10月2日
午前は昨日予約頂いた中野市の鈑金業者様でスズキジムニーのデントリペアをしました。
ヘコミの場所は左フロントドアの下方プレスライン上の中央寄りで、非常に鋭く凹んでいます。
場所さえ良ければ多少苦労するだけで済むのですが、
内張りを外した状態をみたらパイプサイドビームを接着するシーリングの真裏でした。
手がうまく中に入らないのでシーリングも完全に切断除去出来ずツールを差し込む隙間もまともに確保出来ません。
その上ジャストフィットするツールがなかなか無くて、
何とか使えるツールを使用して作業を始めましたが今度はライトの反射を見るのに顔が届かないし、
片手を伸ばしてツールをコントロールしなければならないのに隙間が狭いので突き出したいポイントにツールの先端を合わせるのが非常に困難でした。
リペア完了して帰る途中、同じ鈑金業者様よりスズキハスラーのデントリペアの依頼が入ったので戻って引き続き作業再開しました。
2パナルに渡って7か所凹んでいて、作業し辛い場所の難しい形状のヘコミが複数含まれているのでこれも又苦労を強いられます。
当然今日は終わりません!
10月4日
お昼前に中野市の鈑金業者様で一昨日のお昼過ぎから取り掛かったスズキハスラーのデントリペアやっと終わりました。
ヘコミの場所は右フロントドアに5か所、右リアドアに2か所有りました。
リアドアの2か所はガラス付け根付近で完全にツールは入らないのに硬い場所を”引っ張り直し”
以外方法が無い場所でした。
(当然時間が掛かるのにツールで直接突き出す程綺麗には仕上がりません)
写真のヘコミはフロントドアのサイドミラー直下のプレスライン上です。
(他の4か所はツールのアククセツに苦労する場所や、パネル下部の遠い場所で作業態勢がとてもきつい場所でした)
写真のヘコミの場所が一番場所的には良かったのですが、前部が非常にきつく飛び出ているし形が汚かったので
とても順調にリペアとは行きませんでしたね。
午後からは予定が無かったので原野に入り込んだのですが、目当てのキノコが終わっていたので残念無念でした。
10月6日
朝依頼を頂いた津南町の鈑金業者様でトヨタラクティスのデントリペアをしました。
ヘコミの場所は左リアドアの後方寄り下部です。
内側に大きな穴が開いていてツールのアクセツは楽だったし、
小さくて簡単なヘコミだったので極短時間でリペア完了しました。
短時間でリペア完了しても今日は他に予定も無いんですけどね、トホホ・・・・・・・・・。
10月9日
中野市の鈑金業者様でスズキワゴンRの被害の大きなヘコミを終日掛けてのデントリペアをして来ました。
ヘコミはバックドアに3か所有って、写真のヘコミが一番被害が被害が大きかったですね。
鉄板が延びていてポコンポコンとするし、写真では判別出来ませんが横方向に鋭く折れていて直るかどうかギリギリのケースでした。
鋭く折れたヘコミの場合、鉄板のヤング係数(伸び率)限界まで伸びていると何をしても直らないんですよね。
(他の2か所も鉄板が延びて張りが無い状態だったので、作業を開始する前から項垂れてしまいました)
軽自動車は鉄板が薄いので鉄板が延びていると非常に厄介なんです。
今回は中古車で細部にそれ程拘らなかったので1日で3か所をリペア出来ましたが、
「キッチリと仕上げてくれ」なんて言われたらとても1日では終了しないし、何もしないうちから気が滅入るかもしれません。
昨日は同じ鈑金業者様でパネル交換する以外まともに直らない程酷いヘコミに挑戦したのですが、
その時はヤング係数の限界迄延びきっていて最後は全く鉄板が変化しなく成りやめたんですよね。
(まだまだいろいろなケースに挑戦・研究したい年頃なので自分でも困ってしまいます)
10月11日
今週初め予約頂いた十日町市の鈑金業者様でホンダストリームのデントリペアをして来ました。
ヘコミの場所は左フロントドアの中段付近最前方です。
写真ではよく解りませんがくの字型に爪が引っ掛かる程鋭く折れ込んでいました。
「これだけ場所が悪くて鋭いと直るかどうか判らないので、直る気配が無かったら辞退させて下さい」と
申し入れを入れてから作業を始めました。
ツールがアクセツ出来るかどうかも判らなかったのでツールを差し込んで見たら丁度ドアヒンジの部品がある場所で、
ツールがなかなか隙間に入らないのですが、ヒンジ部品が支点に成って返って力が入るので不幸中の幸いと言えるかもしれません。
只いくら力を込めても折れ目が開く気配が見えなくてホトホト参ってしまい、どんどん精神力が消耗してしまいましたね。
折れ目を開くのに果てしなく時間を掛けて何とかリペアしましたが、流石に最後の方は肌目がきつくなってしまいました。
