日  記

3月1日

一昨日予約頂いた十日町市の業者様でダイハツミラ(中古車)のデントリペアをして来ました。

ヘコミの場所はルーフで、落雪によって写真の様なヘコミ・歪みが左右とパネル後方で合計3か所いかれていました。

中古車なので予算も余り無いし仕上げもそれ程要求されないので時間本位でリペアしましたが、
3か所合計すると面積が余りにも広いので本当に疲れきってしまいましたね。

3月3日

先週予約頂いた中野市の鈑金業者様でトヨタエスティマのデントrペアをして来ました。

ヘコミの場所はルーフ左側前端部です。
見積もり時、前端部は袋状に成っていてもツールが入る隙間や穴が有ると思って難しく考え無かったのですが、
内張りを外した状態を見て愕然としてしまいました。

なんと前端部の袋部まで2重構造に成っていて、内側のパネルは左端付近が表面に出ていたのですが隙間なくアウターパネルにくっ付いている状態で、
こんなの初めて見る構造です。

引っ張って直そうかとも思ったのですが、角部から凹んでいるので引っ張っても到底直る物では有りません。
(ガラス接着部から変形しているので突き出してもその分の歪みは残ってしまいますが)

結局パナルがくっついって居る所から無理やりツールを捻じ込んでリペアしましたが、苦労ばかり大きくて角部を突き出す程の力は伝わりませんでした。
袋部のパネルを丈夫にしておけば、内部にパネルを貼る付ける必要なんて無いと思うんですがね。(本当にこの様な構造は始めて見ました)

3月5日

今週初め予約頂いた十日町市の業者様で昨日から取り掛かったスバルインプレッサのデントリペアがやっと終了しました。

ヘコミの場所はルーフで、落雪によって写真の様なヘコミ・歪みが左右2か所有り左右とも70cm位の範囲が被害を受けた状態でした。
写真では相変わらず良く解りませんが、ヘコミ・歪みが複雑に入り込み重なり合っています。

特別深くきつくは無いのですが、余りにも範囲が広く鉄板が延び切ってプヨプヨしている状態だったので
見積もり時「薄い歪みは多分残る可能性が高いです。保険を使ってルーフ交換するかどうかはオーナー様と御相談の上でお願いします」
と返事待ちの物件でした。

いざ修理に取り掛かかるためにライトを当てて見ると、歪み方が余りにも複雑と言うか汚すぎて本当のパネル面がどうなっているかさっぱり解らない状態でしたね。
当初予想した通り補強材の付け根部やルーフモール付け根部から引っ張られて凹んでいる所は極僅かに歪みは残ってしまいました。
まあそれでも鉄板の張りは問題無い程度には復活しましたけどね。




午前同地域の十日町市の業者様で1件デントリペアの依頼が入り、急用との事だったので少し浮気をして来たのですが、小さく・準オーソドックスな場所だったので短時間でリペア
出来たのでルーフ落雪修理に戻る事が出来ました。






帰る途中1件見積もりをして今日は終わりです。

3月6日

午前は一昨日予約頂いた長岡市に業者様で三菱GKカスタムのデントリペアをしました。

ヘコミの場所はボンネット前端袋部で、パネル内側にもう1枚鉄板が貼って有る場所でした。
(最近の車は殆どこの様な構造です)

試しに薄いツールを差し込んで見てもやはりツールは入ら無かったのですが、”引っ張り”でも十分綺麗に直りそうなヘコミだったので
迷わず”引っ張り直し”でリペアする事にしました。

今回は小さく浅いヘコミだったので、引っ張る回数も少なくリペア完了です。









午後からは昨日依頼された津南町の業者様でガラスリペアをして今日は終わりです。


3月7日

午前は以前予約頂いた業者様に出向いたら、2重構造でツールがアクセツ出来ない所がブツンと凹んでいて失意のまま帰ったのですが、夕方津南町の鈑金業者様から中古車修理の依頼が入ったので帳簿書類を途中で切り上げてリペアして来ました。

車種は旧型ホンダフィットで、ヘコミは2パネルに有って写真のヘコミは左フロントドアのプレスライン上です。
「予算が無い車なので二つともチャチャッと終わらせて安くしてくれ」とのリクエストだったので
2パネルとも時間を掛けずにリペアしました。













