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セブンスデー・アドベンチスト教団宣教理念

福音による全人的回復をめざして  (To Make People Whole)

セブンスデー・アドベンチスト教団の使命は、旧新約聖書に提示されている福音を広く世界に伝えることである。すなわち、人々に、イエス・キリストによる罪からの救いを告げ知らせ、それに基づく全人的な回復をもたらすことを目指し、世界の究極的な完成であるキリストの再臨を待ち望みつつ、より良い社会の形成に努力する。
われわれは、以上の使命を、宗教改革以来の伝統に従い、宣教と教育と社会奉仕の三つの領域において以下のように遂行する。

◆宣教 (Ministry of Proclaiming the Word)
セブンスデー・アドベンチスト教団は、全国各地に散在する信徒を中心に教会を組織する。教会は、聖書の教えに従い、週の第七日を安息日として遵守し、神の言葉の宣教と聖礼典の執行によって人々にキリストの救いを伝えるとともに、信徒の交わりをとおして、心に平和と癒しをもたらし、豊かな人間性の回復をはかる。また、教会は、多様な活動を展開し、健全な家庭の確立と地域社会の福祉および豊かな地域共同体形成のために積極的に奉仕する。
以上の奉仕によって、福音が人間の真の回復をもたらすことを証しする。

◆教育 (Ministry of Teaching)
セブンスデー・アドベンチスト教団は、福音を基とした教育活動を行うため、教育機関を設置する。各教育機関は、「霊と心とからだ」(テサロニケ第1・5ノ 23)の3要素を含むトータルな人間形成による「神のかたち」(創世記1ノ27)の回復を推進し、信徒の子弟の教育、牧師および教団奉仕者の養成、さらには広く一般社会においてより良い社会形成のために貢献する人材の養成に邁進する。また、教育は生涯にわたる過程でもあるゆえに、教育機関のみならず各教会および各機関において、積極的に生涯教育プログラムを展開する。
以上の奉仕において、教育が究極的に「救済の働き」であることを証しする。

◆社会奉仕 (Ministry of Caring)
セブンスデー・アドベンチスト教団は、医療、福祉、健康改革をはじめとする幅広い活動を行うために、必要な機関を設置する。各機関は、それぞれの専門の働きをとおして、人間の尊厳の回復と維持および心とからだのトータルな健康の推進をめざし、「隣人を自分のように愛しなさい」(マタイ22ノ39)とのキリストの言葉を具体的に実践することに努める。
以上の奉仕をとおして、福音が人々を身体的・精神的・社会的・霊的に豊かにすることを証しする。

 

 

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