日  記

4月2日

今日は久しぶりに天気が良かったので中野市方面をぐるっと廻ってから、反対方向の十日町市に足を向けたら丁度トヨトランドクルーザーのリペアを依頼されました。

ヘコミの場所は右フロントドアの中段付近後方です。

少し折れ込んだヘコミですが、小さいし歪みも余り無く・ツールのアクセツに何の問題も無かったので準備片付けの時間より短時間でリペア完了です。
(”引っ張り”には若干厳しい折れ込みですが、この程度だと突き出せれば極短時間で跡形も無くなりますね)

4月3日

思いついた道具でも作ろうかなと思っていたら朝十日町市の業者様よりBMW X3の依頼が入ったので、開きかけた店をしまいリペアして来ました。

ヘコミは左右前後のドアに各1箇所ずつ全て上部プレスラインが凹んでいました。

写真のヘコミは右リアドアで支点となるガラス面から離れているので力がまるっきり入らない場所です。
又この車は上方からツール差し込む隙間をまともに開く事が出来ませんでした。
(内張りを外せばその分隙間が広がるのですが、業者様も当然自分も構造が解らないので無理をして部品を壊せばリスクが高過ぎるのでそのままリペアする事にしました。
国産車じゃないので直ぐ部品を取り寄せる事は出来ないし、ばか高い物に成ってしまいます)

隙間が狭いのできつくてツールがまともに動かないし、支点から離れているので途方も無く時間が掛かってしまいました。

他の3箇所は同じプレスライン上でしたが、中央付近に寄っていたので、比較的隙間は確保出来るし力も入るので短時間でリペア出来ました。
(結局写真のヘコミは同じ様なプレスライン上の他の3箇所合計の倍以上時間を要してしまいましたね)

4月8日

先週予約頂いた十日町市(旧松代町)の業者様で現行型ホンダフィットのデントリペアをして来ました。

ヘコミの場所はバックドア右側下部です。
当初写真を見た時は「鋭過ぎて多分無理です」と断りを入れたら「取り敢えず現物を見て欲しい」
との事だったのですが、
ギリチョンで直りそうだったので修理に取り掛かりました。

ヘコミの折れ込みも上部の高く飛び出ている所も非常に鋭くて非常に難しいケースです。
それでも夕方頃迄には終わると踏んだのですが、丁度裏側にアスファルトの防振シートが貼って有り
ドライバーでグリグリとしても除去出来なかったのでそのまま芯を突き出すしか有りませんでした。
(これだけ鋭く折れ込んでいる所をアスファルト越に突き出すのは至難の技です)

やっとリペアが完了した頃には目はボンヤリ、足はフラフラ状態でした。







十日町市の別の業者様で夕方過ぎに時間指定で1件見積りをする約束が有ったのですが、
余りにも夢中に成って時計を見る事も忘れてしまいお叱りを受けてしまいました。
(同じ十日町市と言っても平成大合併の都合上距離が遠く離れているので直ぐ向かいますとは行かないんですよね。トホホ・・・)

4月10日

昨日から取り掛かっているルーフ落雪のデントリペアを一時中段して、夜長岡市の業者様で三菱デリカのデントリペアをして来ました。

ヘコミの場所は右フロントドア上部プレスラインです。

薄いヘコミなので写真では良く解らませんね。
場所も良いしヘコミも浅いので短時間でリペア完了です。


とは言ってもルーフ落雪でヘトヘトに疲れ切っている中、魚沼市(旧小出町)から長岡市まで車を飛ばし
夜からの作業だってので終始朦朧状態でした。

4月11日

魚沼市(旧小出町)の業者様で一昨日から取り掛かっていたマツダデミオのルーフ落雪の修理がやっと完了しました。

左右共パネルの1/3位の面積がやられていました。

左側はそれ程でも無かったのですが、右側はもう滅茶苦茶に皺くちゃだらけでした。
予定が立て込んでいる時なら即辞退するか、鈑金荒出ししか出来ませんと言う所です。

左側は被害が割合少なかったので比較的順調に進みましたが、右側は鉄板が完全延び切る一歩手前だったので
想像を絶する苦行でしたね。
最後は叩いても落ちないし、その為突いても出ないので「もう完了!」で引き渡しました。
(高い所を叩き落とせないので極薄い歪みは残りましたが、メラメラは無いのでデントリペア以外の修理よりは綺麗に仕上がったので”終わり終わり”と自分に言い聞かせたんですけどね)









帰る途中に十日町市の業者様で明日修理前提の見積りをしたのですが、これ又ルーフ落雪で本当の面が解らない様な物件で今日の作業の疲れが増幅されてしまいました。
(ルーフ落雪の修理は体力・持久力・気力・忍耐力を粗削りカンナで削り取られる様な物なんですよね。
技術は日々少しずつ進化しても体力・精神力には限界が有るのでこればかりは如何し様も有りません)