今日は完全に季節遅れの大雪でしたがテレビの全国ネットではさも大袈裟に報道していて、変更・捏造・歪曲が酷過ぎて閉口してしまいます
自分の先入観・主張ありきの報道はいい加減に止めて欲しいですね。

3月8日

昨日依頼された十日町市の業者様でスズキラパンのガラスリペアをして来ました。

今回のガラスの割れはとても大きく・汚くて衝撃点は白く濁ってグサグサしている状態でした。
余り酷い割れ方をしているとレジンが十分浸透して居ても、冬季急激な温度変化を繰り返していると再び割れが拡がってしまいます。
(豪雪地帯の様な過酷な条件下では尚更です)
今回の割れは何んとか持ち堪えられそうな割れ方だったのでリペアする事にしました。

割れ・ヒビが複雑に入り混じっている上この時期は割れ内に水分が当然入り込んでいるので、空気が抜けないのなんのって!
最初大体の所はサーっと空気が抜けたのですが、ヒビの端や交差部の空気が中々抜けず普段の2〜3倍位時間が掛かってしまいました。

最後は残った空気が迷路の中をあっちにさ迷いこっちにさ迷って吸い込まれて行くのが見えて、初めての経験でした。









ガラスリペアが終わってから十日町市とは全く逆方向の地区で1件見積もりをして今日は終わりです。
今日はガラスリペア1件しかしていないのに疲れてしまいました。

3月10日

朝一は南魚沼市の業者様で1件見積もりをしてから直ぐ様引き返し、先週末見積もりさせて頂いた栄村の業者様でダイハツミラのデントリペアをして来ました。

ヘコミの場所はバックドアで雪の壁に押されて、最初はプレスライン全体がボッコリと凹み、
又パネル下端折り返し部から内側に曲がっている状態でした。
見積もり時、内張りを外して手で押して中心部をひっくり返し、下部末端ラインを当て木を当ててガンガンと叩いてラインを戻してから
「折り返し部の鉄板がくっついている所から延びる歪みは残ってもその内部は何んとか成ります」
との事でリペアする事に成った物件です。
(最初の状態は写真と全く違った本当に酷い状態でした)

ポンチングを始めたらいろいろな方向の歪みが全て繋がっているし、折り返し部の鉄板がくっついて叩き落とせない所からも
繋がっていて、叩いても叩いても落ちなくて予想はしていてもほとほと参ってしまいました。









今日も1ケ月遅れの真冬日だったので凍えるほど寒くて、鼻水が滴り落ちそうな状態で何んとか最後までがんばりました。
粉雪と凍える程冷たい外気が吹き込んでくる状況で長時間”じっと”作業をしていたので、今日は荒行と言っても差支えなかったですね。

3月12日

昨日依頼された南魚沼市(旧六日町)の業者様でルーフ落雪のデントリペアをいたら、夕方どうしても外せない緊急の依頼が入ったので南魚沼市の業者様の了解を得てから
                                 急遽道具を積み直し出向いてリペアして来ました。

車種は日産セレナで、ボンネット前方袋部左側が凹んでいました。
この場所はパネル内側にもう1枚鉄板が貼って有りツールは完全にアクセツ出来ません。(ツールを差し込む穴も有りませんでした)
只でさえ湾曲部で硬くなっているのに、触ったら鉄板も厚いので引っ張って直るかどうか微妙なケースです。
又、凹み・歪みが10cm近く及んでいて引っ張って綺麗に直すのもなかなか激しい事が予想されました。

ヘコミ自体はそれ程深く無かったので引っ張る回数はそれ程多くは無かったのですが、高い所をポンチングで寄せ集めて低い所を埋める作業が
鉄板が厚く硬いので恐ろしく時間が掛かってしまいました。

工場を閉める時間の寸前までポンチで叩き続け何んとかリペアしましたが、もうフラフラです。







今日から他には特に予定が入って居なかったのでべらぼうに時間の掛かるルーフ落雪の修理を入れたら、
突発の仕事が入るので世の中上手く廻らないですね。
この時期になると依頼の入り方が読めなく成るので困り物です。
(季節が春に向かっているのがせめてもの救いと思わなければなりません)