何しろヒートガンで鉄板をチンチンに熱しても塗膜が割れる一歩手前まで強く突き出さないと折れ目が開かないのでどうしようもありません。
今回のヘコミは場所も形状も悪すぎて、忙しい時期なら一目見ただけで遠慮してしまう様な物件でしたね。
10月14日
お昼過ぎに依頼を頂いた十日町市の業者様でホンダライフのデントリペアをして来ました。
ヘコミの場所は左フロントドア中段最前方で、芯がクツンと鋭く凹んでいました。
この場所は隙間が狭くなっていて、ツールがアクセツ出来るかどうか怪しい場所です。
「ツールを差し込んで見ないと修理出来るかどうか何とも言えません」と断りを入れてから
探りを入れて見ました。
この車種はガラスが下まで完全に降りる構造だったのでツールを差し込む角度に余裕が有ったので何とかアクセツは出来ました。
只、それ程自由にツールを動かす事は出来なかったのでヘコミの芯にツールの先端を合わせるのは簡単では有りませんでしたね。
それでも今回は小さいし、極端に鋭くは無かったので短時間でリペア出来ました。
リペア完了後同じ業者様で先週見積もりさせて頂いたスズキエブリーのルーフ落雪の修理に取り掛かりましたが、
これは鉄板が延びて大変な物件で、明日も又がんばらなくてはなりません。
10月15日
十日町市の業者様で昨日の夕方近くから取り掛かっていたスズキエブリーのデントリペアがやっと完了しました。
ヘコミはボンネット2箇所とルーフ落雪です。
ルーフ落雪はパネル前方で、鉄板が延びてフニャフニャ状態でした。
中古車で予算が無い物件だったのでスピード重視でリペアしましたが、
流石にこれだけパネル面がメタメタだとこだわった仕上げをしなくても一苦労処では済みませんでしたね。
薄い歪みは未だ残っていますが、予算の無い中古車だし鉄板の張りも戻ったので許して下さい。
10月17日
朝一に津南町の鈑金業者様で旧型トヨタカローラのデントリペアをしました。
ヘコミの場所は左リアクォーターパネルの上部で、
写真では全体像は判りませんが横斜め方向に20cm位ヘコミ・歪みが伸びていました。
縦方向で20cm位伸びているのなら何も問題無いのですが、今回の位置で横方向に凹んでいると条件は全く違ってきます。
ヘコミの向きにライトを合わせて反射を見ようとするとツールを持つ手が届かなくなります。
又、背面に支点と成る物が無くがらんどうに空いているので流石に考え込んでしまいました。
(ヘコミの形状自体は簡単なんですけどね)
今回は仕方無いので背面から手の力のみで押し出す事にしました。
後方下方部は面が平らに近かったので未だましでしたが、前方上方部は曲面に成っていてパネルが硬い状態なので
”フンフン”言いながらやっとこさでしたね。
10月18日
十日町市の業者様でホンダNワゴンのデントリペアをしました。
ヘコミの場所はボンネットのセンター付近後方袋部です。
ヘコミ自体小さいのですが、斜め方向に爪が引っ掛かりそうなほど鋭く凹んでいます。
いくら小さくてもこの程鋭いと決して簡単には直りません。
又袋部なのでこの様なヘコミに最適な自作ツールも使えないので、修理を始める前から苦労は目に見えていました。
ヒートガンで鉄板を熱しながら根気よく突き出して何とかリペアしましたが、塗膜が割れる寸前でしたね。
10月19日
朝一は昨日依頼された長岡市の業者様で三菱アウトランダーのデントリペアをしました。
ヘコミの場所は左リアクォーターパネルの前方寄り給油口下部です。
この位置は支点の場所から余りにも遠くて仮にツールがアクセツ出来ても全く力が入らない場所です。
小さくても以外と芯が鋭いので”引っ張って”直るかどうか不安だったのですが、
今回は運良く引っ張り1回で芯が出て来たのでラッキーでしたね。
津南町に帰ってから鈑金業者様でお昼休みに掛けて中古パネルのヘコミ2箇所をチャチャッとリペアして今日は終わりです。
10月20日
午前は朝依頼を頂いた十日町市の業者様でトヨタウィッシュのデントリペアをしました。
ヘコミはボンネット左側前方で、写真の他に小さいヘコミが1箇所有りました。
写真のヘコミは折れていて、盛り上がっている歪みが広範囲に広がっていました。
ヘコミを見た時きっちりとリペアするにはかなり時間が掛かると思ったのですが、
珍しく作業し易い場所だったので当初の予想より時間を掛けずに完了する事が出来てラッキーでしたね。
只、色が黒でポンチ跡が広範囲に及んだので、ポンチ跡の磨き落としは業者様にお願いしました。
リペア終了後、長岡市に車を走らせ1台見積もりした後すぐさま引き返してから津南町の鈑金業者様で
中古車をリペアしてやっと1日が終わりました。
10月25日
午前は昨日予約頂いた長岡市の業者様でスバルフォレスターのデントリペアをしました。
ヘコミの場所は左リアドアの中央付近です。
