錦眼鏡余話7:No267
柿の実:その1

我が家の敷地の南側に柿の木が1本ある。
 
妻が実のなる樹木が欲しいと言うので、
5年ぐらい前、買ってきて植えたものだ。
いつの間にか、
物置の屋根をこえる高さになっている。
(高さ:3mは超えている)
たくさん実がなった年には、
隣家にお裾分けをしたほどだ。
 

去年は、27個ほどでしたが、
今年は60個をこえるようだ。
昨年の記録を読むと、
10月3日に収穫とあった。
 

今日は10月1日。
色づき始めたので、
そろそろ収穫の時期かなと思った。
 

部屋からのぞいてみると、
3つ個ほどきれいに色づいている柿の実があったので
とってみた。
一つはヘタのところに鋏を入れて採ろうと思ったら、
下に落ちて潰れてしまった。
ヘタだけが柿の枝に残っている。
典型的な「カキノヘタムシ」の食害だなと思った。
 

もう一つは、ヘタが黒くなっているだけでなく、
ヘタの上にカキノヘタムシの食糞が茶色に盛り上がっていた。
これもカキノヘタムシの食害にあった柿の実だ。
 

妻が柿の実の皮をむきながら、
「カキノヘタムシにやられているわ」
と言った。
柿の実のヘタ部分を見たら、
カキノヘタムシらしきものがいた。
こげ茶色をした1cmほどの細長い小さな芋虫だ。
 

5月終わりと7月後わりの2回、
消毒をしたのに効かなかったようだ。
 

色づいている柿の実が他にもあったので、
それも採った
一つの実は、おおきく色が黒ずんでいた。
多分、その部分に枯れた葉でも張りついていたようだ。
 

カキノヘタムシが秋口から蛹になるらしい。
小さな芋虫は、
柿の太い幹の皮のようなところに潜り込んで蛹に
なるらしい。
 

農協の売店へ行って、コモ(畳大の大きさ)を買ってきた。
コモを工夫して、
柿の木の太い幹3か所に巻いた。
来年の2月頃に、はずして燃えるゴミと一緒に出す予定だ。
(幹に3か所、コモを巻いた)

 

10月4日(火)、
柿の木をみると、柿の実が一斉に色づきはじめた。
手で届く範囲の柿の実を、剪定ばさみでとった。
ヘタの部分がきれいな柿の実が多いので安堵した。
 

きれいで大きい柿の実を選んで
ビニル袋に入れ、
妻に斜め前の家へ持って行くように頼んだ。
 

10月5日(水)、
バドミントンから帰ってきて、駐車場の方から柿の木を見ると、
陽光の中で赤く色づいている柿の実が目立った。
そこで、物置から脚立をだして、
本格的に柿の実を採ることにした。
 

狭い場所で脚立を立てるのに苦労しながら
30個近い柿の実を採った。
採った柿の実を濡れ縁の上へ並べた。
 

意識的に、ヘタの部分が少しおかしいものを
別にしながら並べた。