ヘコミの場所は左フロントフェンダー前方です。
(少し前方に離れた所のプレスラインも少し凹んでいました)

写真の方向でははっきりしませんが、プレスラインも前後17cm位高く盛り上がっていてポンチングも一筋縄では無かったですね。





連絡待ちの仕事が朝のコールで重なってしまい、家を出る前は”予定通り”と気楽に構えていたら
いっきに追い込まれて時間ばかり気にする状態に追い込まれてしまいました。



お昼から以前期日未定の予約を請けていた十日町市の業者様(鈑金課)でスズキワゴンRのデントリペアを精神的に疲れている中夕方に完了させて、
やっと本来今日の午後からのルーフ落雪の修理に取り掛かりました。
(殆ど夜と言っても過言では無い時間帯だったので、準備をして作業を開始しましたが体力・精神力的にも鍋底ピークに近いし
工場を閉める時間間際だったので、予定の進捗状況に及ばなかったのですが今日は終わりにしました)


帰りの運転中青春時代を一緒に歩んで来たエアロスミスを大音量で流していたので、少しは心を修復出来た感じですがね。

4月15日

十日町市の業者様でルーフ落雪を昨日から本格的に取り掛かっていたのですが、今日は工場が定休日だったので中野市の鈑金業者でホンダNワゴンのデントリペアをしてきました。

ヘコミは左右フロントドアに1箇所ずつ有りました。
写真のヘコミは左フロントドアの最前方下のプレスラインの上です。

ヘコミは非常に鋭く、横スリ傷も下地迄届きそうな程深く傷ついていました。

このヘコミは場所も形状も一目見て挑戦したく無かったので、「手が届か無いので無理です!」
と逃げの態勢に入ったのですが、「ドアを外せばどうだ?」と言われ「う〜〜ん、パテを塗った方が」と言いながら反対側のドア
をリペアし始めたらドアを外されてしまい「これで?」と事が進んでしまいました。

ドアを外して台に載せれば前方下のスピーカー穴から十分力を込めて修理出来るのですが、如何せん横スリ傷が深過ぎます。
塗面が削れた傷の深さ分だけ高く突出して磨けば傷は消えるのですが、
いくら力が入る状態で自作の先端が針の様に鋭いツールを使っても横スリ傷の分だけ突き上げる事は出来ませんでした。
(鉄板を突き破る程突き上げても0.0●ミリだけに力を加える事は現時点では出来無いので今回はこれで)

歪みは無くなったのでクリアー塗料をを吹いて貰えば位置特定は出来なりますが、修復歴が確実に残ってしまうので現段階では・・・・・・・・・・・・)

只一つ救いが有ったとすれば擦り傷が交差せずに2本平行に走っていた事位ですかね。
(鋭い折れ目が交差していると、折れ目の芯にツールの先端がに近づくと全体がきつく持ち上がるので何処が何処だか解らなく成ってしまうんですよね)





今日の帰りはジェフベックの超絶テクニックを大音量を流しながら「世の中にはこんなに凄い奴も居るぞ!」と唸っていたんですけど残念ながら全くジャンルが違いますね。
4月13日

朝一は長岡市の業者様でスバルレガシーのデントリペアをしました。

4月17日

お昼前にやっとの思いで十日町市の業者様で昨日の朝から取り掛かっていたスバルインプレッサのデントリペアが完了しました。

ヘコミの場所ははバックドアです。
ライトの反射では全体像は解りませんが、アウターハンドル迄押されたヘコミなのでアウターハンドルの左側も被害が及んでいました。

この形式は未だ高張力鋼板を使用していないので割合楽にリペア出来ると踏んだのですが、
曲面とプレスラインによって鉄板が硬く成っているのに鉄板がポコンポコンという程延びている状態だったので、
ポンチで叩いても跳ねるだけでなかなか落ちないし突き出しても出ないで相変わらず苦労を強いられる物件でした。

今回もパネル面を一から作り直す物件だったので、ポンチ跡は殆どパネル面に及ん為
当然の様にポンチ跡の磨き落としは業者様にポリッシャー磨きをお願いしました。
塗膜に跡が残らないソフトポンチの場合こいつには全く役に立たないですよね。







お昼過ぎから又気が滅入るルーフ落雪の修理に取り掛かりましたが、相変わらず先が見えず今日の作業を終える頃には
ヘトヘトに成ってしまいました。
今日の帰途はローリングストーンズを大音量で流して気持ちのリフレッシュでした。
ロックスオフを大声で歌いながら運転したので少しはエネルギーを充填出来たかもしれません。

