3月7日
お昼前に十日町市(旧川西町)の業者様より依頼が入ったので急遽出向いてリペアして来ました。
車種はホンダバモスで、右スライドドアの前方上部のガラス付け根部のプレスラインが凹んでいました。
ヘコミはもう1箇所有ったのですが、写真のヘコミを見て
「これはツールは届かないし引っ張っても硬すぎるのでリペアは無理だとおもいます」
と断りを入れた所「取り敢えず向かって欲しい」と言われ、他の予定も無かったので修理する事になりました。
この場所は完全に袋状に成っていてシーリングで接着してある隙間が1mm有るか無いかという程狭いので、
極薄い自作ツールを無理矢理力いっぱい押し込めば何とかプレスラインの少し上迄は届くのですが横方向には微動だにしません。
何とか最低限の状態にはリペア出来ましたが、とても薄い歪みまで取り除く事はとてもではないですけ出来ませんでしたね。
(次の研究課題が増えてしまいました)
3月9日
先週予約頂いた栄村の業者様(鈑金課)でホンダNBOXの”鈑金荒出し”をしてきました。
ヘコミの場所はバックドアで、雪の壁に強く押されて写真の様なヘコミ・歪みがパネル下部半分殆ど全面及んでいました。
塗膜は割れているし、パネル末端付近は完全にツールがアクセツ出来ないので最初から「荒出し程度位にしか直りせません」と条件を付けた物件です。
範囲は150cm*60cm位有るし、写真の部分の上部は極端にきつく高く飛び出ているし鉄板は延びてポヨンポヨンとしていたので、
いくら”鈑金荒出し”といってもとてもとても簡単に終わる物ではありません。
表面デコデコのスピード重視でリペアしましたが時間は掛かるし、パネル末端付近のプレスライン直上部はツールは届かないで
ほとほと疲れ果てしまいました。
(パネル末端付近のプレスライン上下はパテを入れて貰う他ありません)
津南町に帰ってから先週”スキーで浮気中”に依頼が有った車が入庫したので、
工場を締める時間までポンンチングをして今日は終わりです。(かと言って周囲は真っ暗でしたけどね)
3月10日
午前は津南町の鈑金業者で昨日の夕方より取り掛かっていたホンダバモスのデントリペアをしました。
ヘコミの場所は場所はボンネット左前部の角部です。
一番深い所が角部なのでとにかく硬く、かと言って歪みが広く・鉄板が延びてフニャフニャしていました。
当初写真でヘコミを見た時は「これは多分直りません」と断りを入れていたのですが、
何の因果かデントリペアする事になってしまいました。
多少の肌目違いと極薄い歪みは残りましたが、パテを塗るより歪みは少ないし予算が少ない物件だったのでご勘弁を。
午後より1件春作業予定の見積りをしてから十日町市の業者様(鈑金課)でルーフ落雪のデントリペアに取り掛かりました。
当然冬が終わるこの時期に極寒の冬型に戻ったので猛吹雪に見舞われ体が春モードに移行しかけていたのに、
筋肉が必要以上に収縮した状態で作業し続けたので肩凝りに成り掛けましたね。
3月11日
十日町市の業者様で昨日の午後より取り掛かったホンダアクティのルーフ落雪のデントリペアが漸く終了しました。
去年度に写真での見積をした物件で、写真中心部の 「V字型に折れた所が目立たなくなれば良い」との事だったのですが、
実物を見たら飛び出ている皺は馬鹿みたいにきついし縦リブの前方末端から訳が解らない程凹み・歪みが複雑に入り組んでいました。
歪みが全て繋がって影響しあっているので、実物を実際に見た時「見積り大失敗!」と成ってしまいましてね。
予算・時間的にも全て直す事は出来なかったので、V字後方はポンチングだけだったので、
歪みがかなり残ってしまった為後ろ髪引かれる状態で終了と成ってしまいました。
今月に入ってから「バッチリ綺麗に直ります!」と言える様な物件からずっと遠ざかってしまい気が滅入ってしまいそうです。
只、今日も季節外れの真冬でしたが、昨日あれ程酷かった肩凝りが今日は回復していたので「アレッもしかしたら体は未だ若いかもしれない」と思いました。
