歴代スカイライン撮影会(その1)

本レポートは、2001年4月16日発売の「J's Tipo 5月号 創刊100号記念」と照らし合わせてお読みになることをお薦めします。


2001年3月某日、この日あっくんは、朝早くから東名高速を西に走っていた。目的地は箱根。15年以上前に1回だけ行った記憶がうっすらあるが、ほとんど未知の土地。助手席に地図を開いてのドライブだ。事の始まりは(話せば長くなるが)、I Love Skyline Japanとまやんさんからの連絡だった。

「実はJ's Tipoさんから取材の依頼があってジャパンを出したいんだけど、この日誰も都合がつかないんだ。KAZさんもダメかな?」

「えええぇ〜っ、いいっすよ」(←軽っ!)

このような綿密な作戦会議の末、ジャパン軍団代表として、取材地箱根へあっくんが送り込まれたわけだ(^^)。厚木インターから小田原厚木道路に入り、ひたすら西へ。初春の富士山が大きく見えてくる。

絶景!

国道一号に合流すると、やや渋滞。この辺は初めて通る道のはずだが、なんか前に通った気がする........!!

デジャブー現象!?

この辺はラベンダーの産地かあ〜?........そうか、毎年正月テレビで見てるんだ。箱根駅伝をご覧の方にはおなじみの道ですね。この辺から新宿まで小田急で通勤する方もいらっしゃるんだろうなあ。ちょっとした旅やね。

国道一号をひたすらくねくねと上ってゆく。ようやく芦ノ湖が見えた。なかなかきれいな湖。遊覧船もある。そういえば大都会PARTIIで、芦ノ湖の遊覧船乗り場がエンディングだった回がありましたよね。確か犯人の男(←既にデカ長が逮捕済み)をひたすら共犯の女が遊覧船乗り場で待ってて、男の代わりにデカ長がやってきて、

「奴はいつまで待っても来やしないよ」

とか言って、タバコ吹かしながら女を連行して「都会裏窓袋小路」が流れる話あったでしょ、ねっ、ねっ?

....また脱線しちまった。オレは老後アルツハイマーになるな。
芦ノ湖スカイラインに入り、ワインディング道路を上る。既に標高1.000mはありそうだ。目的地は、芦ノ湖スカイライン沿いにあるレストラン「レイクビュー」、すぐにわかった。駐車場に、既にケンメリGT-R、DR30が駐車していたから。言い忘れたが、今日は2代目から10代目までのスカイラインが一同に会する。

「どうも、おはようございます」

ケンメリGT-R、DR30のオーナーにご挨拶。ケンメリGT-RのオーナーF氏、DR30のオーナーO氏としばし談笑。お二人ともサーキット走行を楽しまれるらしい。レカロシートと4点式シートベルトを見れば一目瞭然。さらにO氏のDR30には、太いロールバーが装着されている。ところで、あっくんが現役バリバリのケンメリGT-Rをこんな間近で見るのは初めて。

「写真撮らせて頂いてもいいですか?」
「ええ、かまいませんよ」

わざわざボンネットまで開けて頂いて、撮らせてもらった。


 

S20エンジンが低くマウントされる。ロットナンバーはKPGC110-000154。この車、ノスヒロで見たことあるぞ!

 

レカロシートにWILLANSのシートベルト。助手席には「団長」が乗るのだろうか?

おおっと、ブルメタのR34GT-Rが到着、J's Tipoの方が運転してこられた。どうやらこのR34は撮影専用車両らしい。J's Tipoの方があっくんに話しかけてこられた。

ブルメタのR34GT-R VspecII。これほど好き嫌いの分かれる車も珍しい。当日は、バイクの撮影も行われていた。バイクの方は、何の雑誌だろう?

「どうも、本日は撮影にご協力頂きまして、ありがとうございます」
「あ、いえいえ、こちらこそお招き頂きまして、どうもです」

J's TipoのH氏と、簡単に打ち合わせる。通常のスナップ写真以外に走行写真、エンジンルーム、内装まで撮影するとのこと。あわててスカちんの床部分に掃除機をかける(^^;

スカちんのシートには、GT-EX用の純正シートカバーを被せている。カバーを外すと、運転席シートは擦り切れだらけ(笑)。のみならず、シートカバーも年代物なので破れが目立つ。毎年充て布で補修しているのだが、いたちごっこ状態。今年も北海道旅行前に補修しよう。

ヴォヴォッヴオオォーーン!

