3日目 (12月11日(土))
オークランド → レインガ岬 → ファンガレイ
朝6時半にオークランドを出発。
天気は晴れ、心なしか日本の夏に比べ夜が明けるのが遅く感じられる。
これからひたすら最北端レインガ岬に向かい、
約400Km以上の道のりを国道1号線で北上するのみ。
この一号線は都市付近では、片道二車線の本格的な高速道路(Moter Way)である。
途中のガソリンスタンドで軽い朝食を取る。
この国ではガソリンスタンドはちょっとしたコンビニである。
市街地を過ぎるとこの1号線も片道一車線の一般道になる。しかし、速度制限は100kmだ。
道路の両側は緑の牧場が延々と続く。したがって信号機もほとんどない。
道はほぼ一本道、交通量は少ない。遠くで牛や羊が群れをなし草を食んでいる。
ドライブは快適なること、この上なし。100kmで車を飛ばす。
高い山はなく、なだらかな丘陵地帯が道の両側に続く。
丘には高い木がなく、牧場、牧草地が果てしなく続いている。
三、四時間走ったころか、前方に高い山が見えてきた。どうもあの山を越えて行くらしい。
かなり急勾配のヘアピンカーブが続き山を登っていく。
途中で家内が車に酔ったらしく気分を悪くして青い顔をしている。
早くこのカーブの多い道が終わってほしいと願う。
お昼ごろレインガ岬への入り口に位置するカイタイアという町に到着。
トイレ休憩と給油そして昼食をとる。家内はまだ気分がすぐれない。
カイタイアを出発、レインガ岬まで20kmの地点からアスファルト道路から砂利道になる。
砂利道運転には慣れていないので慎重に車を走らす。
午後2時ごろ、ついにニュージーランド最北端レインガ岬に到達。
ニュージーランドの最北端に立ち、感慨もひとしおである。
天候は曇り、風は強い。太平洋が北に広がり、西はタスマン海だ。
岬の突端に灯台とポール(世界の主要都市の方向と距離を示した)が建っている。
東京もあった。東京まで4811海里(約8900km)とある。
一時間ほど岬に滞在し、景色を堪能した後、レインガ岬を後にする。
南下ルートは1号線の山道を避け、東側の10号線を下がることにする。
途中で、長距離運転の疲れか睡魔が襲う。家内と運転を交代し、しばし睡眠をとる。
運転を再び代わりファンガレイという町まで南下、ここで宿泊することにする。
感じの良いモーテルを見つける。
チェックイン後、スーパーで食料品、それに今夜の乾杯用のワインとビールを買う。
夕食を終えたら午後10時を過ぎていた。
今日の走り具合で一日の走れる時間・距離が掴めた。
明日の目的地をタウポ湖付近と決め床に就く
本日の走行距離744km。