7月1日
朝依頼を頂いた南魚沼市(六日町)の業者様で日産ムラーノのデントリペアをして来ました。
ヘコミの場所は右リアドア後方です。
手で表面を押さえてサイドビームの位置を探ってみたら7cm位下に有り、ヘコミも大した事は無かったので上から
ツールを差し込めば簡単に”リペア完了”と思ったのですが、全く予想は外れてしまいました。
サードビームの上に鉄板が張り出していて内張りを外して貰ってからの作業に変更に成ったのですが、
張り出した鉄板がシーリングで固定されていなかったので力を込めても支点にする補強の鉄板が”ペナペナ”して全く力が伝わりません。
仕方が無いので補強鉄板を引っ張り隙間を広げた状態にして、直接手の力で押し出す事にしました。
軽自動車の様に鉄板が薄かったらこの方法でもそれ程の事は無いのですが、この車は予想以上に鉄板が厚く硬かったので
こめかみに青スジが浮かぶ程力を入れて”やっと”でした。
見積もり時これは簡単に直ると思ったら今回は全く当てが外れてしまいましたね。
(この車種のこの場所は初めてだったのでこんなに苦労してしまうとは思ってもいませんでした)
7月2日
夏場に入り暇に成ってしまい朝何をしようかなと思っていたら、十日町市の業者様よりトヨタマークXのデントリペア依頼が入り急遽出向きました。
ヘコミの場所は右リアドア上方プレスライン上です。
形状も場所もノーマルなのでノーマルな時間でリペア完了しました。
只、この車は鉄板が厚く硬いのでそれなりに時間は掛かりますが。
午後からは何も予定は無いし、非常に暑いので大人しく事務仕事でもする事にします。
7月4日
何も予定が無いので営業廻りでもしようかなと思っていたら、津南町の鈑金業者様より依頼が入りトヨタパッソのデントリペアをして来ました。
ヘコミの場所は右リアドアのアウターハンドル前方です。
ヘコミの場所も形も簡単だったので極短時間でリペア完了しました。
修理時間よりも準備・片付けの方が時間が掛かった程なのですが、
次の予定が無いのが寂しいです。
例年この時期になると極端に暇に成ってしまうので何か対策を考えなくてはいけません。
(かといって毎年良い案が浮かばないのですが)
7月7日
暇な周期に入ってしまいツールの手入れをするしかやる事が無かったのですが、午後長岡市の鈑金業者様より三菱デリカD2のデントリペアの依頼が入ったので急遽片付けて出向きました。
ヘコミの場所は左クオーターパネルの前端部です。
ヘコミの形は大した事は無かったのですが、場所が芳しくありませんでした。
手前の給油口の出っ張りのせいで後ろから捻って使うツールは使えないし、スライドドアレールの穴からアクセツ出来るツールも有りません。
内張りを外した状態だったので内部を見たら、長いツールを片手でコントロールすれば何んとかリペア出来そうだったので作業を始めました。
只、長いツールを片手で操るのも難しいし、角部直近から凹んでいるし、態勢がきついしで楽な作業では有りませんでしたね。
7月11日
朝中野市の鈑金業者様からスズキツインのデントリペア依頼が入り急遽準備して出向きました。
ヘコミの場所は左フロントフェンダーで、ヘッドライトの直ぐ後ろのボンネットとの境が
小さく”クツン”と凹んでいました。
ヘコミ自体は簡単そうに見えたのですが、パネルの構造を見たら鉄板を45度位の鋭角に折り込んであるので
非常に硬く成っている上に、折り込み部の角は自作の本来肌目合せの為に作った先端が鋭く尖ったツールしかアクセツ出来ません。
本来硬い部分は最初先端が丸いツールで突き出して行くのがベターなのですが今回はそれも出来ず、
鋭く尖ったツールで突いてもとんでもなく硬くてほとほと参ってしまいました。
今回のヘコミは小さくても自分から積極的に向かいたいと思う様なヘコミでは有りませんでしたね。
相変わらず暇な時期から脱却出来ず午後からの予定が無いのが寂しい限りです。
7月15日
先週予約頂いた中野市の鈑金業者様で日産デイズのデントリペアをして来ました。
ヘコミの場所は右フロントドアで、縦方向に3か所点在していました。
写真のヘコミは上部プレスライン上です。
このヘコミはオーソドックスな場所・形状なので何も問題無くスムーズにリペア出来ましたが、
一番下のヘコミは非常に作業し辛い場所の直しにくい形状で一目見て”うわっ”と声が出てしまいましたね。
ヘコミを綺麗に直すには針の穴を通す様な集中力を持続しなければいけないのですが今日は急に猛暑日に成ってしまい、
未だ体が慣れていないので汗がダラダラ流れ出るばかりで肝心の集中力が出なくて参ってしまいました。