3月14日

南魚沼市(六日町)の業者様で一昨日のお昼近くから始めたスバルプレオのルーフ落雪のデントリペアが夕方前にやっと終了しました。

落雪によって凹んだので写真の様なヘコミ・歪みがパネル前半分に何か所も点在して居ました。
被害が小さい箇所はそれ程でも無いのですが、被害の範囲が広い場所はヘコミ・歪みが複雑に入り混じり
相変わらずどこが本当のパネルラインだかさっぱり解らず途中で何処がどうなっているのか解らなく成ってしまいます。

誰もいない離れた車庫で作業していたので、終始思いっきり悪態を吐きながら作業してやっと完了しました。






夕方から同じ業者様でこれ又ルーフ落雪に依るヘコミの修理を始めましたが、
誰も居ないので悪態の吐き放題とはいえ疲れ果てて又明日頑張らないといけません。

3月15日

南魚沼市(旧六日町)の業者様で昨日の夕方から取り掛かったスバルXVのルーフ落雪のデントリペアがやっと終了しました。

ルーフ右側後方ががっつりと大きく凹んでいます。
今回もとても大きく凹んでいましたが、凹み方が素直でむやみやたらに乱れておらず、「左側の歪みは極僅かなので直す必要は無い」という事だったので助かりました。

素人の方がルーフが凹んだからといってよく何の事前処置もせずに内側から手で”ドンドン”と押し上げるのを見ますが、そうするとパネルがデコボコに成ってしまい
修理も困難に成って時間が掛かる上に仕上りも悪く成るので、そういうケースはどうしても敬遠しがちに成ります。


そうは言ってもルーフ落雪の途轍もなく大きなヘコミが続くと疲れ果ててしまい内心逃げたく成っちゃいますね。










作業終了後、1日を終えるには未だ時間が早かったので最近顔を出していない業者様廻りをしながら帰って1にちの終了です。

3月17日

昨日依頼された南魚沼市(旧六日町)の業者様でスバルXVのルーフ落雪のデントリペアをして来ました。

ヘコミ・歪みは2か所有って、写真の部分はルーフ左後部が1.5m位の範囲でヘコミ・うねりまくっていました。
他の場所はパネル中央付近が60cm位斜め方向にヘコミ・歪んでいて、
両方とも深くは無かったのですが修理範囲が余りにも膨大で見ただけで気持ちが負けそうに成ってしまいます。

めげても終わりはしないので只々ポンチングしまくりました。
明日は長岡市の業者様で朝一から修理をしなければならない物件が有って本日中に終了させなければならない為、本当に遅くまで作業し続けて
やっとリペア完了しました。








最近極端な苦労を強いられるルーフ落雪のリペアが続いていて、昨日休んだとはいえ完全にお疲れモードに入ってしまいましたね。

3月18日

午前は先週末予約頂いた長岡市の業者様で三菱GKワゴンのデントリペアをしました。

ヘコミの場所はボンネット中央付近の補強材部でした。
”ブッツリ”と鋭いヘコミが2個繋がっていて、写真では解りませんが横方向にも折れていて非常に癖の有るヘコミでした。

ツールはアクセツ出来ますが形状は悪過ぎるし、決して作業しやすい場所でも無かったので、
仕事は欲しいしスルーもしたいという微妙なケースでした。

今回はどうしてもデントリペアで至急リペアしなければ成らないケースだったので何んとか頑張る事にしたのですが、
やはり嫌な癖がついていたのでヘコミの芯を開くのに苦労したのなんのって。
最後は自作の針の先の様に鋭いツールで無理やり芯を開きましたが、嫌な癖は完全に消し去る事は困難でしたね。








津南町に帰る途中1件見積もりをして今日は終わりです。

3月19日

夕方まで先週予約頂いた十日町市の業者様で日産モコの大きなヘコミ修理をしたら疲れ果てました。

ヘコミの場所はバックドア右側で、写真では全体像は解りませんが優に60cm以上ヘコミ・歪みが拡がっていて
鉄板も延びてフニャリとした状態でした。

折れ目も蛇が這い回っているように複雑に曲がりくねっていて、何処がどう高く成っているのか訳が解らなくなる有様でしたね。











作業終了間際津南町の鈑金業者様から中古パネルの修理依頼が入ったので、疲れた体に鞭打ってリペアしやっと帰宅しました。
まあそれでも本格的な冬が終わって気温が上昇して来たので少しはましには成りましたが。

