錦眼鏡余話8:No293
沖縄本島への旅:その5 
 
沖縄美ら水族館をあとにして、
世界遺産に指定されている「今帰仁(なきじん)城跡」へ向かった。

 


 
石の門を抜けると、柔らかな黄緑色の葉のトンネルをくぐって歩く。
パンフレットには、黄緑色の葉はカンヒザクラだとあった。
毎年1月〜2月に桜祭りが行われるそうだ。

 
 
石垣が気の遠くなるほど、るいるいと積まれていた。
高台から見える景色をパノラマ写真で撮った。

 
 
今帰仁(なきじん)城跡の入り口に食事をする場所が会ったので、
昼食を食べることにした。
沖縄では「ソバ」と言っても「うどん」だ。
ふたりで、「沖縄ラーメン」を食べた。

 
今度は、沖縄中部の沖縄市を目指した。
もう1度、名護へもどり、
高速で「海中道路」を観光するために南下した。

 
海中道路は残念ながら名ばかりでがっかりした。
こんなこともあるのが観光だ。
浅瀬の海を見ながら、腰をおろして休憩した。
若者たちが海でハングライダーをしていた。
 
少し早いが、2泊目のホテルに向かった。
ここでも、カーナビはとんでもない細道を紹介した。
対向車が来たら、避けようのない小道だ。
こんなところにホテルがあるのかと疑問を感じながら
運転をしていた。
 
細い道の先に、ホテルの名前を記した看板があった。
ようやく見つけたと思い、
前の道を横切ろうとした。
右から乗用車がかなりのスピードで来た。
私は慌てて、急ブレーキをかけた。
ヒヤッとする場面だった。

 
ホテルは丘の上にあった。

 
ホテルの部屋でしばらく休んでから、
フロントで聞いた情報をもとに夕食を食べに出かけた。
ふたりとも疲れていたので、
ホテルのすぐ前にある飲み屋さんのようなところに入った。
お客は私たちが最初のようだ。
 
女将さんらしい人がおしぼりを持ってきた。
Iさんが女将さんらしい人に
「お水をください。」
と言うと、
「ただのお水はありません。」
と。。。そっけない返事が返ってきた。

 
Iさんもムッとしたらしい。
「お水でお金をとるの。。。そんなお店、初めてだよ」
と驚きの声をあげた。
結局、お水は出なかった。

 
後から考えると、
この時点で、この
お店から出て違う店へ行くべきだったと考えた。
 
Iさんが注文した夕食は、塩辛くて食べれたものではなかった。
(私は、Iさんが残したものを味見した)
明らかに意地悪をされたようだ。
私がオーダーしたものも、量が少なく満ち足りなかった。
 
不愉快なので早々に食べ終わると、支払いを済ませた。
値段が高いので内訳を聞くと、
突き出し用として、
小皿に数個あった枝豆が200円だったのには驚いた。