチですね。


明日は「気分転換に又原野に入り込もうかな」なんて考えてしまいます。
ちなみにこれは先週気分転換に原野に入って採った竹の子ですが、
この時は熊と10mに満たない距離で遭遇して、お互い目と目が
会ってしまいました。
単純にスポーツカーが好きでこの商売を始めましたが、スポーツ走行
していた時より流石にスリルを感じましたね。
原野に入り込むだけで色々体験できます。

6月2日

何も予定が入って居なかったので又原野に入り込もうとしたら十日町市の業者様より依頼が入ったので、お昼過ぎからスズキワゴンR(中古車)のデントリペアをして来ました。

ヘコミの場所は右フロントフェンダーです。
プレスラインの上部がCの字に鋭く折れて、手前が横方向に折れていました。

今回は中古車といえども、高い所を叩き落とすポンチングの範囲が余りにも広かったのでお昼過ぎから始めて終わるかどうか怪しい物件でした。

タイヤハウス端部前後方向から広く歪みが拡がっていたのですが、殆ど目立たないし今回は中古車だったので「これで十分」と言われたので終了とさせて頂きました。
(明日は特に予定も無いので時間と予算がもっと有ればタイヤハウス廻りの歪みを消せたのですが、それも仕方のない事です)

6月4日

先月予約頂いた長岡市の業者様でお昼前より現行型スバルレガシーのデントリペアをして来ました。

ヘコミは右フロントドア前方のサードビームに掛かった場所にドアパンチを受けて下方30cm位歪みが延びていました。
レガシーはこの型に成ってから表面のパネルとサイドビームの隙間が極狭くなり、上部からツールを差し込む時きつくてリペアが難しく成ってしまいました。
ヘコミが後方に有れば内張りを外した状態なら、内側の大きな穴からパネル面に沿わせて薄いツールを差し込めますが
サイドミラーより前方が凹んでいるとそれも無理です。

ヘコミの形状自体はさほど難しくも無いのになんだかんでで通常の2倍近く手間が掛かってしまいました。。

6月5日

朝十日町市(旧中里村)の鈑金業者様からスズキアルト中古車の依頼が来たのでリペアして来ました。

ヘコミの場所はルーフです。
大きさも小さいし、芯も折れて居なかったので”引っ張り”で直す事にしました。(写真では折れているかどうか解りませんけどね)

中古車で予算も無いので、”引っ張り”で直るヘコミならわざわざルーフ内張り脱着で”餅の銭より笹の銭”状態に成るよりお得ですよね。











リペアが終わっても「時間は有っても仕事は無い」状態だったので以前から考えていたツールを作って今日は終わりです。
今は完全に暇な周期に入っていますが、この様な少しの工夫の積み重ねが後々大きな結果を生むんですよね。

6月7日

昨日依頼を頂いた飯山市の業者様でトヨタクラウンのデントリペアをして来ました。

ヘコミの場所は左リアドアの上部後方です。
クラウンのドアパンチと聞いて嫌な予感がしたのですが、実物を見て嫌な予感が的中してしまいました。
クラウンは高張力鋼板を使っているのにパネルが分厚く、写真の硬くカーブしている箇所が出っ張っているので、まずそこが当たってしまうんですよね。

ヘコミは特別鋭いわけでは有りませんが、深く歪みも縦横広く拡がっていて一目見て「あ〜これは力勝負か」と項垂れてしまいました。
こうなると技術勝負と言うより力勝負で勝敗が決してしまいます。
最後は力尽きたのでリペア完了とさせて頂きました。



今の日本車は高張力鋼板を使用して鉄板を薄く硬くし、サイドビームを2〜3本入れる事に依って側面衝突安全性を担保しているのに
「高張力鋼板のくせに無駄に厚過ぎる!この位厚い鉄板を使うなら普通の鉄板を使えよ!」と独り言を呟きながらリペアしていました。

6月10日

今日も何も予定が入って居なかったので山の幸でも漁って来ようかな等と考えていた所、お昼前に中野市の鈑金業者様より依頼が入ったので急遽仕度をし直して出向きました。

車種はホンダアクティでヘコミの場所はハイルーフ右側角部です。
一目見て「これはデントリペアで直すのは無理です。パテを極薄く擦り込む程度の荒出しが限度ですね」
と逃げる態勢に入いりました。

この状態から鈑金塗装をするのは少し無理が有るので結局”鈑金荒出し”する事に成りましたが、
幾ら”鈑金荒出し”と言っても作業前から苦労するのは解り切っていたので覚悟が必要でしたね。



この様な場合どうせパテを塗るので表面がどれ程デコデコに成ろうが御構い無しにパネル面だけ作り直せば良いので、
最初から塗装肌目等一切無視で叩き落とし・突出しましたが予想通り大変な作業と成ってしまいました。。
(当然の事ながら表面はデコデコ・ブツブツですけどね)

ヘコミの場所は左フロントフェンダーです。
見積り時タイヤハウスのパネル末端が完全に内側に曲がってラインが狂っていたので、
歪みがかなり残ると思い逃げる態勢で返事をした物件でした。

今日はとても暑いし、歪みも広くかったのでリペア完了した頃には完全にエネルギーを使い果たしてしまいました。
パネル末端に歪みが極僅か残りましたがライン自体は元に戻り、思ったより歪みも少なかったのでご勘弁を。










夕方過ぎにお昼頃依頼を頂いた長岡市の別の業者様でトヨタプリウスのデントリペアを始めましたが、
只でさえヘコミが極端に硬い所が非常にきつく凹んでいたのに、エネルギー枯渇して体がだるいし目がショボショボして
今日の予定目標に達しませんでしたが、無理をしないで明日に持ち越す事にしました。