7月22日
午前に十日町市の業者様でスズキエブリーを修理してから、お昼過ぎより長岡市の業者様でスバルサンバーのデントリペアをして来ました
ヘコミの場所は右リアクォーターパネルで、写真の様なヘコミ・歪みがパネル前方にも有りました。
この車種は縦に2か所補強材が入っていて、一目見ただけで顔の方が歪んでしまい余り良い返事を出来ませんでした。
ルーフのように体重を掛けて力を入れる事は出来ないので、下部のプレスラインが出るかどうかも解りません。
忙しい時期なら見ただけで断ってしまうケースです。
「取り合えず向かってほしい」と事で影響している補強材のシーリングを切断したら鉄板が延び切っていた為、
指で押すと”ポコンポコン”と音がする有り様でした。
ポンチで高い所を叩いてもポンポンと跳ねるだけで落ちないし、低い所をツールで突いてもフニャフニャするだけで突き出て来ないので「そして僕は途方にくれた」状態に陥りました。
工場が閉まる寸前まで粘り何んとかリペア出来ましたが、猛暑のせいもあり今日は完全にへばりきってしまいました。
7月25日
お昼過ぎから昨日依頼された南魚沼市(旧塩沢町)の業者様でメルセデスベンツC6のデントリペアをして来ました。
ヘコミの場所は左リアフェンダーで、タイヤハウスのプレスライン上部から斜め方向に少し折れたヘコミでした。
国産車の場合この部分は下端から裏側に鉄板が貼り付けて有り、ツールが入らないケースが圧倒的に多い場所です。
”引っ張り”で直すには芯が折れているし、このブランドは鉄板が厚いので引っ張って直る確率は非常に低い物件でした。
試しに引っ張ってみても多少浅くなるだけでやはり”引っ張り”では無理です。
手で触った時下端はパネル1枚だったのでライナーをめくって貰ったら、国産車と違い途中から硬いシーリングで厚々と接着してある構造だったので
シーリングごと突き出してみました。(構造上アウターパメルを駄目にせずにシーリングを取り除く事は無理でしたね)
下の方はシーリングが薄かったので未だ良かったのですが、上方は丸々と厚く盛り付けて有ったので芳しくは有りませんでした。
今日は久方ぶりの猛暑日だし、この車は”AMG”だったので「リペアしているよりこの車でかっ飛んでいるほうが爽快間違いなし!」
等と良からぬ考えばかりが頭をよぎっていました。
(不謹慎ですが車が好きで始めた仕事なので妄想だけは止められません)
7月29日
午前は昨日予約頂いた魚沼市の業者様でホンダフィットのデントリペアをしました。
ヘコミの場所は右ルーフピラーで、センターピラーの上部です。
この場所は3重構造に成っているのでツールは完全にアクセツ出来ないので”引っ張る”意外に修理方法は有りません。
ヘコミ自体はきつくは無いので時間さえ掛ければ何んとか成るケースでしたが、縦方向は長いし横方向も前後とも15cm位影響していたので、
高い所を中心まで寄せ集めるのは大変でした。
帰り際午後過ぎより南魚沼市で1台、津南町に帰ってから1台リペアして今日は終了しましたが気温が高く汗を流し過ぎてしまったのでへばってしまいました。
水分・ミネラルは細目に補給していたつもりでしたが、流石にこの時期はきついですね。
7月31日
津南町の鈑金業者様で昨日の午後より取り掛かったトヨタアイシスのデントリペアがやっと完了しました。
ヘコミはボンネットに大きな物が2か所有りました。
写真のヘコミは左後方のプレスライン上です。
(猛暑と疲労によってボケてしまい修理前後の撮影方向が逆になってしまいました)
写真のヘコミは飛び出ている所はきつく広いし、鉄板が延び切っていてポコンポコンとヘコミが引っくり返る状態で非常に厄介なケースです。
おまけにプレスラインは鋭角的に折れているので普通ならヒートガンでがんがんと熱しないと突き出せないのですが、
鉄板が延び切っているのでそれも使えません。
(延び切っている状態で鉄板を熱すると全面フニャフニャに成ってしまいます)
途方に暮れながら何んとかリペアは出来ましたが、流石にこの場所で鉄板が延び切っていると僅かな歪みまで取り除く事は無理でした。
細目に水分補給をしていたつもりでしたが、今日は汗をかき過ぎて声がかれ始めちょっと拙い状態に陥り始めたのですけど、
写真撮影の方向が逆だっただけの被害で済んだので・・・・・。
(作業中はテコの原理を使うといっても硬い部分はかなりの力を入れ続けているのでウエイトトレーニングをしているのと同じなので体温がどんどんと上昇するんですよね)