駐車場


あなたがこれまでの人生で、一番苦労したことは何ですか?

受験?就職?仕事?....あ、「人間関係」ってのは無しね。人間関係を抜きにして、苦労は語れないから。例えば受験の場合、他人より相対的に記憶力が優ってるかどうかを競うし、就職は人事の人に自分を認めてもらえるようにアピールするでしょ?つまり、どんな悩みでも、根底にあるのは人間関係なんですねえ。

女性の場合は、恋愛、結婚、あるいは出産なんてのが一番の苦労かもしれませんね。前置きが長くなりましたが、あっくんがこれまでの人生で一番苦労したのは、

駐車場です!

スカちんに乗って15年くらい経ちますが、これまで8回駐車場を変えている。実は先週も駐車場を探して、やっと見つけたばかり。ほんと苦労しました。ここでは「スカちん駐車場変換史」をご紹介したいと思います(←早い話が愚痴やんけ!)。
 

初代(^^):

時は1980年代後半、スカちんがあっくんの元にやってきた(この時の詳細は出会いをご覧下さい)。早速駐車場を探すが、1つの空きもない。当時はバブルに向かって一直線の時代。駐車場代だけで、月何万もするような時代だったが、車は一家に一台から、一人一台の時代に移行していた頃。仕方なく路上に駐車していたが、お巡りさんにも目をつけられていた。が、ほんとに空きが全く無くて、動きがとれない!そこで当時住んでいたアパートの大家さんに相談すると、(アパートの)向かいの家のスペースに置かせて頂けるよう、話をつけて下さった。

ありがたい!

徒歩30秒で駐車場に行ける。早速お土産を持って、向かいの方へご挨拶。

「ごめんくださーい!」
「何?」

出てきたのが、見るからに気持ちの悪いヒゲぼうぼうの覇気の無いお兄さん(爆)。食事中だったらしく、くちゃくちゃ口を動かしながら玄関に出てきた。いや、せっかくスカちんを置かせて下さるのだから、ここは精一杯の作り笑顔(^^;

「今度車を置かせて頂くことになったKAZと申します。ほんとにどうもありがとうございます」
「はあ?」
「これ、つまらないものですが」

見るからに気持ちの悪いヒゲぼうぼうの覇気の無いお兄さんに、お土産を渡す。

「はあ」
「本当に助かります。これからどうぞよろしくお願い致します」
「はあ」

なんか感じ悪いな

それから数時間後、あっくんのアパートを一人のおばちゃんが訪ねてきた。

「先ほど駐車を許可した者なのですが...」

...そうか、あっくんのアパートの大家さんは、このおばちゃんと折衝してたのか。

「ああどうも、この度は真にありがとうございます」
「それなんですが、うちの息子が(駐車を)嫌がりまして」

!!さっきの見るからに気持ちの悪いヒゲぼうぼうの覇気の無いお兄さんは、息子さんだったのか。

「申し訳ないですが、早急に出て行ってもらえますか?」

...どうやら、見るからに気持ちの悪いヒゲぼうぼうの覇気の無いお兄さんと、今までケンカしてたみたいだな。

「わかりました。これから駐車場を探しますので一週間だけ置かせて頂けませんか?」
「息子には逆らえませんので、早く出て行ってください」

こうして、見るからに気持ちの悪いヒゲぼうぼうの覇気の無いお兄さんのご意向で、わずか3日でスカちんは追い出されました。
 

二代目:

すかさず駐車場を探しまくって、やっと1つ見つけた。それが何とあーた、

隣町!(爆)

電車で一駅行ったN町。当時まだムモちゃんはいなかったので、駐車場まで電車を使うという漫画のような生活だった(笑)。N町に買い物に行くとき、

(1)電車でN町へ
(2)スカちんで買い物して自宅へ
(3)スカちんをN町の駐車場に置く
(4)N町から電車で帰宅

こんな笑っちまうような毎日が一年近く続いた。そうそう、車を遠くに置いとくと、不思議と調子が悪くなるね。フューエルポンプが死んだのもこの時期。錆の進行も早かった。当時スカちんは、新車を買わせたくて仕方のないディーラーに車検を任せていた。そのディーラーでハイテンションコードの順番「1、5、3、6、2、4」を「1、5、3、6、4、2」に間違えられたのもこの頃だった。
 

三代目:

ある日突然、アパートの大家さんから朗報が舞いこんできた。

「近所のお宅が車を置いてもいいって言ってますよ」
「ほんとですか!?」

あっくんの日常を見かねて、大家さんが探してくださったらしい。今度の駐車場はアパートから徒歩一分、一戸建ての車庫。しかも屋根付き!そこは老夫婦が暮らしている家だった。お年よりの二人暮しなので、車を置いとくと若い人が住んでいると思われるため、心強いとのこと。

任せてくだせえ!

あっくんは土日しか車を動かさないし、スカちんのような族車(爆)にはうってつけの使命!しかも駐車場代は、何と何と月5.000円!

