2 あまみへ 

午前9時に自宅を出発。九州高速道に乗り、ひたすら鹿児島空港を目指す。

コペンでの高速道を使った長距離旅行は4度目だ。最遠は富士ドライブウエーへの旅。

往路は泉大津までフェリーを使ったが復路はまるまる陸路だった。

今度はそれに比べれば軽い。(片道)300Kmちょっとだ。

カーナビでは4時間弱になっている。鹿児島空港 PM4:30発の便 に間に合えばいいのだから充分余裕がある。

ま、イージードライブでいこう。雨が心配だけれど、大降りはしないだろう。

悪路でのコペンは最悪だけれど、高速道のコペンはまったく快適。安定している。

140Km近くでも地面に貼りつくような感じで心地よい。

ただその近辺になるとエンジンブレーキがかかって後続に迷惑がかかるので気をつけねばならない。

途中広川で休息、宮原で昼食、かきあげとえび天のトッピングを奢ったうどんを食してまた走る。

横川で降りて高速と並走しながら鹿児島空港着。なかなか賑わいのある大きな空港だ。

コペンを空港のパーキングへ置いてしばしの別れ。空港ロビーで搭乗券引き替えを済ます。

先発の東京行きが2本、続けて離陸する。思ったよりも活気がある。

地方空港としては多分例外的に利用客が多いのは、その立地とやはり奄美沖縄方面とのアクセスのためだろう。

新幹線が全通しても影響はないのではないか。

搭乗手続きで何度も引っかかる。車のキー、そして愛用の安全靴。さすがに担当者(グランドスタッフ)は金具入りのそれをすぐ見破った。

マグダネル・ダグラス 双発 MD-90 で雨の鹿児島空港を離陸。厚い雨雲を突き抜けて青空の中を奄美大島へ、50分の旅。  

かなり問題にされた海岸埋め立ての奄美空港に無事降り立つ。既に真夏の景色だ。

名瀬への定期バスを見つけて飛び乗る。降りた員数の割りに乗る客が少ない。多くは団体としてチャーターされたバスに乗るのだろう。

急いで損をした。

名瀬まで¥1100.-。結構たけー、と思ったけれど、途中北部奄美のさまざまな景色を眺めながらの一時間余(結構かかる)、退屈をしなかった。

離島(というと奄美大島には失礼か)にしては思ったよりも車が多い。現代社会は車抜きには成立しないということだろう。

ま、金額相応、タクシーなんかよりもよっぽど良かった。バスの終点がたまたま今夜の宿泊場所ウエストコートアマミ、ラッキー。

大浴場がないのが玉に瑕だけど、部屋の風呂は大きく快適だった。

疲れてもいたので夕食はホテルのレストランで白身の魚メインのおすすめ定食。

ところで今回は初めての試みでノートPCを持参した。ホテルではインターネットのサービスがある。

これはもう大方のホテルで常識のようになっているのだけれど、利用しない手は無い。

明日のためにこのツールで作戦を練り、早めに就寝。

 

あまみ島ゆき-3 へ続く