3月13日
南魚沼市(旧六日町)の業者様で昨日のお昼前より取り掛かったトヨタタンドラのボンネット落雪の修理がやっとの思いで終了しました。
被害は写真のボッコリ行っている場所の他に両サイドのプレスライン後方末端付近までヘコミ・歪みまくっていました。
この車は日本では販売していないし、左ハンドルなので逆輸入車なのでしょうか。
見積り時はランクル程度の鉄板の厚さを想定していたら全くもって問題外でした。
作業を始めたら弁当箱時代のボルボなんて足元にも及ばない程鉄板が極厚で、まるでダンプカーの鉄板の様でしたね。
エンジンが大排気量V8だったので極厚鉄板の超頑丈な車体なのでしょう。
思いっ切り叩いても殆ど変化せずいい加減に逃げ出したくなりましたが、とにかく終了したので今は疲れで放心状態です。
写真の部分は満足出来る仕上げには成りましたが、両サイドプレスライン後方末端付近のへこみ・歪みは場所も悪いし兎に角硬すぎて薄い歪みは残ってしまいましたね。
今までダンプトラックの修理は鉄板が厚過ぎるので断ってきたのですが、この車もダンプトラックと同じに考えなければいけないようです。
鉄板が極厚なので延びてフニャフニャに成る心配は無いのですが、物理的な力には限界が有るので如何しようも無いと言うのが本音です。
3月16日
午前は長岡市の業者様でスバルレガシーのデントリペアをしました。
ヘコミの場所は左フロントドアで、ドアパンチに依って極々薄いヘコミ・歪みが上方からサイドモールの下まで伸びていました。
余りにも薄いので写真では何処が如何だかさっぱり判別出来ませんね。
「エッ、これを直すんですか?」と言う様な状態でしたが、極薄い歪みまで許されなくなるので
かえって厄介な物件かもしれません。
午後より十日町市(旧中里村)の業者様で中古車を1台リペアして今日は終わりです。
3月17日
午前は十日町市の業者様で中古車のデントリペアをしてから、午後より昨日依頼された魚沼市(旧小出町)の業者様でホンダCR-Vのデントリペアをして来ました。
ヘコミの場所はボンネット左後方の補強材部です。
写真ではハッキリとは解りませんが、斜めT字型にかなり鋭いヘコミが交差していました。
この様なヘコミの場合折れ目の芯を外してはいけないのは当然ですが、折れ目の交点に近づくと
ヘコミ全体が持ち上がって来て、ツールの先端が何処に有るのか解らなく成ってしまいます。
その上、この車は補強材との隙間が殆ど無いのでツールの先端を0.1mm単位で動かす事は不可能でした。
(と言う事は突きたい所を突けないと言う事なんですよね)
車メーカーにはもっとデントリペアで直し易い構造にして欲しいと思う今日この頃です。
午前に十日町市の業者様でリペアしたヘコミは、素人の人がドライバーでブツッと思いっ切り突いた跡が有り
力を入れて叩き込んでも結局消えませんでした。
デント専門業者の仕事を見て自分でも出来ると思い挑戦すると取り返しがつかなく成るのでやめて欲しい物です。
3月20日
長岡市の業者様での業者様で昨日のお昼過ぎから取り掛かっていたスバルステラのルーフ落雪のデントリペアが漸くかんりょうしました。
ルーフ中央の補強材部から後端付近まで左右歪みヘコミ・歪みが及んでいました。
特にアンテナの穴部は変形が酷く、鉄板が延びてペコンペコンで参ってしまいましたね。
帰り掛けに十日町市の業者様(鈑金課)で明日作業の打合せをして今日は終わりですが
今は疲れがピークなのでコメントは極あっさりで済ませます。
3月21日
午前は十日町市の業者様(鈑金課)でスズキエブリーのルーフ落雪の”鈑金”をしました。
ヘコミの場所はハイルーフ左前方の左2/3位の範囲です。
ボッコリと大きく凹んだ所を内側から手で突き上げた物件です。
「どうせ塗膜が割れて錆が出ているのでパテを薄く塗る程度にして貰えば良い」