ヘコミは一見大した事は無さそうに見えましたが、
ヘコミの中は4本薄い折れ目が色々な方向に入っていて尚且つ前後方向に歪みが広く及んでいました。
色が黒のドアは歪みが一際目立ってしまうので、歪みがなかなか取れないし苦労してしまいましたね。
久しぶりに長岡市迄出て来たので、営業回り・見積もりをしながら帰ったら夕方に成っていました。
この時期はどうしても暇なので、
気分転換に津南町の山林に入ったら仕事とは違って天然ナメコだけは豊富でした。
10月27日
先週末見積もり・予約頂いた長岡市の業者様で、旧型スバルインプッサのルーフ落雪のデントリペアを丸々い1日掛けてやっと完了しました。
まさか此の時期に又ルーフ落雪の修理をする事になるとは思いませんでしたが、
仕事である以上がんばらなければなりません。
(作業終了後は疲れ果ててしまったので写真の方向が全く違うのは御勘弁を)
写真の様なヘコミ・歪みが左右ともパネルの1/4位の面積に及んでいました。
こんな状態が左右全面に広がっていると鉄板が延びて張りが無くなっているので、
ちょっと手で押さえるだけで”ポコンポコン”と音がしてしまいます。
今回は中古車仕上げだったので何とか1日でリペアしようとスピード重視でリペアしましたが、
色が黒で歪みが目立ってしまうのであんまり下手な仕事は出来ません。
中古車仕上げなのでそれ程ムキに成って歪みを取り去るというスタンスでリペアに向き合ったわけでは有りませんでしたが、
1日中無理な体勢でへばり着いていたので完璧に疲れ果ててしまいました。
10月28日
今日の予定は何も無くてタラタラしていたら午後小千谷市の業者様から依頼が入ったので、急遽出向きました。
ヘコミ・歪みは右リアドアで、縦50cm位の歪みと小さいヘコミが2箇所有りました。
(写真では歪みは余りにも薄いので殆ど解りませんね。ライトの光がほんの僅か曲がっている程度にしか見えません)
一つ一つは短時間でリペア出来ましたが、作業を始めたのが夕方だったので日が短いせいもあって
津南町に帰ったらすっかり暗くなっていました。
それでもこの時期仕事はfどうしても少ないので救いに船です。
10月30日
昨日予約頂いた長岡市の業者様でスバルエクシーガのデントリペアをして来ました。
ヘコミは右リアドアに3箇所・左リアドアに2箇所有りました。
どれも形状自体は簡単な物でしたが、5箇所ともサイイドビームがある場所で
中でも1箇所はドアヒンジも有る場所でした。
場所が後方寄りなら内張りを外した状態で作業してサイドビームも苦にせずにリペア出来たのですが、
今回は全て前方で内側パネルの穴からは遠すぎてそれ程芳しくはありません。
その為ガラス面の上からツールを差し込んで修理する事にしましたが、
リアドアはガラスが下まで完全に降りないのでサイドビームの狭い隙間にツールを差し込む角度がきつ過ぎてヘコミの見た目より苦労してしまいました。
(引っ張るにしては長かったりちょっと折れていたんですよね、まあ引っ張るのは最終手段なんですけど)
作業終了後まだ時間が早かったので、しばらく顔を出していなかった魚沼市・南魚沼市の業者様に挨拶しながら帰って今日はおわりです。
10月31日
昨日予約頂いた長岡市の鈑金業者様でトヨタランドクルーザーのデントリペアをして来ました。
ヘコミの場所は右フロントフェンダーの前方上部です。
この車はヘッドライトから後方へ内カーブが延びているのですが、
今回のヘコミは横スリで、その内カーブ内を平行から交差する形で25cm位凹んでいました。
又ヘッドライト付け根付近から後方に横スリしたので、後方が高く盛り上がっている歪みまで含めると優に40cmを超えました。
(横スリの上下もきつく高く成っていたのですが写真では解りませんね)
ヘコミを一目見て「おいおい電話の話と全然違うじゃねーの」と思い顔にも声にも出てしまいました。
横方向の内カーブに横方向の横スリだとライトを当てても何処がどの位高いのか低いのか”何の事やら”状態に陥ってしまうんですよね。
本当のラインがさっぱり解らないので手探り状態でリペアを始めました。
ポンチング後いざ突き出しても、オリジナルの面構成がカーブの連続だと非常に硬い状態に成ってしまうのに、
ランクルは鉄板が厚くて”硬いの2条”でツールの先端が何処にあるのかもはっきりしないので泣きそうに成ってしまいました。
苦労に苦労を重ねて夕方前にリペア出来ましたが、流石に神経が擦り減りきりましたね。(色が黒だしポンチング跡が余りにも広いので磨き落としは業者様にお願いしました)
津南町に帰ってアルコールで消毒中に、お世話に成っていた社長様から釣り帰りの”ハマチと鯛”を頂き大いに喜んだのですが、
今日は始末する気力も湧いて来ないです。