3月22日

朝南魚沼市(旧六日町)の業者様より依頼が入り、私用の用事を中断して支度をし直して出向きました。

車種はスバルエクシーガで右フロントフェンダーの上部が凹んでいました。

ヘコミは小さく鋭くは無かったのですが、テコの支点から遠かった為少しだけ時間が掛かってしましました。











北日本では天候が荒れて大変な事に成ってしまいましたが、雪が消えて土が露出した所ではフキノトウが顔を出して
確実に春の接近を感じさせますね。

3月23日

今日は日曜日で何も予定が入って居なかったのですっかり油断していたら、お昼に十日町市の業者様から依頼が入ったので急遽支度してリペアして来ました。

車種はトヨタカローラで左フロントドアがドアパンチによって凹んでいました。
一見大した事は無かったのですが、折れ目が縦3本入っている上に高く盛り上がっている範囲が前後方向40cm程にも
拡がっていてなかなかリペア完了とは行かずに苦労してしてしまいました。










このヘコミが終了してから同じ業者様でトヨタカローラのフロントフェンダーが酷いヘコミ方をしていて、
デントリペアで直るかどうか解らないのですが、取りあえずポンチングを暗くなるまで続けました。
今日は終わらなかったので後日挑戦です。

3月24日

朝は魚沼市の業者様で下見した後、お昼近くより昨日の夕方から取り掛かった十日町市の業者様でトヨタカローラのデントリペアをして来ました。

ヘコミの場所は右フロントフェンダーで、ヘコミの周囲全体が盛り上がっていて、相変わらず写真では良く解りませんが
上半分は非常にきつく高く成っていました。
業者様は鈑金修理を前提にしていたのですが、「もしデントリペアで直るならデントリペアで」というケースです。
「高い所を上手くポンチング出来なかったら鈑金で修理して下さい」と申し出てから作業に取り掛かりました。


ポンチングを始めたらやはり非常に硬いし、硬い範囲が非常に広いので気の遠く成る作業と成ってしまいましたね。
リペアが終わった時には本当にほとほと疲れ果ててしまいました。


今回も色々な方法を考え・駆使してリペアしましたが、これを研究材料としてもっと良い方法を編み出したいものです。
(鈑金塗装修理での荒出しならどんなにデコデコに成ろうがお構いなしに叩き・突き出した事も有ったのですが、それでは技術は上達しないですからね)

3月25日

午前は先週末予約頂いた十日町市の業者様でスバルフォレスターのデントリペアをして来ました。

ヘコミの場所はアルミボンネットの左側最後方の袋部です。
小さく・深くも無かったのですが、芯が非常に鋭く折れていてアルミパネルの場合折れ目を開ききるのがとても困難なヘコミ方です。

突いてもなかなか芯は開かず、最後はツールが突き刺さるかと思う程突き上げてやっとリペア出来ました。
(ただ極薄っすらと線は残ってしまいましたが、鉄板と違ってアルミパネルの場合仕方が無い事です)









寂しい事に午後からは何も予定が無いのですが、この所ちょっと疲れぎみなのでゆっくり休む事にします。

3月26日

昨日依頼された長岡市の業者様でスバルサンバートラックのデントリペアをして来ました。

ヘコミの場所はフロントパネルのワイパー付け根の窪みから延びた薄いヘコミです。
この場所はツールを差し入れる所が何処にも無いので”引っ張る”以外に選択肢は有りません。
(フロントエンジンのボンネットタイプならば話は変わって来ますが)

作業終盤頃までプレスの性質上ワイパー付け根部の窪みのラインから下方に延びる縦の盛り上がってしまう所を
ヘコミによって高く成ってしまった物と勘違いしていて、いくら叩いても落ちずに盛り上がりが横移動すばかりで
かえって仕上り具合が下がってしまったので残念です。

ツールで突き出せる所なら塗装肌目の微調整も出来たのですが、今回は致し方ありませんでした。









サンバートラックのデントリペアが終了してから、同業者様の鈑金工場で別のデントリペアを頼まれていたのですが、1パネルに3か所ヘコミが有って、
その内1か所は鉄板折り込み部で完全にツールも届かず高い所も叩き落とせる確立が非常に低い状態でした。

鈑金塗装前提のダメ元で叩いてみたのですが思った通りの結果に終わってしまい、最初から解っていたつもりでしたが今日の帰路はルンルン気分とは行きませんでしたね。