あまみ 島ゆき しまみ行き ( 奄美大島 加計呂麻島 紀行

 

1.あまみけいかく

しばらく家にのさばっているとどうしようもなく何処かへ行きたくなる。

もう半年以上旅をしていないから余計にこの思いは強いわけだ。

一年半ほど前に軽のスポーツタイプの車を中古で買ったので、

旅といえばこれを駆ってどこかへ行くのが普通になった。

おまけに最近は休日に限ってだけれど高速料金が安い(どんな遠くでもひと乗り¥1000.−だと)。

今度の大不況の景気挽回策だそうだけど、ま、余り感心しない愚政策だとは思ってもこと自分の身に関係してくると利用しない手は無いと思ってしまう。これは平凡人の幣というか二重人格、公然ダブルスタンダード。偉い公人などに比べて便利な点だ。

さて、何処へ行くか?

以前から奄美大島へ行きたいと思っていた。

特に理由はないのだけど、南の島に思い入れがあるのは事実だ。

南国というのは自然がいい。活発だ、と思い込んでいる。

夏が好きなのと軌を等しくしている。

そして島だ。

日本は列島なのだ。基本的に島なのだけれど、私など日常島に住んでいるという意識がない。

だから島らしい島に行ってそれを実感するのがいいと思うのだ。

それに、南の島は日本人のルーツのひとつだという思いがある。

南の島伝いにやってきた原日本人。それを確かめたい。

沖縄でもいいのだけれど、沖縄は敷居が高く行きにくい。

先の戦争の傷跡がなお残っていて辛いということがある。

私の感覚ではメジャーの沖縄よりもちょっとマニアックな奄美がいい。

あまみおおしま という語感がすごくいい。

ネットを見ると7月からは海を目当てに客が増えるらしくて旅費が高い。

6月は梅雨で雨に遭う確率が高い。

奄美は四季を通じて雨が多い島なのだ。

しかし6月も末になると前線が北へあがって晴天になる(梅雨が明ける)可能性がある。

これに賭けて出発は6/29、とした。

JAL ダイナミックパッケージ 鹿児島〜奄美空港 往復 とホテルのパック¥40000、−なり。

 

あまみ島ゆき-2 へ続く