MZ-80Bをゲームマシン化 

MZ-80Bのプログラムを全てSDメモリーカードに書き込んでしまい、パワーオンでSDカードから
ゲームなどを瞬時にロードして自動的にスタートさせるボードです。

パワーオンでゲームのリストが表示されるので、好きなゲームを選択するだけです。
カセットテープからロードする必要がなくなります。
SDメモリーカードの容量は1〜2GBと大き過ぎるくらいなので、MZ-80Bのプログラムでは到底使いきれないほど入ります。


ブートROMの差し替え
まず、本ボードのコントロールプログラムをEP-ROMの2716に焼いて、MZ80BのBOOT-ROMと差し替えて下さい。
2716の代わりに2732で代用することもできます。その場合は21番ピン(A11)の足を上に折り曲げてICソケットに刺さらないようにして、そのピンはGNDに接続します。
また、2732であれば元々のBOOT-ROMの内容と、本プログラムの両方を書き込む事が可能で、その場合は最上位の21番ピン(A11)で切りかえるようにします。

2764,27256,27512等で代用する事も可能ですが、上位アドレスバスのピンの処理が必要です。

ブートROMプログラム

SDカードメモリの構造
SDカードのデータ形式ですが、まず
$00000000〜$0001FFFFまでがファイル情報テーブルになっています。
一つのファイル情報に$20バイト使用していて、$1000個のゲーム情報が入る事になります
最初の1バイト目には$01を書き込み($01はファイルが存在するという印で$00でテーブルの終りを示します)
次の2バイト目と3バイト目はスタートアドレス(下位、上位の順)
4バイト目〜$1Fバイト目まではファイル名が入ります。
後はこの繰り返しです。

$00020000からはゲーム本体のデータが入り、一つのファイルに$10000バイト使用、つまりMZ-80Bの64Kバイトメモリの内容丸ごとのイメージを
書き込んでいきます。つまり
一つ目のゲームは$00020000〜$0002FFFF
二つ目のゲームは$00030000〜$0003FFFF
三つ目のゲームは$00040000〜$0004FFFF
四つ目のゲームは$00050000〜$0005FFFF
という具合に書き込んでください。

サンプルデータ(自作ゲーム等が入っています)(バイナリーデータです。$00000000から書き込んでください)

現時点では、MZ-80BからSDカードにプログラムを書き込む機能はなく、SDカードへの書き込みはパソコンなどで行う必要があります。
ソフトさえ作れば可能なのですが作るのがめんどくさくなって現状ではロード機能のみです。
もし、一件でもご要望があれば、書き込みにも対応したいと思いますので掲示板やメールでお知らせ下さい。
全く一人も需要がないと作る意味がなくモチベーションが出ないです。

 回路図


 MZ-80Bと接続したところ  MZ-80Bと接続したところ  ブートROMの差し替え
 パワーオンするとリストが表示される  パワーオンでリストが表示されるので、好きなゲームを選択する。  瞬時にゲームが起動する。

  リセットボタンでリストが表示され様様なゲームを起動できる


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