S54B、そして箱スカGT-Rもご到着。さすがS20、文章じゃ表現できないけど、いい音させるなあ....ん、あのGT-Rのオーナー、どっかで見たことあるぞ....

またまたデジャブー現象!?(←おい!)

箱スカで有名なモーターワークスのU氏だ。箱スカにしては珍しく、カンパホイールを装着している。しかもジャパン用のカンパじゃん!箱スカホイールの定番はワタナベなのでとても新鮮!アルミと違ってマグホイールは、とても軽いそうだ。耐用年数は低いけどね。

ポルシェ904と激闘を繰り広げたS54B。G7エンジン、いい音だったなあ。

 

ご存知U氏の箱スカGT-R。ほんとに「精悍」という言葉がぴったりのフォルムですね。人気があるのも当然。ホイールに注目!

続々と集結する歴代スカイライン、まだ全部揃ってないようだが、到着したスカイラインから撮影が始まる。撮影スポットにケンメリGT-Rが移動する。道路を挟んだ対面の駐車場からズームで撮影している。写真愛好家の方ならお分かりでしょう、近くで撮影するよりも、遠方からズームで狙った方がグンと迫力が増すことを。今現在、毎週月曜日のスポーツ紙を賑わせている馬のゴール写真、あれも1コーナー近くからズームで撮影されたものがほとんどです。これはJ's Tipoさんの紙面が楽しみだ。

撮影スポットに移動するケンメリGT-R。順番を待つ3代目、5代目、7代目。

 

ケンメリと交代に、撮影スポットに移動するスカちん。デザインの違いがよくわかる2ショット。

いよいよスカちんの出番、Tipoの方がスカちんに乗り込み、撮影スポットまで移動する。自分の車が動いてるのを見るのはすごく新鮮やね。
車体の撮影が終わると今度はフロントグリル/テールライト等アップの撮影、対面の駐車場に移動する。三脚を使って上部からの撮影、2〜3人掛かりで(おそらく光量や乱反射を調整するために)ビニールシート/反射板をかざしている。ずいぶん気合の入った撮影だ。後でわかったことだが、何とJ's Tipo創刊100号記念巻頭ページのための撮影だそうだ。そこにスカちんが掲載される!

光栄の行ったり来たりでございます!

この分じゃ、創刊210号/211号はジャパン特集かな?(爆)

今度は内装/エンジンルームの撮影。またまた場所を移動しボンネットオープン、数人掛かりで撮影が始まる。はじめに車体を撮影した場所、アップを撮影する場所、そして内装/エンジンルーム撮影場所、3つの場所を順番に一台ずつ歴代スカイラインが流れていく。

健康診断みてえ〜(爆)

くだらないこと言ってないで、せっかく芦ノ湖まで来たんだから、観光でもしようかねえ。レストラン「レイクビュー」近辺を散策する。芦ノ湖を一望できる展望台、湖の対岸が箱根山。摩周湖とは比較にならないが、いい景色だ。レストランの庭先には、ヤギがのんびり寝そべっている。「八木橋くん」と勝手に命名してしまった(笑)。今日から君は八木橋君だ!こら、八木橋君、あっくんの指をなめるんじゃない!

左が芦ノ湖。中央の青い屋根がレストラン「レイクビュー」。手前に白いヤギが見えますね。右に見える駐車場で撮影は行われた。

さらに丘を上るとでっかい富士山が!いやいや絶景!来てえがったぁ〜.........むっ!? 出たなショッカー!十勝平野以来しばらく見ないと思ったが、性懲りも無く現れたか。J's Tipoさんの撮影のジャマはさせん!

行くぞっ!!

仮面ライダー本郷猛は改造人間である。
彼を改造したショッカーは、世界征服を企む悪の秘密結社である。
仮面ライダーは人間の自由のために、ショッカーと闘うのだ!