道具編 2 

 

模型作りでは重要な塗装に関する道具の数々です。

 

・筆について

塗装の基本道具は筆です。

ひとくちに筆といっても太さや形状、材質により種類がありますが、大きくは平筆と面相筆があります。太さ違いのをそれぞれ何本か用意すると良いでしょう。

 

 平筆は大きな面を塗る時に、面相筆は細部用に使います。最初のうちは5本セットくらいで安く売ってるヤツでも構わないのでしょうが、使うほどに値段の高い方が良くなります。それは、値段の差により使い勝手と耐久性にかなりの違いを感じるからです。特に面相筆は高級品を選ぶ方が良いでしょう。

・・・Advice・・・

塗装の種類によって、筆に目印を付けておくと便利。写真では、赤がラッカー系塗料、青が水性塗料用にしています。

ごく普通の太い筆で使わなくなったものは、キットのホコリ落とし用に便利だ。

・あると便利。これは変り種線引き用のライン筆、極細の毛先が長い。

 
・エアブラシ

模型をある程度作りこむようになると、本格的な塗装をするには、エアブラシは必須アイテムです。

模型作りの道具の中では一番金額が高いものですが、特に飛行機や車などは筆塗りではどうしても出来ない塗装があり、さらにエアブラシを使うことによって出来映えの差は歴然としたものになります。

 

エアブラシは種類が多い、吹きつけ空気量と塗料の量の調整は写真のようなボタンタイプや別個に付いているもの、引き金タイプ7のものなどがある。

値段はおおむね1万〜2万円程度。もし、どれが良いか迷ったらタミヤなどの模型メーカー製のものを選ぶと無難です。

・注意、一般メーカーのエアブラシはラッカー系塗料が使えるものを選ぶ事。水彩絵の具対応の製品だと水性塗料しか使えない。店の人に訊いてよく確かめましょう。

・・・Advice・・・ 

エアブラシは慣れるまでが難しい。エアブラシを手にしたら、最初は水彩絵の具を使って字や同じ太さの線が描けるように練習しましょう。それから模型に挑むと良いでしょう。

 エアはカートリッジ式のものもありますが、先を見越すのならコンプレッサーが良い。金額も一番高く3万円から5万円位する。コンプレッサーも色々あるけれど、吹き付けの相手は模型なので圧力の強いものよりもタンク付きのをお勧めします。その方が常時音が鳴っていないので静かです。

 

エアブラシの固定スタンドや、吹き付け空気内の水分や埃を除去するエアフィルターはあると便利。

むしろ、長い間作っていると、これらも吹き付け塗装には欠かせないものになってきます。

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