錦眼鏡余話7:No277
ミャンマー紀行:その1 

トルコのイスタンブール旅行を最後に海外旅行をやめて、
国内旅行に切り替えた。
 
ところが、
新聞に載っているミャンマー旅行の宣伝を読んでいるうちに。。。
もう行かないと決めた海外旅行へ行くことに心変わりした。
しかし、
このミャンマー旅行を、
自分の最後の海外旅行にするつもりだ。
 

昔の国名は「ビルマ連邦」。
70歳以上の人なら、「ビルマの竪琴」で知っていると思う。
いったい何が私を、ミャンマー(連邦共和国)へ引きつけたのか。。。
 

一つ目は、人口の9割以上が仏教徒の国へ行ってみたいこと。
ミャンマーは、上座部仏教の国である。
おっと、仏教の話になったら、なかなか終わらなくなるのでやめる。
 

二つ目は、世界三大仏教遺跡の一つを見たいこと。
「バカン遺跡群」である。
 

三大仏教遺跡の他の二つは、
インドネシアの「ボロブドゥール」とカンボジアの「アンコールワット」である。
「ボロブドゥール」と「アンコールワット」は、すでに見学している。
 

三つ目は、「インレー湖」を訪れてみたいこと。
いろいろな風習を見ることができるからだ。
 

一緒に旅するのは、海外旅行も日本各地の旅行も共にしているIさんだ。
ツアーなので、
一緒にミャンマーへ行く仲間が20人位はいるのだろうと思う。
それは、出発日の成田での集合場所でわかることだ。
 

Iさんと旅行すると、いろいろなことを学ぶ。
また、Iさんは英会話もできるので、とても心強い。
私と同じ年齢だというのに、先生について英会話を学んでいる。
それだけで、Iさんを尊敬してしまう。
 

ミャンマーへの旅は、
いろいろな手続きが多いと感じた。
まず、ビザ(査証)が必要であること。
ビザが必要な国への旅行は久しぶりだ。
 

ビザ取得そのものは、旅行社が代行してくれるが。。。
ビザに用いる写真を用意する必要がある。
写真については、ミャンマー大使館規定なるもので
細かに規定されていた。
背景は完全に白で、陰影すら認めないとあった。
旅行社の注意書きにも、
大使館からビザ申請で返却される写真がでるので、
くれぐれも注意を!とあった。
できれば、写真屋さんで撮ってもらうことがベターだと書いてあった。
 

申請書のサインは、
 
パスポートのサインと同じものになるようにと注意があった。
漢字で書いた文字の「はね」がないために返されたものもあったと。。。
私のサインは、崩した漢字なので、まねるのに苦労した。
 

また、ミャンマーでは、ドル紙幣でないと両替ができないこと。
円を持って行っても、ミャンマー通貨にかえられないそうだ。
旅行社作成の「オリジナル資料」に、
5ドル紙幣や1ドル紙幣を中心に持って行くように指示があった。
 

我が家へ来た信用金庫の行員さんに、
細かいドル紙幣を約1万円分、両替したいと相談をした。
支店では、「パック両替」ならできるが、
細かい両替はできないという。
 

立川の本店へ電話をかけて、問い合わせてくれた。
「10時から3時まで、3階の為替窓口で両替する」
ということを教えてもらった。
さっそく、そのためだけに立川本店まで行った。
無事、細かいドル紙幣を用意することができた。
 

ところで、ミャンマーの通貨は、チャット(KYAT)だ。
現在のレートで、$1は、約1.140チャットだそうだ。(日々変動しているようだ。)
ミネラルウオーターは、約250チャットだと書いてあった。
水道の水は飲めないので、
ミネラルウオーターが必需品だ。
 

面倒なのは、日本と電圧が違うということ。
電圧は220V〜240Vで、周波数は50Hz。

Iさんとミャンマーの旅行のことを話し合っていたら、
プラグのことが出たので、大きな電気屋さんで聞くと、
海外旅行向けのプラグが並んでいる場所へ案内された。
ミャンマーのプラグは、BとCで間に合うそうだ。
さっそく、それを求めた。
 

目覚し時計もあった方がいいと書いてあった。
時差が2時間半である。
電波時計が使えるようにはなっていないと考え、
ごく普通の目覚し時計を買った。
できるだけ、軽く小さなものを選んだ。
さっそく、時計の針を2時間半、遅らせた。
 

携帯はどうやら使えることが分かった。
迷子になったら、Iさんに電話をするようだ。
 

腕時計は「ねじ回し式」のものを買い求めた。
電波時計は、日本時間になってしまうので、
2時間半の時差を表現できない。
 
腕時計も、2時間半、時間を遅らせた。
 

仏教寺院の見学の際、素足で見学するのだそうだ。
靴下も脱ぐようになると。。。靴は持ち歩くようだ。
そのためのビニル袋を用意した。
 

観光場所のトイレには、
備え付けのトイレットペーパーが
ないこともあると書いてあった。
ポケットティシュ
を多めに用意をするようにと書いてあった。
ポケットティシュを8個も持って行けば何とかなるだろう。
また、
トイレットペーパーの芯を抜いて、
潰したものをひとつ持って行くことにした。
 

ひとつの観光地はバスで移動するのだが、
途中から山道に入ると、トラックの荷台に乗るようになると説明されていた。
道路が悪いので、両手でしっかりとつかまる必要があると。。。
雨が降ってきら、カッパでないと落とされるそうだ。
そのためだけで、カッパを用意しろとあった。
カッパはけっこう重いので、持って行きたくない。
 

Iさんに電話で聞くと、乾季なので、簡単なものを持って行くそうだ。
気温が暖かいので。。。人は濡れても乾くだろう。
 

カメラの入ったリュックを、雨から守るように大きな
ビニル袋を用意した。
これで、リュックが軽くなって、機動性が増すと考えた。
 

予定表がきた。
成田空港での集合時間は、12月17日:午前8時30分でした。
明日、拝島へ「成田エクスプレス乗車券」を購入することにした。
Iさんから電話がきて、拝島で待ち合わせをして
一緒に買うことにした。
料金は4.290円だ。
 

私は五日市線という本数の少ないローカル線なので、
前日、立川のホテルへ泊まることにした。
これなら、立川発の6時04分発の成田エクスプレスに乗れそうだ。
 

日本での生活にどっぷりつかっている私。
ミャンマー紀行は
今1度、自分の生活を考え直す良い機会になりそうだ。

 
<ミャンマー紀行:その2>へ続く