日  記

11月4日

3連休が終わっても何も予定が無かったのでそろそろシャワーでも浴びようと思ったのですが、夕方過ぎ津南町の鈑金業者より依頼が入り急遽出向きました。

車種は三菱ミニカで、ヘコミと言うか出っ張っている所は左フロントフェンダーです。

正面からぶつかりフロントフェンダーが盛り上がって高く成っています。
パネル全体が前から押され捻じれて歪んでいるので、ポンチで叩くだけでは決して落ちません。
(パネル全体が歪んだ状態で固定されていると直る訳が有りませんよね)
今回は鈑金業者様にヘッドライトの付け根をスライドハンマーで引っ張り出して貰ってから修理に取り掛かりました。

前から押されて盛り上がってしまっただけなので今回は叩き落すだけで終わり短時間でリペア出来ましたが、
原因の判別と事前の対処法が間違っていると決して直らない良い事例です。

11月6日

今日は何も予定が無く天気も良かったので津南町の原野に入り込んだら野沢温泉村の業者様より依頼が入り、急遽支度をし直して出向きました。

ヘコミの場所はバックドアの右側下方です。
ヘコミ自体は小さく廻りも高く無かったのですが、クリアー層が削れた分だけ無理やり突き出すのに多少苦労しました。
















地域的にこの時期は仕事は激減してしまうのですが、
津南町の原野に入り込めば自然の恵だけは豊富に成ります。
1時間掛かるかどうかでこんなに沢山採れるので季節限定の商売替えが出来る程の勢いですね。

11月9日

中野市の業者様で昨日から取り掛かったスバルレガシーG4のデントリペアがやっと完了しました。

ヘコミの場所は左フロントフェンダーで、ヘッドライトの付け根からオーバーフェンダーの
下端部に沿って後方80cm以上ヘコミ・歪みまくっていました。
オーバーフェンダーは下端のラインが全体的に内側に曲がっていて”ペコペコ”するし、
写真の箇所は手で軽く押すだけで”ベコン”と全体的に凹んでしまう程鉄板が延びていました。
一目見ただけで「話と全く違う」と心の声が口から漏れてしまいましたが、”あっ不味い”と思いもしませんでしたね。



只でさえ訳が解らないほど面が汚いのに、
オーバーフェンダー付け根の横方向の折れ目・歪みは寝転んでの作業で体勢がきつく全くもってヘロヘロに疲れに疲れ果てるリペアでした。
(横方向の極薄い歪みは納車期日と予算の都合上手を付ける事が出来ませんでしたが、ライトを反射させないと解らないのでご勘弁を)

11月12日

朝一は昨日予約頂いた長岡市の業者様で日産デイズのデントリペアをしました。

ヘコミの場所は左フロントドアのプレスライン上です。
ヘコミも小さいし、場所もオーソッドックスだったので短時間でリペア完了です。












戻ってから昨日より取り掛かり始めたルーフ落雪のリペアを再開しましたが、
これが大問題で未だ修理日数2日は必要なのに今から疲れ果てています。

11月13日

朝一は昨日予約頂いた十日町の鈑金業者様でホンダフィットのデントリペアをしました。

ヘコミの場所は左リアドアの中央付近です。
ヘコミが小さく、場所も形も簡単な場所だったので極短時間でリペア完了です。
(ヘコミの芯がクの字型に折れ気味でしたが、次が待っているので)












戻ってから一昨日より取り掛かっているルーフ落雪のリペアに向かいましたが、
これが余りりも酷すぎて未だ先が見えて来ません。

11月14日

朝一の長岡市の業者様でスバルステラのデントリペアをしてから直ぐ様戻り、この前から悪戦苦闘していたトヨタボクシーのルーフ落雪をやっと完了させました。

パネルの後方寄り2/3の面積がガッポリとヘコミ・歪んでいました。
内張りを外した内部を見たら補強材の間にダンボール紙が挟んで有って、
突き出すのに邪魔なのでダンボール紙をとったらパネル全体的にひしゃげてしまう有様でした。

「面積が軽自動車ワンボックスのルーフ全面よりも大きいし、車高が高く幅も広くて手が届かないし、
縦リブ迄被害が有るのでこれはちょっとデントリペアでは無理です」
と逃げたのですが、
「中高車でとても30万円近く掛けて屋根を張り替える予算が無いので細かい事は言わないのでデントリペアで頼む」
と言われ、考えるだけで憂鬱に成るリペアに立ち向かいました。
(この時期は暇だし他に予定も入っていなかったので請け負ったのですが、他の仕事が入った時は抜けささせて貰う条件を付けさせて貰いました)



仕上げに拘らないリペアではありましたが、余りにも面積が広すぎて修理が完了した今はぐったりです。

11月20日

午前は昨日から取り掛かっていた魚沼市(旧小出町)の業者様でマツダCX−5のデントリペアをしました。

ヘコミの場所はルーフ後方のアンテナ部で、車庫入れ時にアンテナを引っ掛けてガッツリと変形しています。
アンテナ付け根の穴はアンテナが壊れる程強く引っ張られたので、鉄の伸び率限界まで延びきっていました。

業者様の従業員さんに裏からあて木を当てて貰い上からガンガンと叩き落してみましたが、
鉄板が延びきっているのである程度まで落ちたところで落ちなくなってしまい、手で押すと反対にボコンと裏返って凹んでしまう有様に成ってしまい
どの様にしてリペアするか考え込まなければ成らない状態に陥りましたね。


最後は通常のデントリペアとはかけ離れた方法でヘコミが裏返るのを防止しました。
穴の変形は完全には戻らなかったので、高い歪みが放射状に残りましたがアンテナに隠れるので問題は有りません。





午後からはしばらく顔を出していなかった業者様廻りをしながら、1台簡単なデントリペアをして今日は終わりです。

11月25日

十日町市の業者様で先週見積もりさせて頂いたトヨタアクアのデントリペアをしました。

ヘコミの場所はルーフ前方です。
「このヘコミだけでルーフ内張りの脱着までするのはちょっと・・・」と言われたので、
今回はヘコミの芯が折れているわけでも無かったので”引っ張り”でリペアする事にしました。

只、折れてはいなくても”引っ張り”でリペアするにはヘコミが深くて簡単には出そうでは有りません。

この様なヘコミを”引っ張って”直すには何回も引っ張っては叩きを繰り返さないと直らないのですが、
今日は気温が低く鉄板が冷たく成っているのでヒートガンを当てててもなかなか鉄板が熱くならなくて
こんなヘコミですけど時間が掛かってしまいました。






午後からは何も予定が無いので帳簿でもする事にします。

11月28日

長岡市の業者様で旧型スバルインプレッサのデントリペアがやっと終了しました。

ヘコミの場所は左リアドアの前方下部で、
サイドビーム接着部・サイドビーム前端取付け部・どぎついプレスライン上等4箇所有りました。

一番酷いのが写真の箇所で、リペアするのに余りにも遠いし、位置が低くて作業態勢がきついのに
極端に硬い場所です。

高い所をヒートガンでガンガン叩いてもまともに落ちないし、余りにも硬くて何処を突いているのかよく解らないし、
遠くてツール先端のコントロールが上手く行かないしで、ほとほと参りました。

写真の箇所以外は跡は残りませんでしが、流石にここは突き出しきれませんでしたね。
中古車だったので細かい仕上げは要求されなかったので助かりましたが、
このヘコミがもう少し前方だったら物理的な力の問題でヘコミの芯はビクともしなかったでしょう。
(但し一目見ただけで辞退したと思いますが)