との事だったので、なんの遠慮も無しに思いっ切りドガドガドガッと自作の鈑金荒出し用の硬いポンチで叩きまくりました。
鈑金荒出しにしては範囲は狭いし、サフェーサーで済ませる程の仕上げも求められていないので、
他店舗で1件見積りをして来てもお昼前に完了しました。
午後より朝依頼を頂いた長岡市の業者様でレガシーアウトバックのデントリペアをして来ましたが、
小さくても非常に鋭いし今までは一目見ただけで辞退してきた場所だった為、こちらの方が格段に時間も掛かり疲れてしまいましたね。
3月24日
津南町の鈑金業者様で昨日から取り掛かったトヨタカルディナのルーフ落雪”鈑金荒出し”が疲れ切りながらやっと完了しました。
左右共ルーフパネル前方2/3がメチャクチャにヘコミ・歪みまくっていました。
今回の”鈑金荒出し”パテは入れないで済む程度の仕上げ迄リペアすれば良いのですが、
左側は余りりも鉄板が延びていてポンチで叩いても跳ねるだけで落ちないし、
突いても出ないと来たもんで一向に捗らなくていい加減投げ出したかったと言うのが本音でしたね。
(これをデントリペアで納車出来るまでに仕上げるには今回の2〜3倍近く時間を要するので流石に)
右側は被害が割合少なく全体の作業時間の1/3位で済みましたが、
左側は時間は掛かるし何時になっても綺麗に成らないのに、
この様な時に限って冷やかしの野次馬が寄って来るのでついつい機嫌が悪くなっちゃいました。
(平常心を保てない自分が悪いのは解っているんですけど、年齢を重ねてもなかなか直ってくれません)
冬型の気圧配置で今日も物凄く寒い最中やっと完了したのに完了写真を撮り忘れてしまいました。すみません。
雪の壁に押されてバックドアが殆ど全面ヘコミ・歪みまくっていました。
写真では良く解らないと思いますが本当に酷い有様でしたね。
手で触るとパネル面積の3/5i以上がポコンポコンとしてしまいます。
いくら”鈑金荒出し”で肌目等関係なく作業しても余りにも面積が広すぎて1日掛かりに成ってしまいました。
外周縁の折込部を無理矢理叩き落として歪みを全面除去したので仕方無いですけど。
今回は外周縁を穴ぼこだらけにした所にパテを擦り込む程度にして、
他の部分はクリアー塗料を吹き付ければ綺麗に仕上がる程度にして終わりです。
この所、仕事の依頼が来ても”鈑金荒出し”ばかりでデントリペア専門店なのか鈑金屋さんなのか解ら無く成りそうです。
今は大音量でマイルスデイビスを聞きながら日記を打ち込んでいるので少しは心のリペアは出来てきていますが。
3月30日
朝から予定が入っていなかったので月末の帳簿整理をしていたら十日町市の業者様から依頼が入ったので直ぐ様支度をし直してから出向きました。
車種はホンダNワゴンで、右フロントドアの最前上方付近が意外に鋭く凹んでいました。
到着した時点で内張りが外してある状態だったのですが、絶対にツールが入ら無い場所・構造でした。
”引っ張り”でリペアするには鋭く折れ過ぎていて辞退したのですが、
「出来る限り塗装したくない」との事で取り敢えず”引っ張って"みました。
何回も引っ張っては叩き・引っ張っては叩きを繰り返してそれなりにリペア出来ましたが、
流石に”引っ張り”には折れ目が鋭くて芯が開き切らず、そこから延びる歪みを完全に消しさる事は出来ませんでした。
(ツールさえアクセツ出来れば30分も掛からず綺麗に直るのにこればかりはどうしようも有りません)
リペア終了後しばらく顔を出していなかった業者様廻りをしながら御茶飲み話をしていたら、地元の鈑金業者様からバイクの燃料タンクの
依頼が入ったので出向いて見ました。
燃料タンクをリペア出来るツールなど作っていないし、地元の業者様なので見ない内から断る事も出来ないので現物を見たら
”引っ張り”である程度迄リペア出来そうだったの作業を始めました。
粗方引っ張り出してこれから仕上げという段階に成った時点で「これで十分」と言われ後ろ髪引かれる思いで終了と成ってしまいました。