錦眼鏡余話7:No276
ミャンマー紀行:その2 
 
天袋の中にしまってあるキャリーバックを出した。
気がついたときに、必要な持ち物を適当に入れておくためだ。
 

ミャンマーの12月は乾季だ。
(10月〜3月ぐらいまでが乾季で、5月〜9月ぐらいまでが雨期:
雨期といっても、降るときは傘が役に立たないスコールだそうだ。
12月の雨量は、場所によって違うが約6oぐらい。
一応、軽い小さな折り畳み傘を1本用意していくことにした。
また、簡易な雨合羽も用意した。
 

今までの海外旅行では、
いつもキャノンのD70に18〜200oのレンズを付けて持って行った。
1本のレンズで、広角から望遠までと欲張った写真を撮ってきた。
ところが、レンズとカメラの重さで
、肩こりになるほどだった。

そこで、
今回のミャンマー旅行用にキャノンの「Power Shot G5X 」を買った。
使わないときは、液晶画面を反転して、傷がつかないようにできる。
これは、70Dと同じだ。
大きさも手の平サイズで軽く、
ウオーキングに行くときも気軽に持って活用している。
 

いよいよ、前々日になった。
荷物の最終チェックをした。
荷物の点検のため、バックとリュック、ポシェットの中を空にした。
ほとんどのものは用意が出来ている。
歯磨き道具や髭剃りなど、出発当日まで使うものをメモ用紙に記入した。
 

今日は、2時半からフォトサークルの12月の例会がある。
例会を途中で退席して、
クラブのホームページの更新をする予定である。
それが終わったら着替えて、前泊地:立川へ出かける計画だ。
 

翌朝6時04分の成田エクスプレスに乗車する。
立川駅ホームで、友人のIさんと5時55分に落ち合うことにした。
 
私が立川駅の成田エクスプレス乗車ホームに立つと、
ホームの階段から、Iさんが手を振って現れた。
 
成田エクスプレスに乗車した。
成田エクスプレスは、成田空港に7時56分に到着する。
集合時間は、8時30分である。
 
成田空港発11時で、
ミャンマーのヤンゴン空港着は、16時30分である。
飛行時間は、約8時間。
 
時差は、日本より2時間30分遅れである。
ミャンマー時間では、空港着は16時30分である。
 
日本時間からミャンマー時間へと、
腕時計と目覚し時計の時間をかえた。
 
ヤンゴン空港に着いてから携帯の電源を入れた。
ところが、赤字で「不通」と出て使用できない。
2回ほどやったが、結果は同じである。
他に操作をするのだろうかと思ったが、
面倒なので、電源を切って使わないことにした。
 
半月ほど前、
家の近くのドコモショップへ行って、
「ミャンマーへ旅行に行くのだが、
この携帯は使えるかを教えてください」
たずねると、「使えます」との返事をもらったのに。。。
少しばかり腹が立ったが気持ちを切り替えた。
 
ヤンゴン空港の入国手続きが終わり、
ターンテーブルで自分の荷物を取った。
入口近くに、たくさんの人が出迎えていた。
ほとんどの人が、目印になるものを持っていた。
 
その中で、中年の女性と若い女性のふたりが
クラブツーリズムの目印を持って立っていた。
 
いよいよミャンマーの旅の始まりだと感じた。