相変わらず暇な時は極端に暇なのに、依頼される物件は逃げたく成る様な物件ばかりです。

6月14日

長岡市の業者様で昨日の夕方過ぎから取り掛かったトヨタプリウスがお昼に何とか完了しました。

ヘコミの場所は右フロントドアの上部プレスライン上です。
非常にきついプレスラインが飛び出ている所も凹んでいる所共にどぎつい状態です。

下見した時点では鉄板がそれ程厚く無いと思っていたので、プレスラインがきつくてもたかを括っていたのですが、
いざポンチンングし始めたら叩いてもゴンゴンと音がするだけで「なんじゃ、コリャ!」状態に陥ってしまいました。

余りにも鉄板が厚くて認識の甘さを痛感させられてしまいましたね。










今日は日曜日で他の依頼も入らないと思うので少し時間が早いですが泡の出るアルコールでエナジー充填を図ります。

月13日

先週見積りさせて頂いた長岡市の業者様でスバルレガシーのデントリペアして来ました。

6月20日

昨日予約頂いた長岡市の業者様で業者様でスバルステラのデントリペアをして来ました。

ヘコミの場所は左フロントドアのサイドミラー後部で、
この場所は完全に袋部で下からツールを差し込む隙間も有りません。
サイドミラーを外した隙間からツールが入るかもと言う僅かな希望も、金具全周がシーリングで接着して有ったので見事に打ち砕かれてしまいました。

残る方法は”引っ張り直し”しか有ません。
但し特別鋭く無くても”引っ張り”で直すにはヘコミが大きく深いのでギリギリ直るかどうか状態です。
(下部のプレスライン迄凹んでいましたが、そこはツールが楽勝でアクセツ出来るので何も有りません)


作業をしている自分があきれる程時間を掛けて叩き落とし・”引っ張り”を繰り返して何とか納車出来る状態までもって行きましたが、
流石にこれ程のヘコミになると”引っ張り直し”では歪み抹消とは行きませんでしたね。
(何しろツールが届かない横方向の歪みが40cm弱も有るしヘコミが深くて若干以上の無謀な挑戦だったかもしれません)





今日は蒸し暑さも有ったせいか体力・精神力共に消耗してしまったのでエアロスミスの”ナインライブス”を大声でシャウトしながら帰りました。
傍から見ればまるっきり”19回目の神経衰弱”ですね、訳解らない呟きで済みません。

6月19日

津南町の鈑金業者様で旧型スバルレガシーのデントリペアをしました。

ヘコミの場所は左フロントフェンダーです。
ヘコミ自体は特別深い鋭いとかは無いのですが、
この様にカーブやプレスラインで硬く成っている所はぶつかった時の衝撃力が周囲に逃げるので、
高く盛り上がる歪みが単純な見た目以上に広く及んでしまいます。



始めてデントリペアをする鈑金業者様だったのですが「これ程広範囲が盛り上がっていると叩き落とすだけで非常に時間が掛かってしまいます」
と伝えたのですが、リペアを始めたら本当にその通りに成ってしまいました。
チャチャッと完了させて恰好を着けようと思ったのですが考えが浅はかでしたね。

6月24日

津南町の業者様で今週初めから取り掛かったスバルインプレッサのルーフ落雪のリペアが漸く完了しました。

ルーフ面積のの2/3がヘコミ・歪みまくっていました。

冬の終り頃見積りをした車だったのですが、余りにも被害が大きかったのでずっと逃げていた物件です。
最近極端に暇な状態に陥ってしまったので修理に入りました。
今年に入ってから発見したアプローチ方法が無かったら修理自体到底無理でしたね。
(モール付け根から完全に潰れていました)

かと言って”鈑金荒出し”の様に肌目や塗膜割れ等一切気にせず作業する訳にも行かないので苦行には違い有りませんが。




作業が終わって未だ時間が早かったし非常に暑かったので近くの業者廻りをして、泡の出るアルコールで消毒をして今日は終わりです。

6月27日

津南町の鈑金業者様で昨日から取り掛かっていたスバルインプレッサのデントリペアが漸く終了しました。

ヘコミな場所は左フロントドアの下部プレスラインの前方です。

この場所は通常ではツールを持つ手もライトを見る顔も全く届きません。
おまけに非常にきついプレスラインがガッツリと潰れています。
(こんなにきついプレスラインが深く潰れているので高く盛り上がっている歪みも途方も無く広範囲に広がっていまっした)

見積り時「こんな最悪な場所で、これ程きついヘコミは板金塗装が一番無難でしょう」と逃げる態勢に入ったのですが、
「スリーコートパールで予算も無い車なので何とか出来ないか?」との事で
ドアを外した状態で隠れる所にツールを差し込む穴を開ければある程度には成りますが、少なからず跡は残ります」と逃げる口実を述べましたが結局リペアする事に成った物件です。

作業前から「泣き言はスルーして下さいよ」と冗談を飛ばして作業を始めたらやはり泣き言を言いながらのリペアと成りました。









午後より六日町の業者様で1台リペアしましたが、帰りの道中は疲労で頭がボーっとして来たのでブルーススプリングスティーンを大音量で流して何とか正気を保つ状態でしたね。

6月29日

朝一で先週末予約頂いた津南町の鈑金業者様で日産デュアリスのデントリペアをしました。

ヘコミの場所は左リアドアです。

本当に久方ぶりに場所も形状も簡単な物件でした。
この様なヘコミなら苦労せず鼻歌交じりリペア完了です。