山中湖は、富士五湖の中では一番東にある湖。形が
三日月や寝た牛の姿に似ているため、“三日月湖”
“臥牛湖”の別名もある。面積は、6.5q2と五湖では
最も広く、周囲12.9km、水深16m、湖面の標高は
982mと中禅寺湖、榛名湖に次いで日本で三番目の
高さ、山中湖の名の通り、北は太平山、東は高指山、
三国峠、南は篭坂峠と、三方をなだらかなスロープに
囲まれ、西南に富士山がそびえ立つ。富士山はその稜線に、東は宝永、右は小富士といった二つの寄生火山を持ち、がっしりした男性的なスタイルを誇っている。山中集落を越えた南のカラマツ林は野鳥の天国であり湖畔の間には300を超える別荘や寮などが、色とりどりの屋根を覗かせている。湖畔の宿だいはつは、その風光明媚な湖畔の平野に、白塗の壁も鮮やかに、静かなたたずまいを見せている。 |