4月18日

十日町市の業者様で隔日で作業していたホンダNワゴンのルーフ落雪の修理を漸く終了させる事が出来ました。

前端の袋部から少し後方に外れた所から左右共パネル面積の2/3弱に被害が及んでいました。
見積り時は雨天で屋外に駐車して有ったので全体像は良く解りませんでした。

「縦リブの所までやられていると綺麗に仕上げる事は出来無いし、修理日数も金額も何とも言えません」
と逃げる算段をしたのですが、結局日記にアップする結果に成ってしまいました。

パネルサイド端部まで凹んでいる所はルーフパネルを溶接して有る所から変形しているのでその分の歪みは残るし、
縦リブ箇所が全体的に捻じれ・歪んでいる場合はパネル面を一から作り直すのは殆ど不可能です。

老体に鞭打ちながら必死にリペアしましたが、すかして見て解るような薄い歪み迄消し去る事は到底無理でした。
(ワンボックスタイプは車高が高いので左右からしか作業出来ない場合、身長が2m以上ないと縦リブの裏をしっかりと確認しながら
じっくりとポンチングしたり突き出すのはちょっとね・・・・・・)

パネル後方で真後ろから作業出来る場合は縦リブが歪んでいても何とか成りますが、流石に今回は遠過ぎて。






山野が緑色に変わって来る季節に近づいて来たので、この様な気分の時はちょっとそちら方面に逃げ込みたい気分です。
(今日の帰りはホルストのマースをガンガンンと流して心のリフレッシュをしました。とてもジュピターを聞く気分では無かったので)

4月19日

昨日夕方過ぎに依頼を頂いた長岡市の業者様で三菱GKカスタムのデントリペアをして来ました。

ヘコミの場所はバックドア左下方のプレスライン上です。
小さなライトを反射させての写真なので全体像は解りませんが、
高く盛り上がっている歪み迄含めるとB4サイズに迫る範囲がやられていました。

小さなヘコミと聞いていたのでタカをくくって向かったら完全に当てが外れてしまいました。

ポンチングの叩き落とし範囲が余りにも広すぎて、業者様の当初希望時間内にはとてもじゃないですけど
綺麗にリペア完了させる事は出来ませんでしたね。

予算が無い中古車とかならそれなりに・・ですが、この車はそうも行かなかったので業者様の希望より多くに時間を頂きました。









車の運転中道路斜面にちらほら早春の恵が現れ始めたのでちょっと違う方面で気もそぞろに成ってしまい、浮気癖をやっと抑えて帰りました。
(津南町は未だ雪に埋もれていますけどね)

4月20日

先週末予約頂いた栄村の業者様(鈑金課)でホンダアクティ軽トラックのルーフ落雪の”鈑金荒出し”をやっとの思いで終わらせました。

被害の状況は見た通りです。


この様に縦リブが入っているとどんなにがんばってもデントリペアで綺麗に直す事は不可能です。
(今回は塗膜も割れているし、錆も出ているので最初から鈑金塗装物件でしたが)




今日は体力的にも疲れ切ってしまったので、コメントも短めでお終い。

4月23日

昨日夕方中古パネルをリペアしている時に依頼された十日町市(旧川西町)の業者様で三菱デリカのデントリペアしました。

ヘコミの場所は右フロントドアの前方上部です。
ヘコミ自体は深くも鋭くも無いのですが、周囲の高く盛り上がっている歪みが
とにかく広くて、縦横共に優に40cmを超えていました。

それこそ必死に成って一心不乱に叩き落とし続けましたが、
予算が限られている仕事だってので全てを完全には叩き落とせなかったのでその分の歪みは残ってしまいましね。










この所仕事がひと段落してしまったので営業廻りをしながら帰りましたが、色付いてきた山野も気に成って仕方が無いです。

4月24日

午前中は津南町の鈑金業者様で中古車1台と中古パネルをリペアしました。

写真のヘコミの車種・場所はトヨタウィッシュの右フロントドア中央寄りの下段サイドビームが真裏に有る場所です。
ヘコミの形もYの字型に折れていて周囲も20cm以上歪んでいてそれ程簡単な形状でも有りません。

今回は運が悪い事にサードビームを金具付きで接着して有る場所でした。

上部のサイドビームから外れている所は力が入らなくてなかなか折れ目が開かないし、
サイドビーム取付金具の後ろは鋭く折れているくせに隙間が狭いのに片手でツールを操る他無い状況だったので、
泣き言を周囲に漏らしながらやっとリペアしました。
(ポジションが悪くて修理する姿勢を維持するだけでしんどいので、自然と泣き言が出るのは勘弁して下さい。
どんなに辛くてももくもくと作業出来る領域に達する程まだまだ超越していません。
通常のデントリペア本来のヘコミだけ修理していればそんな事は無いのですが、それではデントリペアの可能性を自ら放棄する事になるので)






