八日目(10月11日) 
  ナイアガラフォールズ → ナイアガラ・オン・ザ・レイク → トロント

 
 翌朝、朝食を済ませ、もう一つ行って見たいところ、滝を裏側から眺めることができる、ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズを訪ねる。 テーブル・ロック展望台にその入り口がある。 切符を買うとレインコートが渡される。昨日は青色だったが今回は黄色だ。エレベーターで滝つぼまで降りて行く。 滝つぼへのトンネルを歩いていくと滝を裏側から眺めることができる。 轟々と、そして地響きを感じさせる。水しぶきを浴びながら滝の物凄さ、その迫力をまざまざと感じる。滝を裏側から観察した後、滝つぼまで降りてゆく。 滝つぼの下から滝を見上げる。自然の造形の驚異を感じずにはいられない。

 ビハインド・ザ・フォールズの観光後、ナイアガラ川沿いのリバーサイド道路を北上して本日の目的地、ナイアガラ ・オン・ザ・レイクを目指す。 ここでは有名なアイスワインを造っているそうだ。アイスワインを作っているところは 、全世界で数箇所しかなく、カナダではここだけであるという。 アイスワインは、葡萄を完熟させるまで待って、その時期が冬季となることからこの名前がつけられたそうであるが、とっても甘くて、それでいて口当たりがいいのが特徴とか。値段も結構する・・・。

 ナイヤガラ・オン・ザ・レイクの街に入る直前にインフォーメーションセンターがあったので、早速近くのワイナリーを 紹介してもらう。 Peller Estate、ここが訪れたワイナリーだ。 ここでは、ワインの試飲もできるし、ワイン貯蔵庫のツアーもできるとのこと。ツアーの方は定時に行われているとのことで、時間の都合が悪くこれはパスすることにした。 建物内は、各種ワイン、それにワイングラス、ワインオープナーなどワイン関連のものが展示、即売されている。  また、二階には食堂や講習会場があった。 アイスワインを試飲させてもらい、お土産にアイスワインを購入する。

 ペラー・エステイトを後にして、この街の中心部へ向かう。ナイアガラ・オン・ザ・レイクの町はこじんまりとしているが、とても綺麗な町であった。 ビクトリア時代の風情を残す町並みで観光用の馬車も運行されていた。 ここに着いたときから、青空が広がり太陽が顔を出し始める。久し振りの青空だ。 町の中を暫く散策したのち、カナダ最後の夜を過ごすトロントへ向け町を後にする。 今日は、トロントでレンタカーを返すことになっている。

 昨日来た道を引き返しトロントに向かう。 トロント国際空港近くのエイビスをやっと見つけて車を返す。 従業員にホテルまで車を出してもらおうとしたが、「自分一人なので送れない。その代わり、タクシーを呼んでやろう」というのでお願いをした。程なくするとタクシーがやってきた。 ドライバーは頭にターバンを巻いたインド人だった。 車はお世辞にも綺麗とはとはいえない代物であった。 ドライバーよく話しかけてくるが、インド人特有の訛りが強いので聞き取りに苦労する。 我々は日本人だというと「日本はどこにあるのか、ヨーロッパかアジアか?」と言われたときには愕然としてしまった。 やはり日本はまだまだ知られていないのだと・・・。 暫く空港へのハイウェーを走行したのち、本日宿泊予定の空港近くのホテルに到着。 チェックインし、今夜は帰国のための荷造りに当てることにする。


ビハインド・ザ・フォールズ入り口 滝裏へのトンネル
滝裏の様子 滝つぼにて
滝つぼの展望台 滝つぼより見た景況
ホテル街とテーブル・ロックを結ぶケーブルカー 朝のカナディアンフォールとホテル街
ナイアガラ・パーク・ウェイの様子
沿道のハロウィーンの飾りつけ Peller Estateの入り口
入り口の看板 Peller Estate の正面
ワイナリー内部の様子 内部の様子
内部の様子(コルク抜き) 内部の様子
ナイアガラ・オン・ザ・レイクの町の様子
(Prince of Wales Hotel)
ホテル前の花壇
ホテル前の花壇 町並みの様子
町並みの様子 町並みの様子
公園の紅葉 人から餌をもらっているリス