公立中高一貫校対策講座
いまや全国的に人気の公立中高一貫校。
その適性検査は一般的な私立国立中学の入試問題とはまったく傾向が違います。
とりわけ表現力を要求される問題が多く出題され、また自分の考えを述べるための社会的な視野も必要です。
この講座では、柔軟な思考力と説得力ある文章力を養成するための訓練を行います。
中学受験では長い伝統を持つ四谷大塚の公立中高一貫対策教材を使用するコースもあります。
応用コース:四谷大塚の添削+実力判定テスト
中学受験に向けてこれまで学習を進めてきた受験生のためのコースです。
算数、国語、理科、社会に関する基礎的な知識があることを前提として学習を進めていきます。
四谷大塚の「公立中高一貫校対策教材」を使用します。四谷大塚の添削が受けられます。
なお、応用コースの指導は、マイコース(平日個別学習)で受けることもできます。
- 実施要綱
- 毎週日曜日 午後1時〜4時
- 1講座の学習時間:: 3時間×5回=15時間
- 費用:1講座:20000円
- 教材費:応用コース10710円※添削指導料を含みます。
基礎コース:作文の基礎から基礎知識の習得まで
これから中学受験の準備を始める人のためのコースです。
人に伝わる文章の書き方の基礎の基礎から訓練します。
ひとりひとりの能力に応じて学習プランを立てるので基礎知識のない5年生や6年生でも受講することができます。
「中学受験は敷居が高い」と感じられるお子様や保護者の方にとって、最初の一歩を踏み出すきっかけになると思います。
- 実施要綱
- 毎週日曜日 午後1時〜4時
- 1講座の学習時間:: 3時間×5回=15時間
- 費用:1講座:20000円
- 教材費:受講費の中に含まれます。
公立中高一貫校対策講座「応用コース」の学習内容
応用コースは、6年生9月から入試までの学習をサポートします。
6年生8月までに予習シリーズなどの中学受験用教材で学習を行い、中学受験の一般的な知識があることを前提に指導します。
学習を開始するに当たり個別の面談を行い、上記の条件を満たしているか判断します。
まず、与えられたテーマについての自分の考えや意見をしっかりとまとめます。そして、それを相手に正確に伝えるための表現力を身につけます。
学習テーマは「原稿用紙の使い方」「意見作文を書く」「テーマ作文」などです。
与えられた図・表・文章の中から、問題を解決するための手がかりを探し整理します。
一見複雑な条件を整理し問題を解決するための、柔軟な思考と忍耐力を養います。
学習テーマは「条件整理」「図形」「数」「変化」「規則性」などです。
身の回りの現象の中に自然の法則を見つけます。一見不思議な現象もそのメカニズムがわかれば、次にはそれを予測することができます。
学習テーマは「空と大地の変化・地球と宇宙」「生物のつくりとはたらき・自然と生物」「燃焼・力・電気」「気体と水溶液」などです。
身近な問題をグローバルな視点で考える力を養います。単なる知識を超えたその人自身の哲学が問われます。
学習テーマは「バリアフリー・ユニバーサルデザイン」「食料自給率」「環境」「エネルギー」「国際協力」などです。
各回は「適性検査T・U」「作文」から構成され、入試と同じ形式で答案を作成します。
公立中高一貫校対策講座「基礎コース」の学習内容
各期の学習内容:標準プラン
学習開始にあたり、個別に学習プランを作成します。
標準プランは、5年生12月〜6年生7月に学習を開始する場合の学習内容です。
学習の進捗状況により、応用コースへの変更をお勧めすることがあります。
主語述語が整い、修飾被修飾の関係が明確な人に伝わる文章を書くことを目指します。
算数型の問題は、問題を解くために「割合」の概念が必要ですので、この分野の学習がまだ終わっていない場合、割合の基礎である分数や小数の学習を先行させます。
理科社会型の問題も算数同様必要な知識の習得を先行させます。
第1期同様、定着度の低い分野や未学習の分野はそれらの学習を先行させます。
作文では、単に文章を書くのに慣れるというだけでなく、自分の考えを主張できることを目指します。
そのためには社会的な関心を持って新聞やテレビのニュースなどを視聴し、その背景を理解するための知識を習得します。
これまでの学習をもとに総合的な知識の確認と記述力の仕上げを行います。
社会科学的・自然科学的な理解の上に説得力のある文章の作成を目指します。
これまでの学習の成果を適性検査模試で確かめます。
文系問題の対策1。第1期から第3期までに学んだ適性検査の傾向に対応できるよう、国語と社会を中心により深く学習します。
国語では原稿用紙の使い方から、表記のきまり、表現と読解の基礎を学び、的確でわかりやすい文章を書くことを目指します。正しいことばの知識を身につけることが、説得力のある文章を書くための第一歩です。
社会では日本地理に関する知識を整理します。正しい判断は、正確な知識に基づいて初めて可能になります。まずは、身近な社会のありようをしっかり見つめましょう。
文系問題の対策2。第4期で学んだ国語と社会の知識をより発展させ、社会への関心を高め、その問題を理解し、自分の意見を発表できることを目指します。
社会では、日本や世界が直面している問題を知り、将来自らがその解決に責任を負うという姿勢で、問題の原因とその解決方法を考えていきます。
国語では、説得力のある文章を書くことはもちろんのこと、新たな提案をし、みんなの意見をまとめるという企画・立案・調整能力を身につけます。
理系問題の対策1。第1期から第3期までに学んだ適性検査の傾向に対応できるよう、算数と理科を中心により深く学習します。
算数では規則性・順列・組み合わせ・推理などの問題を解く中で、地道な試行の積み重ねにより論理的思考を鍛えます。
理科では、身近な自然をよく見つめてその規則性を理解するとともに、身の回りに起こる自然現象に着目してそのしくみを理解します。
理系問題の対策2。第6期で学んだ論理的思考と自然のしくみの理解をより深めます。
算数では、一見複雑そうな問題を、いろいろな場合分けと条件整理により単純化した形で解いていくための根気とねばりを養成します。また、図形やグラフの問題では、視点を柔軟に変えることが解法の糸口につながるということを実感できるでしょう。
理科では、身の回りの物理的・化学的現象の仕組みについて学習します。
模擬試験への参加。 これまでの学習をもとに総合力の完成を目指します。公立中高一貫校で出題された過去の問題を解きながら、制限時間内に的確に問題を処理する能力を身に付けます。
何をどう書くか。作文用紙の使い方などの技術面の訓練とともに、「自分の考え」とは何か、という根本的な問いに対する答えを探します。
日曜教室「公立中高一貫校対策講座」の「期」は実施期間を固定したものではなく、学習時間をもとに学習進度を表すものですので、それぞれの都合にあわせて実施日を選ぶことができます。