午後より朝依頼を請けた長岡市の業者様でリペアを始めましたが、ドアパネルのガラス付け根付近のプレスラインからステップ上のプレスライン付近まで
ヘコミ・歪みが70cm近くヘコミ・歪みが繋がっていて、到底午後半日では終わらないので今日は晩くまで粘らずに切り上げました。

帰り道採取まであと何日と数えていた”クサソテツ(通称こごめ)”が昨日今日の気温上昇ですっかり大きくなっていたので違う意味で挫けちゃいましたね。

4月25日

長岡市の業者様で昨日の午後より取り掛かっていたスバルレガシーのデントリペアがお昼に漸く完了しました。

ヘコミの場所は右フロントドアです。
写真のヘコミ部分だけ見ると全く大した事は無い様に見えますが、
ガラス面下部のプレスラインが凹んでいてそこから写真のヘコミを挟んで歪みが
斜め方向に70cm位繋がっていました。

ヘコミ・歪みが斜めに70cm位走っていたので、
パネル面が全体的に微妙に狂っていたので一からパネル面を作り直す感じの修理になってしまいました。

流石に終了する頃にはフラフラに成って立ち眩みする程消耗してしまいましたね。

4月28日

お昼過ぎ迄一昨日予約頂いた長岡市の業者様で現行型日産フーガのデントリペアをしました。

ヘコミの場所は右フロントアルミドアのガラス面から遠く離れたサイドミラーより前方です。
高く盛り上がっている歪みまで含めると縦横20cm位有りました。

テコの支点となるガラス面から遠く離れているので”物理的なパワー勝負かな”と思ったのですが、
表面から触った感触の予想に反して実際は丁度サイドビームが通ってる場所でした。
(この場所はシーリングで接着していない箇所だったので、判断を誤った次第です)

サイドビームが支点に成るので返って力は伝わるのですが、その場所が一番盛り上がっている面に有るので
ガラス付け根部からのツール挿入角度がきつ過ぎて、細く撓るツールでも無理矢理押し込む事しか出来ないので一旦押し込んだら
横方向にツールの先端を動かそうと思っても当然の事ながらびくともしません。
「おいおい又かよ!」と思いながらやっとの思いでリペアしました。




津南町に帰ってから昨日夕方予約頂いた鈑金業者で1台リペアしましたが、これが又とんでも無い場所でした。
昨日の口頭説明では楽勝にツールがアクセツ出来る場所のはずだったので軽い気分で出向いたら、実際には179度53分違う状況だったのです。
引っ張って直すには鋭くヘコミ過ぎていて、ツールで直接突き出す以外無い形状でした。
業者様が気をきかせて内張りを外してくれていたのですが「勘弁、昨日の話とはちょっと違う」と言われ「こんなん直る訳ねえべ!」の少しソフトなリアクションしか出来ませんでした。
両手で力一杯捻じ込むだけで表面に筋が出来る状況なので一番鋭い”この1点だけ!”にツールの先端を合わせるの推してはかるべしでしたね。
(1回1回無理矢理捻じ込んだ筋を叩き落とさないとパネル面全体の狂いも解らなくなってしまうのでこの時ばかりは無間地獄を感じました)

余談ですが、S660を1000cc位にボアアップして110ps前後まで出力を上げれば本当に面白い車になると思うんですけどね。20kg前後補強材を入れて剛性を上げればノーマルポルシェ程度なら絶対に!。
シビックタイプRはあくまでUKなのでもっとハッチャケた車を国内生産して欲しいと思う今日この頃です。(それでもやっとあのメーカーが帰ってきたのは喜ばしい事です)

4月29日

午前は昨日予約を頂いた長岡市の業者様でスバルエクシーガのデントリペアをしました。

ヘコミの場所は右リアドアの前方上部です。
ヘコミの形状もツールのアクセツも何の問題も有りません。

只、前後方向の歪みが広くて歪みを取り去るのに思ったより時間が掛かってしまいました。








午後からは何も予定は無いし最近の疲れが出てしまったのでちょいと一休み。

4月30日

今日は何も予定が入っていなかったので帳簿整理だけしてポケーっとしていたら、夕方前に津南町の業者様よりスバルインプレッサの依頼が入ったので至急支度をし直してリペアして来ました。

ヘコミの場所は右フロントフェンダーで、全部でヘコミが4箇所有りました。

一つ一つのヘコミは小さく歪みも少なかったし、未だ高張力鋼板を使用していなかった頃のモデルだったので
時間を掛けずにリペア完了です。

疲れが溜まった後のリハビリには丁度良い物件でした。