すぷりんぐはずかむ!(^o^)/

早速N町からスカちんを移動、車庫に入れる。よっしゃよっしゃ、そのままニラミを効かせてろやスカちん。が、幸せな毎日はそう長くは続かなかった。
 

四代目:

屋根つきの車庫生活が1年ちょっと続いたある日、不幸の知らせは突然やってきた。

「実は息子が帰ってきてくれまして、今度二世帯住宅に立て替えることになったんですよ」
「ええ〜っ!? そっ、それはおめでとうございます」
「今までこの車のおかげで、ほんと心強かったですよ」
「はあ、それはよかったです」(^^;

顔で笑って心で泣くあっくん(>_<)。スカちん、もうニラミを効かせる必要はないぞ。出て行ってくれってよ。早速駐車場探し。時は1990年代前半。やっとこさバブルも弾けてくれて、近所の駐車場にも空きが少し出てきていた。

今度の駐車場はアパートから徒歩5分、住宅地にぽつんとある空き地。なんかここ、すぐに家が建ちそうだなあ。まあ、しばらくはここに停めとくか。
 

五代目:

ある日、突然電話がかかってきた(←ふつー電話は突然かかってくるぞ)。

「もしもし、KAZさん?」
「はい」
「私、○○と言いますけど、駐車場あなたの順番が回ってきましたよ」
「えっ?」
「あなた、うちの駐車場の順番待ちに登録してたでしょ?」

...思い出した!

4〜5年前、初めて駐車場を探した時、○○さんの駐車場に登録してたんだ。かああっ、駐車場の順番待ちってこんなに時間かかるんか。

「それで、駐車料金はおいくらでしょう?」
「月10.000円ですよ」

ラッキー!今の駐車場代と変わらない。場所的にもほとんど同じ。しかも○○さんの駐車場はアスファルト!

「お願いします!スカち...いや、車を置かせて下さい」

ここの駐車場が、今までで一番長かったかな。4年ちょっと置いてたはず。
 

六代目:

ある日、またまた突然電話がかかってきた。

「もしもし、KAZさん?駐車場の○○ですけど」
「ああ、こんにちは」
「今月は契約更新なんですけど、2.000円アップします」
「ええっ、前も上がったじゃないですか?」

初めて○○駐車場に入れたときが10.000円。それから更新の度に2.000円ずつアップして、14.000円になっていた。それが今度16.000円になる!どうやらこの時、あっくんが住んでる街の大地主連中が結託して、駐車料金の価格協定が結ばれたようだ。近くには大きな公団住宅があるから、駐車場がガラガラになることはない。そこで地主連合が、

駐車場料金は一律16.000円

と闇の掟を結んだらしい。事実、隣町にいくと10.000〜12.000円に下がる。くっそ〜ぉ、人の弱みにつけ込むハイエナどもめ、

地獄へ堕ちろ!(←by雪藤洋二)

救いの手を差し伸べてくれたのは、またまたアパートの大家さん。近所に10.000円の駐車場を見つけて下さった。今度の駐車場はジャリだが、贅沢は言ってられない。日当たりが悪いので、駐車場には好都合。水はけだけに注意しとけばいい。それにアパートから徒歩3分。かえって都合がいいや。もう駐車場は動きたくないなあ。
 

七代目:

六代目の駐車場には3年くらい停めてたかなあ。その間、あっくんは中古マンションを購入、引っ越していた。引っ越した先は、何と四代目、五代目の駐車場の近く!駐車場まで徒歩5分くらいになったが、16.000円支払うよりいい。駐車場は動かさなかった。ところがある日、一通の不幸の手紙が...

「あの駐車場、新婚の息子夫婦に家を建ててやるから出て行ってください」

また息子か...

事情を知っていた(元)あっくんの大家さんが、またまたまた駐車場を見つけて下さった。ほんと大家さんには感謝です。ところで駐車場跡地に住まわれる新婚の息子夫婦さん、

日当たりの悪い敷地で、どうぞ末永くお幸せに!

今度の駐車場はやや遠い。今までで一番雑草が多い。水はけも悪い。が、駐車場代は月10.000円。ちょうどいいや。この頃、スカちんも旧車の仲間入りをするようになり、あっくんもレストアの知識を身につけつつあったので、スカちんの維持管理にも慣れてきていた。
この駐車場を借りるにあたって、不動産屋にも確認しておいた。

「ここの駐車場、家が建つなんてことないでしょうねえ?」
「ははっ、ご心配なく。地主さんは、あの土地には何の興味もないようですから」
 

八代目:

平和な生活が3年近く続いた。この間にあっくん帝国を開設、ジャパネット高田とは何の関係もないジャパンネットワークも全国に広がりつつあった。が、忘れもしない2001年6月19日、またまた不幸の手紙が...

「息子に家を新築してやるから、出て行ってください」

疲れるなや... しゃーない、早速駐車場探し。日当たりの悪い6代目の駐車場近くに、1つだけ空きがあるとのこと。速攻で契約。敷金やら仲介料やらで思わぬ出費。不動産屋の話では、あっくんの地元の大きな駐車場が、近日中に1つ潰れるらしい。これからますます駐車場事情が悪化するなあ。

整理してみると、あっくんが自ら駐車場を動いたのは3回。それぞれの理由は、

・駐車場まで電車で行くくらい遠かったため
・アスファルトの駐車場が見つかったため
・駐車場代が高かったため

追い出されたのが4回。それぞれの理由は、

・息子が嫌がったため
・息子と同居するため
・息子に家を建ててやるため
・同じく息子に新しい家を建ててやるため

私は子供が嫌いだ!!(大激怒!)

そのうち必ず土地買って、ガレージ(か別荘)建ててやるからな。待ってろやスカちん。
さてさて、8代目駐車場は、何年停めとけるんでしょうねえ?2〜3年置いとけたら万万歳か...(^^;


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